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2019.06.30

映画『ザ・アウトロー』(お薦め度★★★★★)

圧倒されました。
まさに、アル=パチーノとロバート=デ=ニーロが共演した『ヒート』を彷彿とさせるクライムサスペンスで、男同士のプライドが激突します。
今さら、銀行強盗のサスペンスとなめていたのですが、知的な犯罪集団と重犯罪特捜班の熱血刑事がガチンコで渡り合う見応えのあるストーリーでした。

ジェラルド=バトラーが主演で、『エンド・オブ・キングダム』並みの作品なので、観終えてから調べたところ、何と『エンド・オブ・キングダム』で脚本を務め、本作で監督として初メガホンをとったクリスチャン=グーデガストだったのです。道理でクオリティが高いはずです。

しかも、事件解決後の逸話に驚かされます。脚本の3つのルールを完成させたうえに、その先を行っています。

最近顕著に復活を遂げているアメリカ映画の秀逸さを存分に表した作品です。

それにしても、本作が日本でほとんど知られていないのは問題ではないでしょうか。宣伝で目にするのはディズニー作品ばかりで、アメリカ映画でさえ物凄い作品の情報が届かなくなっています。

本作を予定して劇場鑑賞した方を尊敬します。大スクリーンでの迫力は半端なかったはずです。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Den of Thieves
制作年:2018
制作国:アメリカ
内容時間:140分

<スタッフ>
監督・脚本:クリスチャン=グーデガスト
製作:マーク=キャントン、タッカー=トゥーリー、ジェラルド=バトラーほか
原案:クリスチャン=グーデガスト、ポール=シュアリング
撮影:テリー=ステイシー
音楽:クリフ=マルティネス

<キャスト>
ニック=オブライエン:ジェラルド=バトラー
エンソン=ルヴォー:カーティス=“50セント”=ジャクソン
メリーメン:パブロ=シュレイバー
ドニー=ウィルソン:オシェア=ジャクソン=ジュニア
ホリー:メドウ=ウィリアムズ

<イントロダクション>
世界屈指の犯罪多発都市LAを舞台に、大金を狙う熟練の銀行強盗団と重犯罪特捜班を率いる型破りな刑事が真っ向から対決するさまを、迫力と臨場感満点に綴ったアクション。

片や、用意周到な計画を練り、次々と銀行強盗を成功させてきた熟練の犯罪者集団。他方、そうはさせじと重犯罪特捜班を率いて彼らの前に立ちはだかる、命知らずの熱血刑事。そんな両者が犯罪多発都市LAを舞台に真っ向から激突し、3000万ドルの大金をめぐって死闘を繰り広げるさまを、全編、手に汗握る見せ場満載で激写。とりわけクライマックスでの息詰まる銃撃戦は、迫力と臨場感満点。G・バトラー、P・シュレイバーらも好演を披露し、「ヒート」や「ザ・タウン」を彷彿とさせる熱い男のドラマに仕上がった。

<放送内容>
48分に1回の割合で銀行強盗が発生する、世界屈指の犯罪多発都市LA。郡保安局の重犯罪特捜班を率いる熱血刑事ニックは、すねに傷を持つバーテンダーのドニーを締め上げて、かねてからその後を追っていたプロの犯罪者集団メリーメン一味が、廃棄処分される予定の古い札束を狙った大胆不敵な銀行強盗を企てていることを知る。その計画実行の当日、メリーメン一味は、待ち構える警察捜査陣の裏をかく意外な行動に打って出て…。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.06.29

映画『リミット・オブ・アサシン』(お薦め度★★)

陳腐です。
脚本、演出はダメです。全くリアリティがありません。
凶悪な犯罪組織というわりに、描き方が薄っぺらくガッカリさせられます。

何と言っても、イーサン=ホークの劣化が酷過ぎます。やさぐれた元殺し屋という設定ではあるものの、若い頃の2枚目が台無しです。ビジョアルは正直観たくないレベルです。

ヒロインの中国人女優シュイ=チンもイマイチです。美人でも無いしアクションは中途半端で物足りなさを感じました。

イーサン=ホークといえば、『アサルト13 要塞警察』です。これを期待したのが間違いでした。

<作品データ>
原題:24 Hours to Live
制作年:2017
制作国:アメリカ・中国
内容時間:93分

<スタッフ>
監督:ブライアン=スムルツ
製作:ベイジル=イヴァニク、グレゴリー=ウェノン、マーク=ギャオ
脚本:ロン=ミタ、ジム=マクレイン、ザック=ディーン
撮影:ベン=ノット
音楽:タイラー=ベイツ

<キャスト>
トラヴィス=コンラッド:イーサン=ホーク
リン=ビセット:シュイ=チン
ジム=モロウ:ポール=アンダーソン
ウェツラー:リーアム=カニンガム
フランク:ルトガー=ハウアー

<イントロダクション>
蘇生実験によって死のふちからよみがえり、自分を捨て駒に利用した組織への復讐に立ち上がる殺し屋を、「魂のゆくえ」のE・ホークが熱演したSF仕立てのB級アクション。

近年は幅広い役柄をこなし、「魂のゆくえ」で数々の主演男優賞を受賞して絶賛を博したホークが、本作では久々に本格アクションに挑戦。任務中に命を落としたものの、蘇生実験によって1日限り息を吹き返した凄腕の殺し屋が、自分を捨て駒に利用した組織への復讐に立ち上がるさまを、人生の哀愁を漂わせながら体当たりで熱演するほか、「LOOPER/ルーパー」の中国人女優シュイ・チン、「ブレードランナー」でおなじみのオランダの名優R・ハウアーら、共演陣も豪華多彩。監督はスタントマン出身のB・スムルツ。

