映画『去年の冬、きみと別れ』(お薦め度★★★★)
かなりハイレベルな脚本です。見事に騙されます。
想定外のラストに驚かされました。
ただし、全てをのみ込むシナリオは、虚構と事実をないまぜにしたため、正義の線引が崩れようにも感じさせ後味の悪さを残しました。
映像はシャープで重厚です。サスペンスに相応しいものでした。
ガンちゃんこと岩田剛典はカッコイイし、斎藤工のダークな演技力は申し分ありませんでした。
本作のような秀作が多く登場すれば、邦画界の価値が上がることは間違いありません。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
制作年:2018
制作国:日本
内容時間:119分<スタッフ>
監督:瀧本智行
脚本:大石哲也
撮影:河津太郎
音楽:上野耕路<キャスト>
耶雲恭介:岩田剛典
松田百合子:山本美月
木原坂雄大:斎藤工
小林良樹:北村一輝
木原坂朱里:浅見れいな
吉岡亜希子:土村芳
編集長:矢島健一
北川聡介:Mummy-D<イントロダクション>
天才カメラマンは連続殺人鬼なのか……。岩田剛典、山本美月、斎藤工など豪華キャストを迎え、中村文則による話題の同名小説を、WOWOW FILMSも参加して映画化。「土の中の子供」が第133回芥川賞に輝いた中村文則の同名小説を、「犯人に告ぐ」「脳男」などの瀧本智行監督が映画化。画面にいきなり“第二章”と出る趣向が観る者を驚かせるが、物語の後半で描かれる“第一章”こそ前半の謎を解く鍵となる凝った構成。「HiGH&LOW」シリーズでも俳優として活躍する岩田に対し、これまで演じてきた役柄と一線を画すような役どころで斎藤がダークな表情を見せ、その熱演も大きな見ものだろう。特に終盤、次々と畳み掛けられる意外な事実の数々にあっと驚かされるのは確実。
<放送内容>
恋人・百合子との結婚を控えるフリーランスの記者・耶雲恭介は、天才カメラマンとされる木原坂雄大が起こしてきたと疑われる連続殺人事件について書くことを週刊誌の編集者、小林に頼んで承諾を得る。雄大は女性に火を付け、彼女たちが焼死する様子を撮影していると疑われていたが、犠牲者たちには必ず愛する人がいた。雄大自身から密着取材する許可を得た恭介だが、雄大は百合子に目を付け、自分の作品のモデルにしようとし……。<鑑賞チャネル>
WOWOW
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