映画『ウィッチ』(お薦め度★★★)
異色過ぎるホラー映画です。
家族の間でも信仰心が試されて、やがて一家が崩壊する様は絶望的です。不条理なうえに襲い掛かる超常現象は理解を超えています。
家族愛が何の助けにもならず、人としての尊厳が捻じ曲げられるおぞましさが残酷です。
まさに魔女映画と呼ぶにふさわしい作品です。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:The VVitch: A New-England Folktale(魔女:ニューイングランド民話)
制作年:2015
制作国:アメリカ
内容時間:93分<スタッフ>
監督:ロバート=エガース
製作総指揮:クリス=コロンバスほか
製作:ジェイ=ヴァン=ホイ、ラース=クヌードセン、ジョディ=レドモンドほか
脚本:ロバート=エガース
撮影:ジェアリン=ブラシュケ
音楽:マーク=コーヴェン<キャスト>
トマシン:アニヤ=テイラー=ジョイ
ウィル:ラルフ=アイネソン
ケイト:ケイト=ディッキー
ケイレブ:ハーヴィー=スクリムショウ
マーシー:エリー=グレインジャー
ジョナス:ルーカス=ドーソン<イントロダクション>
17世紀のニューイングランド地方で、ある一家が怪現象に見舞われる……。本作でサンダンス映画祭監督賞を受賞した、新人監督R・エガースによるサスペンスホラーの秀作。キリスト教を強く信じる一家がそれゆえか、次々と悲劇に巻き込まれていく……。不可思議な現象が次々と起きるホラーであると同時に、シリアスなホームドラマとしても、信仰と人間の関係を描いた心理劇としても、密度が濃い逸品。モノクロに近い独特の映像美と、抑制を利かせた恐怖演出も鮮烈で、映画好きなら新鋭エガース監督は要マークだ。「ハリー・ポッター」シリーズ第1・2作の監督C・コロンバスらが製作総指揮。トマシン役の美少女A・テイラー=ジョイは続いて「スプリット」「ミスター・ガラス」にも出演。
<放送内容>
1630年代のニューイングランド地方。ウィルを家長とし、その妻ケイトや子ども5人から成る一家は、キリスト教徒として敬虔過ぎると周囲に見なされ、村を追放されて郊外の森のそばに引っ越す。そこで赤ん坊サムが行方不明になる事件が発生。ウィルはその際、サムといた長女トマシンが魔女なのではないかと疑いだす。やがて初潮を迎えたトマシンと彼女に好意を抱く長男ケイレブはサムを捜そうと、行くことを禁じられた森に入る。<鑑賞チャネル>
WOWOW
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