<放送内容>
非情な犯罪組織レッドマウンテンは、組織の重大な機密情報を知る男が警察に証言する前に彼の暗殺を企てるが、証人を護送する女性捜査官のリンに阻まれて計画に失敗。愛する妻子を失い、故郷で隠遁生活を送っていた殺し屋のトラヴィスが、組織から指令を受けてリンへの接近を図るが、彼女に逆襲されて命を落とすはめに。蘇生実験によって1日限り息を吹き返したトラヴィスは、自分を捨て駒に利用した組織に復讐することを心に誓う。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.06.28

テレビドラマ「男はつらいよ」最終話をYouTubeで視聴した

「男はつらいよ」シリーズ50作目「男はつらいよ50 お帰り 寅さん」の特報がYouTubeで解禁されたので出社して仕事前に観ました。YouTubeは自動再生に設定しているのですが、次の動画が何とテレビドラマ「男はつらいよ」最終話(39分30秒)でした。まさか1話まるごと鑑賞できるとは思ってもいませんでした。

https://youtu.be/4Q5C0j9In2Y

当然ながら白黒です。
寅さんが若い!長山藍子のさくらは色っぽいですね。
この最終話があまりに不評だったので映画化されたことは知っていましたが、流石に酷い話でストーリー展開も変でした。

この動画コメントには、過去にもコピーが登場しては削除されているようです。第1話もありました。途中で音声が途切れます。

https://youtu.be/mKu6gbqu45M

ちなみに、シリーズ50作目の特報は30秒の尺でこちら。

 

【テレビドラマ「男はつらいよ」最終話データ】
<オンエア情報>
フジテレビ、1968年10月3日~1969年3月27日放送。全16話。

<キャスト>
車寅次郎:渥美清
さくら(櫻):長山藍子
諏訪博士(ひろし、医師。さくらの夫):井川比佐志
車竜造(おいちゃん):森川信
車つね(おばちゃん):杉山とく子
川又登(寅の舎弟でとらやの従業員、最終回では喫茶店従業員に転職):秋野太作
坪内散歩(英語の先生、寅の恩師で最終回では故人):東野英治郎
坪内冬子(マドンナ。寅とさくらの幼馴染):佐藤オリエ
雄二郎(自称・寅の実弟。タネ違いの弟):佐藤蛾次郎

<スタッフ>
原案・脚本:山田洋次
演出:小林俊一
音楽:山本直純
技術:永島敏夫
美術:中田竜介

【関連記事】
2011.12.24 寅さんをWOWOWで全部観るぞ!【追記あり】

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アニメ「続・終物語」[全6話](お薦め度★★★)

「終物語」と対を成すのですが、「終物語」を鑑賞したのは4年前でほとんど忘れています。既に映画『傷物語』でシリーズが完結出来たと感慨に耽っていますので、本作はあくまでアナザーストーリーとして楽しみました。

設定が「終物語」の鏡の中の世界で、キャラクターが従来のもので無く、似て非なる異世界での振る舞いが描かれています。八九寺 真宵(はちくじ まよい)が大人になって登場するというサプライズがあり、〈物語〉シリーズで一番好きなキャラクターだけにうれしくなりました。

ただし、従来のキャラクターをほとんど把握出来ておらず、名前とキャラクターが一致することは少ないため、ストーリーを追うのは土台無理でした。半分以上分かっていないのに、ただただ惰性で観てしまいました。

それにしても、よくこれだけの新たな視点で怪異の深堀を行えるものだなぁと西尾維新の意欲に改めて驚かされます。

以下、公式サイトから引用。


<オンエア情報>
TOKYO MX、2019年5月19日~6月23日毎週日曜0:00放送。

<スタッフ>
原作:西尾維新 『続・終物語』(講談社BOX)
キャラクター原案:VOFAN
監督:新房昭之
シリーズ構成:東富耶子、新房昭之
キャラクターデザイン・総作画監督:渡辺明夫
アニメーション制作:シャフト

<キャスト>
阿良々木 暦:神谷浩史
戦場ヶ原ひたぎ:斎藤千和
八九寺 真宵:加藤英美里
神原駿河:沢城みゆき
千石撫子:花澤香菜
羽川 翼:堀江由衣
阿良々木 火憐:喜多村英梨
阿良々木 月火:井口裕香
斧乃木 余接:早見沙織
老倉 育:井上麻里奈
忍野 扇:水橋かおり

<イントロダクション>
阿良々木暦の物語は終わった。地獄のような春休みから始まり、いくつものめぐり合わせを経て、阿良々木暦の高校生活最後の一年間は終わった--かに思えた。だが卒業式を終えた翌朝、思いがけない事態が起こる。暦は、鏡の世界に迷い込んでしまっていた。これは、高校生でもない、大学生でもない、そんな時期に阿良々木暦が体験した、終わりの、続きの物語。

<ストーリー>
高校の卒業式の翌朝。顔を洗おうと洗面台の鏡に向かい合った暦は、そこに映った自分自身に見つめられている感覚に陥る。思わず鏡に手を触れると、そのまま指先が沈み込んでいき……。気がついたとき、暦はあらゆることが反転した世界にいた。

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2019.06.27

ドラマ「パーフェクトワールド」[全10話](お薦め度★★★★★)

素晴らしい!王道のラブストーリーを堪能しました。
脚本と演出、キャスティングとどれをとっても文句無しです。極めて優れた作品でした。

毎週泣かされました。そして、波乱を予想させる予告に次が待ち遠しく感じました。ラブストーリーでこれだけ感動させられた作品は、15年前から大ブームとなった韓流ドラマ・映画まで遡らなければ比べられるものは無いでしょう。

松坂桃李と山本美月の主演の2人は近年希にみるベストカップルでした。互いに人気と実力がありながら作品に恵まれていなかったのでそれぞれの代表作になることは間違いありません。松坂桃李に関してはこれだというものが思いつきませんし、山本美月で印象に残っているのは、ドラマ「アオイホノオ」くらいです。

もう女優陣に関しては“パーフェクト”でした。
本当に山本美月はきれいで可愛らしく健気な役柄に恋しました。演技も申し分ありません。
妹役のコケティッシュな岡崎紗絵にも惚れました。恋愛にアクティブのように見えて実は一途なところがいじらしく、相手役の松村北斗とともに非常に好感が持てました。

さらには昔からお気に入りの中村ゆりが小姑のような上から目線で、ヒロインをいびるのも良い!好きです(笑)。久しぶりのとよた真帆の出演も嬉しかったです。

それにしても最終話の7.1%が最高視聴率だったとは残念です。これほどクオリティの高いドラマは1年に1本あるかないかぐらいでしょう。それほど貴重な作品にも関らず、何が視聴者を遠ざけたのでしょうか。ドラマファンならば観るべき作品です。

当然ながら全話録画しました。至福の再鑑賞が待っています!

