映画『パーフェクト・ワールド 世界の謎を解け』(お薦め度★)
ほとんど外れがないロシア映画の中で最低でした。駄作です。
パラレルワールドがテーマですが、SFのアイデアは陳腐で、ファンタジーとして割り引いて観ても、理科室の人体模型のようなVFXでの表現があったりしてドン引きします。
なかなか物語の設定を理解するのに時間がかかり、しかも意味不明な制約があってチンプンカンプンでした。唯一SFらしさを現すマトリョーシカの巨大ロボットが登場しますが、ダサくて悪ふざけにしか感じらません。
主人公は気の抜けた二枚目だし、ヒロインを含めた女優陣の器量の低さにがっかりです。
続編ありきの中途半端過ぎるラストに呆気にとられました。こんなお粗末なレベルで続編が作られたとしたら、逆の意味で驚きです。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:Chernovik
制作年:2018
制作国:ロシア
内容時間:116分<スタッフ>
監督:セルゲイ=モクリツキー
製作:ナタリヤ=モクリツカヤ、ミラ=ロザノヴァ、ウリアナ=サヴェルヴァ
脚本:セルゲイ=モクリツキー、マクシム=ブダリンほか
撮影:アレクサンドル=タナノフ<キャスト>
キリル:ニキータ=ヴォルコフ
レナータ:セヴェリヤ=ヤヌサウスカイト
ローザ:ユリア=ペレシルド
アントン:エフゲニー=ツィガノフ
アンナ:オルガ=ボロフスカヤ
フョードル:ヴィレン=バビシェフ<イントロダクション>
申し分ない人生を歩んでいたはずの青年が、自分が存在しないパラレルワールドに入り込んだことから数奇な運命を歩み始める。ロシア製の壮大なSFアクションファンタジー。「ナイト・ウォッチ」で知られるS・ルキヤネンコのベストセラー小説を映画化。誰も自分の存在を知らないパラレルワールドに入り込んだ主人公の男性が、やがてあらゆる世界と世界を結ぶゲートキーパーとしての能力を得て、世界を救うための冒険を繰り広げる。19世紀風の文化とハイテクが融合したスチームパンク的なパラレルワールドや、巨大なマトリョーシカロボットとのバトルなど、壮大な世界観とビジュアルが見もの。ちなみに原作小説には完結編に当たる続編が存在し、そちらも映画化が待たれるところだ。
<放送内容>
天才ゲーム開発者として申し分ない人生を歩むキリル。だが、恋人と破局したときから彼の身に奇妙なことが起き始める。自分のアパートの部屋が別人のものになり、やがて友人知人から彼の記憶が消え、ついには役所の記録さえも消えたのだ。存在しない人間となった彼は、導かれるように古びた塔にたどり着き、自分がパラレルワールドに入り込んだこと、そして世界と世界を行き来するゲートキーパーとして特殊な能力を得たことを知る。<鑑賞チャネル>
WOWOW
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