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2019.03.19

映画『ハードコア』(お薦め度★★)

一人称視点という大胆映像で全く面白くありません。チャレンジし過ぎです。
まるで、アクションカメラGoPro(ゴープロ)のプロモーションのようでもあります。

 

しかもタイトル通り、過激なバイオレンスとポルノグラフィのシーンを怒涛のごとく流すのでメリハリがなくなって、逆にある意味平板になってしまいました。折角驚きのアイデアを詰め込んでいるのに効果的ではありません。

 

そもそも、主人公のヘンリーは、目線でしか登場していないのでキャストに名前がなく、存在自体が黒子という不思議な位置付けになってしまっています。ゲームでさえ自分のアバターを操作することで二人称視点(と言うのでしょうか)で黒子になりません。

 

今のところ、エンタメとしての一人称視点はVRのアダルトビデオでしか通用しないのではないでしょうか。

 

映像に関しては超最先端でしたが、それが楽しめるもので無いことが証明されました。

 

以下、WOWOWオンラインから引用。

 

<作品データ>

原題:Hardcore Henry

制作年:2015

制作国:ロシア・アメリカ

内容時間:97分

 

<スタッフ>

監督・脚本:イリヤ=ナイシュラー

製作総指揮:シャールト=コプリーほか

製作:ティムール=ベクマンベトフ、イリヤ=ナイシュラー、インガ=ヴェインシュタイン=スミスほか

撮影:フセヴォロド=カプトゥール、ヒョードル=リャッス、パシャ=カピノス

音楽:ダーシャ=チャルーシャ

<キャスト>

ジミー:シャールト=コプリー

エイカン:ダニーラ=コズロフスキー

エステル:ヘイリー=ベネット

ヘンリーの父親:ティム=ロス

<イントロダクション>

サイボーグとして生まれ変わる主人公の“一人称視点”の映像で描いた、大胆不敵なハードバイオレンスアクション。どうやって撮影したか分からない驚異のアクションを満載。

 

日本のTVでも出演者に取り付けたり、狭い自動車の車内を撮影する際に使われる小型カメラ“GoPro(ゴープロ)”の特注モデルを全編で使用。主人公ヘンリー役のスタントマンたちにカメラを取り付けて撮った場面がほとんどで、観客は自分がヘンリーになったようなリアリティや、FPSゲームのプレーヤーになったかという臨場感を味わえる。VFXも使いつつ、ヘンリーが高所から飛び降りる場面など、どうやって撮影したか分からないマジカル演出を満載。リアル過ぎて時折、映像がぶれるが、慣れるとそれも一興。

 

<放送内容>

記憶を失った男性が目覚めたのは見知らぬ研究所の一室。彼の妻だという美女エステルによれば、彼の名前はヘンリーで、極度の重傷を負っていた彼は一部の手足を手術で機械に交換される。そこへ念力を操る悪党エイカンと武装したその部下たちが押し入ってきて、ヘンリーはエステルとともに研究所の外へ脱出する。だがエステルは敵に捕まり、ヘンリーは単独で窮地を脱する事態に。そんなヘンリーはジミーという男性に救われるが……。

<鑑賞チャネル>

WOWOW

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