以下、オフィシャルサイトから引用。

<オンエア情報>
フジテレビ、2019年4月16日~6月25日毎週火曜21時放送。

なお、本作のチェーンストーリーがGYAO!でドラマ放映中に数分の尺で「〇.5話」として全9話無料配信(7月2日まで)されています。チェーンストーリーだけを観ても結構楽しめます。

<スタッフ>
原作:有賀リエ 『パーフェクトワールド』(講談社「Kiss」連載)
脚本:中谷まゆみ
音楽:菅野祐悟
主題歌:菅田将暉「まちがいさがし」
作詞・作曲・プロデュース:米津玄師(EPICレコードジャパン)
プロデューサー:河西秀幸(カンテレ)
演出:三宅喜重(カンテレ)、白木啓一郎(カンテレ)
制作著作:カンテレ

<キャスト>
松坂桃李
山本美月
瀬戸康史
中村ゆり
松村北斗(SixTONES/ジャニーズJr.)
岡崎紗絵
池岡亮介
高島豪志
木村祐一
水沢エレナ
堀内敬子
とよた真帆
麻生祐未
松重豊

<イントロダクション>
いつかこのドラマがただのありふれたラブストーリーになりますように

建築士の鮎川樹(松坂桃李)は、大学生の時に事故に遭ったことが原因で、脊髄を損傷し、下半身が不随に。“恋愛も、好きだったバスケットボールも、もうしない”心に固く決めていた。

そんなある日、高校時代の同級生・川奈つぐみ(山本美月)と再会。
閉ざされていた樹の心が、少しずつ開かれていくー。

二人の前には、さまざまな“困難”が立ちはだかる
つぐみに思いを伝えられない幼なじみ・是枝洋貴(瀬戸康史)
自暴自棄になっていた樹を励まし続けた“恩人”・長沢葵(中村ゆり)

突然障がい者となった息子を、誰よりも心配する、樹の母・文乃(麻生祐未)
障がいのある樹との恋に反対する、つぐみの父・元久(松重豊)お互いを“幸せにしたい”と思えば思うほど、二人はすれ違い―。

無限の可能性が広がる中で、樹とつぐみが選ぶ未来とはー?

障がいで恋をあきらめた建築士
車いすに乗った初恋の相手に
恋心が再燃したヒロイン
2人がつむぐ愛の物語

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2019.06.26

映画『クレイジー・リッチ!』(お薦め度★★★★)

ハリウッド映画で主要キャストが全員アジア系なのに、全米で大ヒットした作品ということで気になっていたのですが、WOWOWが早速放送してくれました。

既にハリウッドはアジアのマーケットを意識せざるおえないことが本作でわかります。アジアの中でも中国です。日本ではありません。

良く出来ています。
話は明解で、息子の彼女と息子の母親のいがみ合いです。古今東西における普遍的なテーマです。

息子は由緒正しい大富豪の跡取りという設定です。しかも御曹司なのに超良い奴という白馬の王子様なお人柄なので、胸キュンなラブコメとしても優れていました。

超リッチなセレブたちの世界を描いていながら、御曹司は子供の頃に祖母から餃子作りを手伝わされていたことや、彼女と母親とのバトルの場が雀荘で麻雀をしながらという大衆を充分に意識した内容で嫌味がありません。結局お金持ちもいろいろ大変なのだなぁと思わせるお気楽さがあります。

セレブをネガティブに捉えている俺ですが、違和感なく本作の世界に入ることが出来ました。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Crazy Rich Asians
制作年:2018
制作国:アメリカ
内容時間:121分

<スタッフ>
監督:ジョン=M=チュウ
製作:ニーナ=ジェイコブソン、ブラッド=シンプソン、ジョン=ペノッティ
脚本:ピーター=チアレッリ、アデル=リム
撮影:ヴァニャ=ツァーンユル
音楽:ブライアン=タイラー

<キャスト>
レイチェル=チュウ:コンスタンス=ウー
ニック=ヤン:ヘンリー=ゴールディング
エレノア=ヤン:ミシェル=ヨー
ペク=リン:オークワフィナ
ワイ=ムン:ケン・チョン
アラミンタ=リー:ソノヤ=ミズノ

<イントロダクション>
アジア系を主要キャストにした25年ぶりのハリウッドメジャーの作品ながら、全米No.1ヒットを記録した爆笑編。シンガポールでゴージャス過ぎる結婚式が開かれて……?

