映画『ダーク・クライム』(お薦め度★★)
致命的な脚本で失敗作です。
ジム=キャリーは短髪の髭面で無愛想なキャラクターです。喜劇俳優とばかり思ってきましたが、老刑事という全く連想できないイメージチェンジを図っていました。笑うシーンは皆無です。
戦力外の刑事が返り咲こうと迷宮事件に挑む物語ですが、捜査のイロハを見過ごすという素人目にもズサン過ぎる事件捜査です。しかも、証拠が無い思い付きの逮捕は意味不明でストレスが溜まります。
ヒロインとなるフランス女優のシャルロット=ゲンズブールが全く魅力がありません。大胆なヌードを披露しますが、エロチックさのカケラもありません。そんな彼女に脈絡もなく...、どう考えてもあり得ません。
サイコスリラーなので、観ていて飽きることはないのですが、男気のないお寒い正義感の主人公には共感できず、痛いだけでした。ジム=キャリーの演技もピンと来ません。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:Dark Crimes(True Crimes)
制作年:2016
制作国:イギリス・ポーランド・アメリカ
内容時間:93分<スタッフ>
監督:アレクサンドロス=アヴラナス
製作:ブレット=ラトナー、ジョン=チェン、デヴィッド=ガーソンほか
脚本:ジェレミー=ブロック
撮影:ミハウ=エングレルト
音楽:リチャード=パトリック、トバイアス=エンハス<キャスト>
タデック:ジム=キャリー
コズロフ:マートン=ソーカス
カシア:シャルロット=ゲンズブール
マルタ:アガタ=クレシャ
グレガー:ロベルト=ヴィエツキーヴィッチ<イントロダクション>
「マスク(1994)」などの人気男優J・キャリーが、異常殺人事件に挑む警官役というハードな役どころに取り組み、新たなイメージ作りを目指した本格的サイコスリラー。「マスク(1994)」、続編も作られた「ジム・キャリーはMr.ダマー」などのコミカルなイメージが知られるがその後、シリアスな役もできると証明しつつ、当たり役に恵まれなかった感があるキャリーが、よりシリアスに振り切った意欲作。ポーランドで撮影されたためか、まさに“ダーク”なトーンで、キャリーもひげをたくわえつつも短髪というこれまでにないイメージ作りにチャレンジ。正統派のサイコミステリーを思わせるが随所に刺激的な表現もあり、野心作といっていいだろう。WOWOWの放送が日本初公開。
<放送内容>
「マスク(1994)」などの人気男優J・キャリーが、異常殺人事件に挑む警官役というハードな役どころに取り組み、新たなイメージ作りを目指した本格的サイコスリラー。警察で記録係に甘んじているタデックは、かつて捜査を担当したが犯人を挙げられなかった、性風俗クラブ“ケージ”で起きた“サドウスキー殺害事件”の再捜査に挑む。タデックは“ケージ”で何が起きていたかを記録したビデオ映像を発見し、そこに出入りしていた過激な小説家コズロフが犯人だと確信するが、当時同じ事件を担当し、今では長官に出世したグレガーとその周囲の人々は事件の真相を知られたくないという態度を取り……。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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