映画『ゴッホ 最期の手紙』(お薦め度★★★)
ゴッホの油絵が動く独創的なアニメーション作品です。
実際に役者が演じた映像に油絵を重ねており、極めて芸術的で格調高い演出です。
しかも、ゴッホの最期の謎を回想で追う脚本は非常に練られています。
ゴッホの人物像と彼の絵の芸術性の両面から、映画として同時に描き出そうとする制作陣のアイデアと情熱に圧倒されます。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:Loving Vincent
制作年:2017
制作国:イギリス・ポーランド
内容時間:95分<スタッフ>
監督:ドロタ=コビエラ、ヒュー=ウェルチマン
製作:ヒュー=ウェルチマン、ショーン=ボビット、イヴァン=マクタガード
脚本:ドロタ=コビエラ、ヒュー=ウェルチマン、ヤツァク=デネル
撮影:トリスタン=オリヴァー、ウカシュ=ジャル
音楽:クリント=マンセル<キャスト>
アルマン=ルーラン:ダグラス=ブース/声)山田孝之
ガシェ医師:ジェローム=フリン/声)村治学
フィンセント=ファン=ゴッホ:ロベルト=グラチーク/声)三宅健太
ルイーズ=シュヴァリエ:ヘレン=マックロリー/声)幸田直子
マルグリット=ガシェ:シアーシャ=ローナン/声)伊藤かな恵<イントロダクション>
今なお多くの謎に包まれた悲劇の天才画家V・ファン・ゴッホの最期を、全編彼の絵のタッチを模した“動く油絵”としてアニメーションドラマ化した異色の体感型アート映画。19世紀のオランダが生んだ悲劇の天才画家ゴッホ。今なお多くの謎に包まれた彼の最期を、あっと驚く独創的な手法を駆使して映画化。「メアリーの総て」のD・ブース、「レディ・バード」のS・ローナンらの共演でまず実写として撮影した映像をもとに、総勢125人の現代の画家たちが、ゴッホの絵のタッチを再現しつつ、62450枚もの油絵を制作。それをさらに、1秒に12枚の油絵を撮影した高解像度映像によって“動く油絵”として再構成し、このなんとも魔訶不思議な体感型の異色アート映画がここに誕生した。
<放送内容>
無気力な日々を過ごしていた青年のアルマンは、ある日、郵便配達人の父から1通の手紙を託される。それは、1年ほど前に北フランスの農村で自殺したオランダ人画家で、父の友人でもあったゴッホが、弟のテオに宛てて書いたきり、出し忘れていた手紙だった。その手紙をテオに届けるべく、パリへと旅立ったアルマンは、その過程で、さまざまな人々からゴッホについてあれこれ聞かされ、自殺とされる彼の死に疑問を抱くようになる。<鑑賞チャネル>
WOWOW
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