ハリウッドの大手映画会社がアジア系俳優陣を主要キャストにした作品としては1993年の「ジョイ・ラック・クラブ」以来、25年ぶり。しかも全米No.1ヒットを記録した上、世界合計興行収入が2億3千万ドルを突破するという大反響を呼んだ話題作。「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」に影響を受けたムードもあるが、美しいシンガポールの地に住むウルトラリッチなセレブたちの意外性たっぷりなほどゴージャスな暮らしは見ているだけで楽しく、キャストのハイテンション演技も爆笑を誘う。

<放送内容>
中国系米国人レイチェルはニューヨーク大の教授だが、シンガポール出身の恋人ニックの親友の結婚式に出席するため、ニックとシンガポールへ。ニックはレイチェルが想像していた以上に裕福な家庭の出身だった。アジア屈指の大富豪一族、ヤン家の後継者である御曹司ニックと仲良くなりたい女性が多い上、ニックの母親エレノアは庶民のレイチェルをニックの妻にさせたくないと考えているらしく、レイチェルは頭を抱えてしまうが……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.06.25

映画『検察側の罪人』(お薦め度★★★★)

かなり刺激的な社会派クライムサスペンスです。
まさか木村拓哉が汚れ役を演じると思わなかったし、二宮和也の特に尋問での迫真の演技に驚かされました。

二人の演技が良かったので高評価したいところですが、騙されてはいけません。

メインテーマのエリート検事と若手検事の対決軸となる設定がどう考えてもおかしいのです。そもそも検事は犯人を裁判にかける役割なのですから、冤罪を争点にするのは無理があります。

そもそも容疑者は極悪人なのだから復讐という次元で両検事が共同戦線を取らなければならないのに、そうしないストーリー展開に違和感しかありません。

真犯人に仕立てようとする冤罪事件に矮小化する設定自体がリアリティを欠き、評価を下げました。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:2018
制作国:日本
内容時間:124分

<スタッフ>
監督・脚本:原田眞人
撮影:柴主高秀
音楽:富貴晴美、土屋玲子

<キャスト>
最上毅:木村拓哉
沖野啓一郎:二宮和也
橘沙穂:吉高由里子
諏訪部利成:松重豊
丹野和樹:平岳大
小田島誠司:八嶋智人
弓岡嗣郎:大倉孝二
白川雄馬:山崎努
松倉重生:酒向芳

<イントロダクション>
木村拓哉と二宮和也が熱演で火花を散らした社会派ミステリー。過去の殺人事件の容疑者を有罪にしようと躍起になるエリート検事と、彼に疑問を抱いた若き検事の対立を描く。

雫井脩介のベストセラー小説を、「関ヶ原」の原田眞人監督が映画化。木村と二宮が映画で初共演し、話題を集めた。片やエリート検事役、片や彼に教えられ、憧れの存在として見ている若き検事という役だが、2人が対立していくさまを圧巻の演技対決で魅せる。木村演じる最上が容疑者を執拗に追い詰める姿はすごみ満点で、さすがの貫禄。また、二宮演じる沖野が松重豊扮するブローカー、酒向芳(怪演!)演じる容疑者と対峙していく場面を、舞台を見ているかのような緊張感ある演出で展開させた原田監督の手腕も光る。

<放送内容>
都内で殺人事件が発生、東京地検刑事部のエリート検事・最上と、刑事部に配属されたばかりの駆け出し検事・沖野が担当することに。最上は複数いる容疑者の中から、過去に時効となってしまった未解決事件の重要参考人だった松倉という男性に狙いを定める。沖野は最上に聴取を命じられ、事務官の沙穂とともに松倉と相対する。だが松倉は犯行を否認し、まったく手ごたえが感じられない。やがて、沖野は最上の捜査方針に疑問を抱く。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.06.24

映画『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』(お薦め度★★★★★)

第48作から15年遡って第25作です。既に『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』は観ていますが、7年も経っているので細かい部分は有難いことに忘れていましたので、改めて新鮮な感覚で鑑賞出来ました。

いやー!キャラクターが生き生きとしていて、寅さんの若い姿を観るだけで癒されました。人情味が溢れるほど詰まった脚本でした。改めて寅さんとリリーが旅人であると深く意識させられました。

シリーズ全49作を観終えました。本当に得難い作品の数々でした。

ようやく私の寅さんシリーズの鑑賞の旅も終わります。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:1980
制作国:日本
内容時間:104分

<スタッフ>
監督:山田洋次
脚本:山田洋次、朝間義隆
撮影:高羽哲夫
音楽:山本直純

<キャスト>
車寅次郎:渥美清
さくら:倍賞千恵子
松岡リリー:浅丘ルリ子
高志:江藤潤
かおり:新垣すずこ
おいちゃん(車竜造):下條正巳
おばちゃん(車つね):三崎千恵子

<イントロダクション>
渥美清主演の「男はつらいよ」シリーズ第25作。マドンナ女優はシリーズ3度目の登場となるリリー役の浅丘ルリ子。沖縄で再会した寅さんとリリーは、何と同棲生活に……?

第11作「~寅次郎忘れな草」や第15作「~寅次郎相合い傘」で、寅さんと相思相愛を思わせる仲に発展し、吉永小百合と並ぶベストマドンナのひとりとされる、浅丘演じるリリーがまたも登場。寅さんとリリーが同じ家で疑似同棲するという盛り上がる展開を経て2人の関係は……。ラブストーリーとして独自の感動を醸し、シリーズ中屈指の秀作に。当時の沖縄を記録した映像も貴重。他のロケ地は長野県軽井沢。第48作「~寅次郎紅の花」にもリリーは登場し、渥美が没した後の1997年、本作の“特別篇”が作られた。

<放送内容>
キャバレー回りの生活が続く歌手リリーから、テキ屋の寅次郎の実家《とらや》に沖縄から手紙が届く。体を壊したリリーは那覇の病院に入院しており、寅次郎にどうしても会いたいという。寅次郎は苦手な飛行機に乗って何とか病院にたどり着き、リリーと再会。退院したリリーと、ある家で夜は別の部屋で寝泊まりする“半同棲”の暮らしが始まる。リリーはさりげなく、寅次郎に自分と結婚する意思があるかどうか、探りを入れるが……?

