映画『黒い箱のアリス』(お薦め度★★★)
スタイリッシュな映像で雰囲気が奇異です。
ダークファンタジーと呼ぶべき、不可解さと不安定さを持っています。
タイムループに関しては、『LOOP/ループ-時に囚われた男-』と同様な表現を用いています。欧州映画ではタイムループとパラレルワールドを組合わせた解釈は特別なものではないのかもしれません。
登場する少女と姉弟が美形でいたいけなので、そこで起こる凄惨な出来事があまりにギャップがあって思考停止に追い込まれます。
作品としては高評価できないのですが、予想を超える衝撃的なシーンは後々まで記憶に残ってしまうことでしょう。
新しい感覚を持った孤高の作品です。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:Black Hollow Cage
制作年:2017
制作国:スペイン
内容時間:106分<スタッフ>
監督・脚本:サドラック=ゴンサレス=ペレヨン
製作:ハビエル=アグアイヨ
撮影:イバン=ロメロ
音楽:セルヒオ=ラミス<キャスト>
アリス:ロウェナ=マクドネル
アダム:ジュリアン=ニコルソン
エリカ:アイデ=リサンデル
ポール:マルク=プッジェネル
デヴィッド:ウィル=ハドソン
ベアトリス::ルーシー=ティレット<イントロダクション>
事故で母親と自らの右腕を失い、心を閉ざす少女アリス。森の中で巨大な黒い立方体を見つけた時から、彼女の運命が変わり始める。スペインの新鋭が放つ新感覚SFスリラー。思うだけで動くロボット義手、首輪に付けた装置で人と会話する犬、そして森に出現した謎の黒い立方体……。奇妙なガジェットと予測不能の展開で観客を翻弄する新感覚SFスリラー。スペイン映画界の新鋭S・ゴンサレス=ペレヨン監督が脚本も担当、スタイリッシュな映像も含めて才気走った演出を披露した。メインストーリーには決着が付くが、アリスがなぜ犬を母と呼ぶのかといったいくらかの謎はそのまま残し、さまざまな解釈ができるような深みを与えている。主演L・マクドネルの美少女ぶりも印象深い。
<放送内容>
父親が起こした事故で母親と自らの右腕も失った少女アリス。現実を受け入れられない彼女は人間の言葉を話す装置を付けた犬をママと呼び、父親に心を閉ざしていた。そんなある日、彼女は家を囲む森の中で大人の背丈ほどもある不思議な黒い立方体を見つける。その中にはなんと彼女自身の筆跡で「彼らを信じないで」と記されたメモが。程なく、父が森の中に倒れていたという姉弟を保護してくる。“彼ら”とは姉弟のことなのか?<鑑賞チャネル>
WOWOW
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