映画『LOOP/ループ-時に囚われた男-』(お薦め度★★★★)
単なるタイムループでは無く、タイムループとパラレルワールドを組合わせた独創的な演出です。
これによって、一層不可解で不条理な無限ループのサスペンスになりました。
ラストは、本当にゾッとしました。
ハンガリー映画は初です。
作品としての基本的な構成がしっかりしています。
導入のツカミはOKですし、畳み掛ける謎の展開は見事です。
俳優の演技力も文句無しでした。
欧州映画には日本に紹介されていない秀作がまだまだ眠っていそうです。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:Hurok
制作年:2016
制作国:ハンガリー
内容時間:96分<スタッフ>
監督・脚本:イシュティ=マダラース
製作:タマス=ハトラッサ
撮影:アンドラス=ナジ
音楽:エイドリアン=フォークス、ルシオ=ゴドイ<キャスト>
アダム:ディーネシュ=サーラズ
アンナ:ドリナ=マルティノヴィチ
デジュー:ジョルト=アンゲル<イントロダクション>
麻薬密売人の主人公が、同じ時間を繰り返すタイムループの渦に捕らわれてしまう。果たして彼は悲劇を避けて時を進めることできるのか? ハンガリー発の異色サスペンス。
自分や恋人が命を落とす姿を目撃した主人公が、何度となく繰り返される時の中で、待ち受ける悲劇を避けようと奔走する姿を描いたハンガリー製のタイムループサスペンス。同じ時間を繰り返して過去の過ちをやり直すというループ系の作品は多数作られているが、本作は同じ時間軸に繰り返した分だけ別の自分が存在しているという点が独特。自分自身の死体と対面したり、死んだ恋人が別の場所では生きていたりと、意図的に混乱を誘うような描写も随所にあり、何度も見返したくなるようなトリッキーな展開が見どころだ。
<放送内容>
麻薬密売人のアダムは、ボスのデジューから預かった大量の麻薬を持ち逃げする計画を立てていた。だが彼は出発間際に大事なチケットがないことに気付き、妊娠が発覚して計画に乗り気でなかった恋人アンナが持ち出したと考える。街に飛び出し、ようやくアンナを見つけ出すアダム。だが、なぜかアンナは驚愕した顔でアダムを見て「なぜ生きてるの?」と叫び、アダム自身がデジューに殺される瞬間が写っているというビデオを取り出す。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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