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2011.12.24 寅さんをWOWOWで全部観るぞ!【追記あり】

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2019.06.23

映画『男はつらいよ 寅次郎紅の花』(お薦め度★★★★★)

寅さんの最後にふさわしい作品でした。
第45作からの後藤久美子が復帰して、満男のぶざまさが炸裂です。シリーズで最も情けないエピソードでした。

しかも、第11作第15作第25作で登場した“りりー”ことベストマドンナの浅丘ルリ子が満男の良き理解者という心憎い設定でした。

また、阪神淡路大震災後の神戸ロケもあり、復興を願うシリーズの心配りに頭が下がります。

車寅次郎は永遠です。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:1995
制作国:日本
内容時間:108分

<スタッフ>
監督:山田洋次
脚本:山田洋次、朝間義隆
撮影:長沼六男
音楽:山本直純、山本純ノ介

<キャスト>
車寅次郎:渥美清
さくら:倍賞千恵子
リリー:浅丘ルリ子
泉:後藤久美子
満男:吉岡秀隆
船長:田中邦衛
政夫:神戸浩

<イントロダクション>
渥美清が主演した「男はつらいよ」シリーズの最終編となった第48作。4度目のマドンナ女優となった浅丘ルリ子演じるリリーの登場など、フィナーレにふさわしい感動編に!

本作の完成から8カ月後、1996年8月4日に寅さん役の渥美が逝去したことで本作がシリーズの最終作に(ただし後に「~寅次郎ハイビスカスの花 特別篇」が作られた)。それまでシリーズの計3作で寅さんと恋をし、ベスト・マドンナという声が高いリリーが15年ぶりに登場。寅さんとリリーが交流を深めた「~ハイビスカスの花」の舞台、沖縄に近い奄美一帯でロケし、寅さんの甥・満男と憧れの人・泉の関係もクライマックスへ。何より、阪神淡路大震災後の神戸でロケした場面に驚きも感動もしない人はいないだろう。

<放送内容>
テキ屋の寅次郎の実家の面々は音信不通の寅次郎を心配するが、偶然見たTVで寅次郎が大震災後の神戸でボランティアをしていたと知る。だが、現地によれば、もう寅次郎はいないという。一方、寅次郎の甥・満男は片思いを続ける泉が岡山に嫁入りすると知って岡山へ。泉の結婚式当日、満男は大胆にも式を妨害し、泉は結婚をやめてしまう。落胆した満男は衝動的に乗った列車や船で鹿児島の加計呂麻島へ。そこで寅次郎やリリーと会う。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.06.22

映画『エヴァ』(お薦め度★★)

『エル ELLE』のイザベル=ユペールが出演しているので飛びつきました。
どれほどの悪女っぷりなのかと期待したのですが、そんな話でもありませんでした。
単に才能の無い似非劇作家が自爆するだけです。

それよりもイザベル=ユペールが高級売春婦という設定に無理があります。初老のおばさんでエロティックな魅力は皆無です。

物語は退屈だし、折角のイザベル=ユペールの魅力が感じられないので、ほとんど価値のない作品でした。昔からの訳の分からないフランス映画らしさを感じました。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Eva
制作年:2018
制作国:フランス・ベルギー
内容時間:102分

<スタッフ>
監督:ブノワ=ジャコー
製作:マリー=ジャンヌ=パスカル、メリタ=トスカン=デュ=プランティエ
脚本:ジル=トーラン、ブノワ=ジャコー
撮影:ジュリアン=イルシュ
音楽:ブリュノ=クーレ

<キャスト>
エヴァ:イザベル=ユペール
ベルトラン=バラデ:ギャスパー=ウリエル
カロリーヌ:ジュリア=ロイ
ジョルジュ=マーラン:マルク=バルベ
レジス=グラン:リシャール=ベリ

<イントロダクション>
現代フランス映画界随一の実力派女優、「エル ELLE」のI・ユペールが、男たちを破滅の運命へと追いやる高級売春婦に扮して魔性の女の魅力を発揮する官能サスペンス。

かつてジョゼフ・ロージー監督の手により「エヴァの匂い」の邦題で映画化された、J・H・チェイスの人気ハードボイルド小説「悪女イヴ」を、「シングル・ガール」のB・ジャコー監督が再映画化。ロージー監督版では今は亡きジャンヌ・モローが冷酷非情に演じて、映画史上屈指の悪女演技の一つと絶賛を博したタイトルロールのヒロインを、本作では「エル ELLE」のI・ユペールがやはり冷ややかに好演。彼女にすっかり翻弄されて破滅していく偽作家を演じるのは、「たかが世界の終わり」の美男俳優G・ウリエル。

<放送内容>
男娼のベルトランは、ある晩、自分を買った顧客の老人がその場で息絶える非常事態に遭遇。老人の書き残した小説を自らの名前で発表したベルトランは、新進の人気作家として脚光を浴び、カロリーヌという美しい婚約者もできて新たな人生の道を歩み始める。新作の執筆のため、雪山の別荘に出向いた彼は、吹雪で立ち往生した末、勝手に別荘内に入り込んでくつろいでいた男女と出くわし、高級売春婦であるエヴァに一目惚れしてしまう。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.06.21

映画『イコライザー2』(お薦め度★★)

いきなり続編で失敗してます。
前作の良さが全く活かされていません。
変に脚本を作り込んでしまって、破綻してしまいました。
さらに、演出も過剰でお手上げです。

せっかくのロバート=マッコールというヒーローは終了したと思います。
残念です。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:The Equalizer 2
制作年:2018
制作国:アメリカ
内容時間:121分

<スタッフ>
監督:アントワーン=フークア
製作:アントワーン=フークア、デンゼル=ワシントン、トッド=ブラックほか
脚本:リチャード=ウェンク
撮影:オリヴァー=ウッド
音楽:ハリー=グレッグソン=ウィリアムズ

<キャスト>
ロバート=マッコール:デンゼル=ワシントン
デイブ=ヨーク:ペドロ=パスカル
マイルズ:アシュトン=サンダース
スーザン=プラマー:メリッサ=レオ
ブライアン=プラマー:ビル=プルマン

<イントロダクション>
人気男優D・ワシントンが主演した痛快アクション「イコライザー」のスケールアップした続編。元CIAエージェントのロバートは親友を殺され、その復讐に立ち上がる……!

