ついに陥入爪の手術に踏み切った
2017年1月から息子の足親指の陥入爪(かんにゅうそう)の治療を東京医科歯科大学付属病院 皮膚科 フットケア外来で行ってきたのですが、2年目にしてついに爪そのものを手術しました。
息子の足の右親指の図です。
図の通り先端のほうが広がる扇形の形をしており、子供の頃から爪先の厚さが薄い体質です。
陥入爪は、点線の部分が伸びずに途中でL字型になった箇所が皮膚を刺すことによって起こります。
欠けたL字部分が皮膚を刺して傷口をつくり、それが化膿してジュクジュクした肉芽腫になります。ジュクジュクした肉芽腫は爪の成長を阻害して右サイドはL字型のままの状態で、絶えず皮膚を刺し続けます。
2年間の治療は爪と皮膚の間にチューブを入れて、爪が皮膚を刺さないようにして、L字型に欠ける右サイドを点線のように伸ばそうとしてきました。しかし、次の治療の前にチューブが取れてしまいます。取れるとすぐに皮膚を刺して肉芽腫が悪化させるサイクルを繰り返してきました。
GW前4月26日の治療ではチューブを入れて爪に縫い付けてくれたので、5月10日の診察ではチューブが取れず肉芽腫が小さくなっていました。そこでフットケア外来の3人の医師が集まって協議してくれました。その結果、このタイミングで右サイド(ピンク部分)をカットして爪の根本を薬品で処理して爪が生えない手術をすべきとの結論です。手術すれば通院することも無くなると伝えられ、息子は手術を受けることを決断しました。突然の手術なのに大したものです。
診察室から処置室に移り、処置用のベットに息子は横になりました。ともかく手術のために足の指の付け根に麻酔注射を打つのですが、大人でも悲鳴を上げるほどの痛さということです。痛さを耐えるために、息子の膝を押さえて手を握りました。表2箇所、裏2箇所の計4箇所に注射です。相当痛そうでしたが、何とか耐えていました。
麻酔が効いてから数分で爪の右サイドのカットと爪を生やさない根本の処置は終わりました。
足の親指にガーゼが大きく巻かれ履いてきた運動靴に足が入らないので病院の売店で一番大きい3Lのスリッパを購入(1950円)しました。それを履かせて、1階の会計窓口で手続き(診療費4660円)を取り病院を出ました。JR御茶の水駅前の薬局に行き、処方してもらった化膿止めの薬を40分待って購入(800円)しました。
さて、電車で帰る訳にはいきません。タクシーを使うことにしました。駅前のタクシー乗り場から17時40分に乗車して、19時に自宅につきました。乗車料金は1万6010円でした。
来週術後の経過観察のために受診します。2015年から発症した陥入爪の治療が4年掛けてようやく終わります。
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コメント
息子さん、大変でしたね。よく頑張った!!
早く良くなることを祈っています。
投稿: Tad | 2019.05.12 11:40
>Tadさん、ありがとうございます。
やっと普通の学生生活が送れると思います!
良かったです。
投稿: erabu | 2019.05.12 12:35