映画『クリムゾン・プラネット』(お薦め度★★★)
パンドラの箱を開いたその先を描く野心的な物語です。
一見、シンギュラリティ後の人工知能(AI)と人間の関係性をテーマにしていると思わせておいて、実はそれ以上の世界が語られています。イギリス映画のSFはちょっと小難しいです。
分かりにくい内容ながら、想像を超える地点に到達します。
主演のケイティ=サッコフは、どこかで観た顔でした。当ブログを検索したらドラマ「24 -TWENTY FOUR- <シーズンⅧ>」がヒットしました。CTUの上級データ分析官を演じたアメリカ人女優です。複雑な心理描写が出来る演技派です。
ちなみに、邦題のクリムゾン(Crimson)とは、深い赤、深紅色、あかね色の意味です。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:Origin Unknown(2036 Origin Unknown)
制作年:2018
制作国:イギリス
内容時間:95分<スタッフ>
監督・原案:ハズラフ=ドゥルール
製作:ジェームズ=T=ライアン、アニス=シュレウェト
脚本:ゲイリー=ホール
撮影:アダム=スカルソープ
音楽:マイケル=スティーヴンス<キャスト>
マック(マッケンジー):ケイティ=サッコフ
リーナ:ジュリー=コックス
スターリング:レイ=フィアロン
アーティ(声):スティーヴン・クリー
<イントロダクション>
2036年、人類が送り込んだ探査機は火星の地表で正体不明の“キューブ(立方体)”を発見するが……。凝ったVFXを駆使した、壮大なスケールの物語の本格SFドラマ。
人類の宇宙進出において、AI(人工知能)が人間よりも重要になった近未来、人類の常識を超えた存在、“キューブ”が火星の地表で見つかるが……。少ない登場人物とセットからB級映画風だが、凝ったVFXや後半でぐんぐんとスケールアップする展開など、これはSF映画ファンにとってはお楽しみというべき拾い物。主演は傑作SFドラマ「バトルスター・ギャラクティカ」(別邦題「GALACTICA/ギャラクティカ」)のスターバック役でSFファンに大人気の女優K・サッコフ。WOWOWの放送が日本初公開。<放送内容>
2030年、宇宙船“マーシャン1”は火星への到着に失敗してしまう。これをきっかけに地球の“USPC(宇宙惑星連合社)”は宇宙船のコントロールをAIの“アーティ”に任せるようになる。2036年、火星の軌道上に浮かぶ衛星から火星の地表に探査機が送り込まれ、姉リーナが“USPC”で重職にいる女性オペレーター、マックは渋々ながら“アーティ”を補佐するが、探査機は謎めいた未確認物体“キューブ”を発見し……。<鑑賞チャネル>
WOWOW
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