TVドラマ「ザ・シークレット・ハンター」を映画化した前作は、ワシントン演じる小市民ロバートが実は元CIAというギャップと、彼が秒単位で悪党どもを倒す格闘場面のユニークさが好評だった。この続編でロバートはタクシー運転手をしているが、怒らせてはいけないのは相変わらず。親友を殺されたのをきっかけに、復讐の戦いに挑む。スケールアップした物語とアクション、以前より人間らしさを取り戻して少し明るくなったロバートと若者の交流など、いずれも前作以上の見ものだ。監督は前作に続いてA・フークア。

<放送内容>
あるロシアンギャング組織を壊滅させた元CIAのロバートは、現在はタクシー運転手をしてひっそりと暮らしながら、同じアパートに住むアーティスト志望の少年マイルズが悪の道を歩まないように望む。そんなロバートを支えてきたCIA時代の上官でもある親友スーザンはブリュッセルで起きた殺人事件をCIAのヨークと捜査するが、ホテルで何者かに殺される。ロバートはその復讐に立ち上がるが、殺し屋に命を狙われてしまい……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.06.19

映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(お薦め度★★★)

アクションシーンは圧巻です。
特に、クライマックスでのヘリコプターによる追走シーンはかつて観たことがない、物凄い仕掛けでした。あまりのスリリングさで手に汗握りました。

しかし、脚本がダメです。
CIAとIMFとの関係がごたごたする展開が理解出来ません。全体の話が絵空事でリアリティが失われています。

前作(第5作)よりも良かったものの、抜本的に脚本を立て直さないと、アクションシーンの大仕掛けにこだわってもシリーズを続けるのはかなり厳しいと感じます。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Mission:Impossible-Fallout
制作年:2018
制作国:アメリカ
内容時間:148分

<スタッフ>
監督:クリストファー=マッカーリー
製作:トム=クルーズ、J=J=エイブラムス、クリストファー=マッカーリーほか
脚本:クリストファー=マッカーリー
撮影:ロブ=ハーディ
音楽:ローン=バルフェ

<キャスト>
イーサン=ハント:トム=クルーズ
オーガスト=ウォーカー:ヘンリー=カヴィル
ルーサー=スティッケル:ヴィング=レイムズ
ベンジー=ダン:サイモン=ペッグ
イルサ=ファウスト:レベッカ=ファーガソン
ソロモン=レーン:ショーン=ハリス
エリカ=スローン:アンジェラ=バセット
アラン=ハンリー:アレック=ボールドウィン

<イントロダクション>
T・クルーズが主演とプロデュースを務める世界的人気シリーズ「ミッション:インポッシブル」の第6作。激しいアクションを自ら演じたクルーズが負傷したのも大きな話題。

人気シリーズ「ミッション:インポッシブル」だが、近年でシリーズ最大の見どころになっているのは、スーパースターのクルーズが激しいアクション場面を、なるべくスタントマンを使わず、自身で演じていること。本作に至ってクルーズは、ヘリコプターを自身で操縦し、ビルからビルに飛び移る場面で右足を骨折するなど、サービス精神をマックス以上に振り切って発揮。そんなクルーズはシリーズ第5作と本作でも組んだC・マッカーリーを監督にして第7・8作も作る予定だとか。メガヒットシリーズの進化を見届けたい。

<放送内容>
CIAに協力してきた組織“IMF”のイーサンと彼のチームは、盗まれた3つのプルトニウム核弾頭の回収に成功するが、チームのあるメンバーが敵に捕まり、核弾頭3つを敵に引き渡す事態に。核弾頭を入手したのは“神の使徒”と名乗る謎の集団で、世界の3カ所でテロを起こそうと計画していた。イーサンたちはその阻止を目指すが、味方であるはずのCIAは、イーサンたちを監視するために工作員ウォーカーを送り込んできて……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.06.18

映画『男はつらいよ 拝啓車寅次郎様』(お薦め度★★★)

平成の寅さん作品の中では、寅さんに関して落ち着いた脚本です。

寅さんとマドンナとの恋にも満たない間柄は自然で良かったです。満男の運転でそっと様子を見届け、江ノ電の七里ヶ浜駅で満男に見送られて旅に出る流れはとても新鮮でした。

満男が仕事や恋で成長する姿も自分の親戚のことのようで嬉しさを感じました。

シリーズの原点回帰とも言える内容で好感が持てました。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:1994
制作国:日本
内容時間:101分

<スタッフ>
監督:山田洋次
脚本:山田洋次、朝間義隆
撮影:高羽哲夫、池谷秀行
音楽:山本直純、山本純ノ介

<キャスト>
車寅次郎:渥美清
さくら:倍賞千恵子
典子:かたせ梨乃
川井菜穂:牧瀬里穂
満男:吉岡秀隆
女性歌手:小林幸子
川井信夫:山田雅人

<イントロダクション>
渥美清が主演した「男はつらいよ」シリーズ第47作。寅次郎と甥の満男は、琵琶湖に近い長浜市に行き、それぞれ新たな出会いが……。マドンナ女優はかたせ梨乃と牧瀬里穂。

前作で就職活動に苦心した満男はあれから無事に就職できたとはいえ、今度は社会人生活に悩むように。そんな甥と寅さんが、同じ旅先でそれぞれ魅力的な女性と出会っていくロマンチックな展開。寅さんが一目惚れする人妻役(当時は「マディソン郡の橋」など不倫ブームがあった影響?)には、「極道の妻たち」などで人気を博したかたせ。満男が好意を抱く友人の妹役に、やはり当時は「つぐみ」「幕末純情伝」などで人気の若手だった牧瀬。ロケ地は長浜市などの滋賀県、新潟県上越市、神奈川県鎌倉市、長崎県雲仙市など。

