先のBクラスで自動運転(レベル2)に驚かされましたが、今度のAクラスでは、メルセデス・ベンツがコネクテッドカーを既に実現していることを知り、ただただ感嘆するばかりです。
現時点で、最先端というか未来の自動車でした。コネクテッドカーとは、インターネットに常時接続する自動車です。要するに自動車にSIMカードの通信機能が搭載されていて、自動車をリモートコントロールできることを意味します。
アプリ「Mercedes me」を眺めていると、A180の現在の駐車場所が表示され、ドアがロックされているか分かります。当初はBluetooth接続した自分のスマホを経由して、駐車位置は過去のデータを参照しているだけと思っていたのですが、他の項目で例えばパーキングブレーキは「作動中」と表示されます。これは常にA180の情報をオンラインでやりとりしている状態を示しており、コネクテッドカーであることを確信しました。
ようやく、何故A180納車時にMercedes me connectの利用規約を承認することが必須だったのか分かりました。Mercedes me connectのサービスを利用することがコネクテッドカーとなることと同意だったのです。
Mercedes me connectサイト
http://www.mercedes-me-connect.jp/
スマホのアプリ「Mercedes me」とA180のBluetooth接続ばかりに気を取られていましたが、自分の「Mercedes me」アカウントとA180を連携することで、コネクテッドカーが実現するのです。したがって、スマホの有無は関係ありません。
凄いですね!実際使いませんが、職場から自宅の駐車場にあるA180のドアのロックを解除することもアプリ「Mercedes me」で簡単に出来ます。
インターネットで調べたところ、2017年8月にメルセデス・ベンツは欧州で先行していたMercedes me connectを日本に導入しました。当初はCクラス以上が対象車種だったようですが、Aクラスも対象になったようです。ちなみにBクラスはまだです。
私がA180で利用できるMercedes me connectサービスの一覧は次の通りです。
・ローカルサーチ: 36ヶ月間有効
・リモート車両(ステータス)確認: 36ヶ月間有効
・プレディクティブナビゲーション: 36ヶ月間有効
・事故および故障管理: 最長で十年間有効
・Online UI Weather: 36ヶ月間有効
・テレダイアグノシス: 最長で十年間有効
・パーソナル設定: 36ヶ月間有効
・天気情報表示: 36ヶ月間有効
・デジタルアシスタント: 最長で十年間有効
・リモート車両診断: 最長で十年間有効
・USBオンデマンド地図更新: 36ヶ月間有効
・グローバルサーチ: 最長で十年間有効
・メンテナンス通知: 最長で十年間有効
・リングアトロニック オンライン音声コントロール: 36ヶ月間有効
・駐車位置検索: 36ヶ月間有効
・車両位置検索: 36ヶ月間有効
・ガソリンスタンド表示: 36ヶ月間有効
・24時間緊急通報サービス: 最長で十年間有効
・ソフトウェア アップデート: 最長で十年間有効
・リモートドアロック&アンロック: 36ヶ月間有効
・ECO表示: 最長で十年間有効
サービス毎に3年と10年の期間有効です。
何といっても安心・安全のための最重要サービスが「24時間緊急通報サービス」です。これはバックミラー付近の室内灯スイッチのところに、SOSボタンがあります(写真参照)。このボタンを押すとオペレーターに通話できて助けが呼べます。
これだけサービスが盛り沢山ですが、Mercedes me connectの料金は支払っていません。テレマティクサービスとして標準装備の中に含まれているようです。3年の有効期間が切れると有償で継続利用できるのだと思いますが、詳細は今後確認します。
それにしても自動運転でもそうでしたが、コネクテッドカーについてもそれほど宣伝しているようには思えません。メルセデス・ベンツなら先進技術は当たり前に取り組んでいるというブランドのプライドなのかもしれません。
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