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2018.12.07

映画『gifted/ギフテッド』(お薦め度★★★★)

上質な感動作です。
叔父と姪の愛情物語にキュンとしました。

天才である姪の人生を輝かしいものにすることを最優先に、感情的に突っ走ることなく苦悩する叔父役クリス=エヴァンスの自虐的な憂いが絶品です。亡き姉の意志を受け継いでそれを守り抜くことを決めていた覚悟に心が打たれました。

マーク=ウェッブ監督作は初めて観ますが、心の機微の描き方が卓越しており見事な手腕です。親子とは違う叔父と姪の距離感が絶妙です。実の母親と親権を裁判で争うことになるのですが、骨肉の争いを当事者間でなくそれぞれの弁護士に舌戦させ、見識のある知的一族であることを上手く表現しています。

いや〜、久し振りにアメリカ映画で心が洗われました。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Gifted
制作年:2017
制作国:アメリカ
内容時間:102分

<スタッフ>
監督:マーク=ウェッブ
製作:カレン=ランダー、アンディ=コーエン
脚本:トム=フリン
撮影:スチュアート=ドライバーグ
音楽:ロブ=シモンセン

<キャスト>
フランク:クリス=エヴァンス
メアリー:マッケナ=グレイス
イヴリン:リンジー=ダンカン
ボニー:ジェニー=スレイト
ロバータ:オクタヴィア=スペンサー

<イントロダクション>
亡くなった姉の娘で、数学の天才であるめいを育てる男性は、めいの祖母でもある自分の母親と親権をめぐって争う。「(500)日のサマー」のM・ウェッブ監督による秀作。

初の長編劇映画「(500)日のサマー」が絶賛され、大作「アメイジング・スパイダーマン」2部作を成功させたウェッブ監督が、恐らくは本来得意な等身大の人間ドラマに戻った意欲作。「キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ」という2大ヒットシリーズでキャプテン・アメリカ役を演じるC・エヴァンスが、深い苦悩を抱えた主人公役を好演。ちなみに“ギフテッド”というタイトルは“(神に)優れた能力を与えられた者”という意味だが、不運な人生を過ごしてきた主人公への“贈り物”という意味もありそうだ。

<放送内容>
亡くなった姉の娘で、数学の天才であるめいを育てる男性は、めいの祖母でもある自分の母親と親権をめぐって争う。「(500)日のサマー」のM・ウェッブ監督による秀作。

フロリダ州でボート修理の仕事をするフランクは、自殺した姉が残した7歳のめいメアリーや、目が一つしかない猫フレッドとマイペースで暮らすが、実はメアリーは姉と同様、数学の天才だった。だが多感なメアリーは同級生たちと問題を起こすことが多く、学校側は英才教育を施す私立校への転校をフランクに勧める。さらにメアリーの祖母イヴリンはメアリーをフランクの姉のように育てようと、法廷にメアリーの親権の変更を訴え出る。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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