<放送内容>
テキ屋の寅次郎の甥・満男は大学卒業後、靴メーカーに就職して営業の仕事をするが、毎日に嫌気がさし、気晴らしに大学時代の先輩・川井に誘われてその故郷、滋賀の長浜へ旅する。満男は川井の妹、菜穂に好意を抱くが、川井にはある思惑が。一方、寅次郎は旅先の琵琶湖で夫や娘がいる女性写真家、典子と出会い、岩の上でつまずいた彼女を接骨院に連れていくと、いい雰囲気に。やがて2人で長浜のお祭りを見に行くことになるが……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2011.12.24 寅さんをWOWOWで全部観るぞ!【追記あり】

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2019.06.17

映画『イコライザー』(お薦め度★★★★)

デンゼル=ワシントンが演じるヒーローものです。
娘を絶対に守るというオヤジの設定は、「24」シリーズのジャック=バウアー、「96時間」シリーズのブライアン、『ガーディアン』のマックス=フィッシャーと同じです。

タフな彼ら3人との違いはクールで知的な存在なところです。一瞬にして状況を俯瞰し、戦いをシミュレーションして秒殺するまさに殺人マシンです。

平時が温和で優しい主人公・ロバート=マッコールが限度を超えると、その戦闘があまりに完璧過ぎるので、応援のし甲斐がないところがありますが、間違いなくデンゼル=ワシントンのはまり役です。やりますね!

敵があまりに手強く残忍なので、よりロバート=マッコールの冷静さが光ります。観て損は無いでしょう。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:The Equalizer
制作年:2014
制作国:アメリカ
内容時間:132分

<スタッフ>
監督:アントワーン=フークア
製作:デンゼル=ワシントン、メイス=ニューフェルド、トッド=ブラックほか
脚本:リチャード=ウェンク
撮影:マウロ=フィオーレ
音楽:ハリー=グレッグソン=ウィリアムズ

<キャスト>
ロバート=マッコール:デンゼル=ワシントン
テリー:クロエ=グレース=モレッツ
テディ:マートン=ソーカス
スーザン=プラマー:メリッサ=レオ
ブライアン=プラマー:ビル=プルマン

<イントロダクション>
元CIAエージェントという正体を隠して平凡に暮らす男性が、あるきっかけから殺人マシンに転じていく。人気男優D・ワシントン主演のサスペンスアクション。続編も誕生。

1980年代に全米で人気を博したTVドラマ「ザ・シークレット・ハンター」の映画版だが、原典になったTV版を見ていなくても大いに楽しめる痛快編。ホームセンターで真面目に働く男性が実は殺人マシンだったら……。米国らしい、いわゆる“自警市民”もののストーリーだが、白人紳士が主人公だったTV版を新解釈し、ワシントン演じる主人公を潔癖症のように描いた手つきは実に21世紀的。監督はワシントンがアカデミー賞で主演男優賞に輝いた佳作「トレーニング デイ」も手掛けたA・フークアで、続編も監督。

<放送内容>
ボストン。ホームセンターで働く男性ロバート・マッコールの毎日は地味だが、時折、深夜になじみのカフェに通うのが彼の日常の一部だった。ある夜、カフェの常連である若い売春婦テリーが、売春をビジネスの一部にしているロシアンギャングの組織にひどい仕打ちを受けていると知ると、ロバートはギャングたちのアジトに向かい、そこにいた男たちをたちまちやっつける。しかし他のロシアンギャングたちはそれに黙っていられず……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.06.16

ドラマ「家政夫のミタゾノ(シーズン3)」[全8話](お薦め度★★★)

松岡昌宏が演じる家政夫・ミタゾノの特異なキャラクターだけで観てしまいます。
シーズン2は途中で鑑賞を中断していますが、シーズン1から2年ぶりに全部観ました。

各話ともに話が見えません。いつも驚きの展開を期待するのですが、それほどでもないオチに何度もガッカリさせられます。

そんな中でもシーズン3で良かったのはドッペルゲンガーを扱った第5話です。安達祐実と娘を演じた根岸姫奈が良い演技をしていました。ただし、冗長なところは一緒でした。

本シリーズは内容が薄いので1時間枠は長いように感じます。

ミタゾノのパートナーとなる家政婦はシリーズ1が清水富美加、シリーズ2が剛力彩芽、シリーズ3は伊野尾慧と川栄李奈の二人となりました。パートナーになった女優は別の意味で話題になります。今回も川栄李奈が電撃婚で芸能ネタになりました。

以下、オフィシャルサイトから引用。

<オンエア情報>
テレビ朝日、2019年4月19日 ~6月7日毎週金曜23時15分放送。

<スタッフ>
脚本:八津弘幸、小峯裕之、山岡潤平、おかざきさとこ、山浦雅大、宇山佳佑
演出:片山修、小松隆志、宝来忠昭
音楽:ワンミュージック
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー:秋山貴人(テレビ朝日)、木曽貴美子(MMJ)、椋尾由希子(MMJ)
制作:テレビ朝日、MMJ

<キャスト>
三田園薫(みたぞの・かおる):松岡昌宏
村田光(むらた・ひかる):伊野尾慧(Hey! Say! JUMP)
恩田萌(おんだ・もえ):川栄李奈
阿部真理亜(あべ・まりあ):平田敦子
式根志摩(しきね・しま):しゅはまはるみ
結頼子(むすび・よりこ):余貴美子

<イントロダクション>
松岡昌宏主演人気ドラマシリーズ
1年ぶりの最恐家政夫・ミタゾノ
2度あることは3度ある
だから3度目は3人で…
伊野尾慧&川栄李奈が加入し
家政婦紹介所もさらにパワーアップ!
またお会いする機会をいただけたこと
心から痛み入ります。

松岡昌宏扮する女装家政夫・三田園薫――
それは依頼人の家庭の事情を覗き見してはぶち壊していく、
家事スキルは完璧だけれど超絶迷惑な家政夫。
パート2のラストで“I’ll be back”の言葉を残して
走り去ったミタゾノが、1年の時を経て宣言通りの“back”!
伊野尾慧&川栄李奈が新たに加わり、
“最恐家政夫”が三度みたび大暴れする!

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2019.06.15

7年ぶりの中学同期会はやっぱり楽しかった

錦糸町での前回開催から7年経って2回目となる中学同期会に訳あって二次会から参加しました。

会場はカラオケで16時から20時まで行われます。二次会なので十数人くらいのこじんまりとしたものになるのかと思っていたのですが、何と40人近くが参加されました。

Img00028

幹事の方々の努力に感謝です。

先生も3名参加されており、旧交を温め合いました。

それにしても顔と名前が一致しません。一次会では名札が配られていたのですが、二次会となると二次会から参加したメンバー紹介だけで、三分の一くらいの方が分かりませんでした。歳を取るのはそういうことなのでしょう。

いやー楽しいです。4時間がアッという間に終わってしまい、三次会にも付き合いました。カラオケを出てお茶する仲間8人と喫茶店に行き、その後でお酒組に合流です。居酒屋「鳥貴族」で11人で飲みました。

三次会に参加して驚いたのですが、中学卒業後も同期会以外にもみんなが結構な交流をはかっていたことです。俺は同期会以外にほとんど交流がなかったので、話についていけませんでした。

帰りは同じ方向の方に誘われて3人でタクシーを利用しました。

15時から23時まで本当に楽しい時間でした。次の機会も絶体に参加します。

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2019.06.14

映画『娼年』(お薦め度★★)

ハードなセックス描写が売りです。
松坂桃李が売春夫として惜しげもなく濡れ場を演じていることだけしか価値がありません。

だいたい客である女性たちが、スタイル抜群の美人で全くリアリティがありませんし、演じる女優たちは無名です。そのためセックスシーンに興味がわきませんでした。まぁ、桜井ユキのヌードが拝めたのが良かったところでしょうか。

アダルトビデオが進化した時代に、あえて本作のようなぼかし加工が酷い官能映画を投じる意味があるとは思えません。

そもそも脚本が陳腐でした。ベタベタな設定にドン引きです。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:2018
制作国:日本
内容時間:119分

<スタッフ>
監督・脚本:三浦大輔
撮影:Jam Eh I
音楽:半野喜弘

<キャスト>
森中領(リョウ):松坂桃李
御堂静香:真飛聖
咲良:冨手麻妙
平戸東(アズマ):猪塚健太
恵:桜井ユキ
田嶋進也(シンヤ):小柳友
泉川:西岡徳馬
老女性:江波杏子

<イントロダクション>
人気男優の松坂桃李が主演し、石田衣良の小説を「愛の渦」の三浦大輔監督が映画化。松坂が演じる青年“売春夫”と客である女性たちとの交流を大胆に、エロティックに描写。

2016年8月、三浦監督は松坂を主演に、石田が第126回直木賞で候補になった小説「娼年」を舞台化したが、本作はその映画化版。三浦監督自身が映画化もした「愛の渦」や、大根仁監督が三浦監督の舞台を映画化した「恋の渦」と同様、セックスを通じて浮かび上がる男女の内面を、あえて大胆不敵なエロティシズムを前面に押し出して描き、2018年の日本映画界で話題をさらった衝撃作。人気男優になった松坂があえてこのタイミングでこの企画に乗った野心は貴重だ。また名優・江波杏子の最後の出演映画となった。

<放送内容>
東京の有名大学に通う青年・領(リョウ)は、日常や女性関係に退屈気味。そんな彼がアルバイトをするバーに美しい女性、静香が来る。静香は領を、自分が経営する会員制ボーイズクラブで働かせることに。入店を決意した領は翌日から売春夫“リョウ”として仕事を始める。最初は戸惑ったが仕事をしていく中で彼は客である女性それぞれの中に隠されている欲望の不思議さや奥深さに気付いていき、心惹かれ、やりがいを見いだしていく。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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6月になってもマスクが手放せない(泣)

例年ですとGW明けには、花粉症の症状が無くなってマスクは必要なくなります。
しかし、今年は6月中旬になってもマスクを着用しています。困ったものです。

検索して花粉カレンダーを見たところ、スギやヒノキはまだあるようですね。がっかり、、、

症状は花粉症とも言えない軽いものですが、ともかく不意にくしゃみが連発で出ます。
そのため喉の奥が常に軽く腫れているようで、咳はそれほどでも無いのですが、喉に痰がからみ、くしゃみと一緒に痰がマスクに付着します
それ以外に何となく倦怠感があり、朝起きたとき身体が重く嫌な感じです。

残念なことに、春と秋の花粉症で絶対の効果がある「つくし飴」が効果がほとんど無いことです。舐めたも直ぐにくしゃみがでることがあります。

仕方ありません。ともかく我慢するしかありません。こうなると花粉症の影響は一年中になってしまいます。

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2019.06.13

映画『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(お薦め度★★★)

トーニャ=ハーディング含めてクズばかりです。
特にトーニャの夫・ジェフ=ギルーリーは手も付けられないクズです。
貧困からくる無知によって起こるべくして起こった事件でした。
それにしても、相当ひどいDV夫なのに別れることが出来ないトーニャ自身が理解できません。本作を観る限り別れてさえいれば悲劇にならなかったとしか言いようがありません。

当時、日本でもマスコミが大騒ぎしたのを覚えています。あの頃はオリンピック選手クラスになると「健全な精神は健全な肉体に宿る」の典型と考えられていたので、あり得ないまさかの事件でした。邦題の通り、史上最大のスキャンダルでした。

エンドロールで本人のスケーティングの映像が流れますが、今観てもスピードのある見事な滑りを披露していました。トーミャの才能あるスケート人生を奪ったにもかかわらずあくまで自己保身を繰り返すジェフ=ギルーリーの言い草は人として最低最悪です。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:I, Tonya
制作年:2017
制作国:アメリカ
内容時間:120分

<スタッフ>
監督:クレイグ=ギレスピー
製作総指揮:クレイグ=ギレスピーほか
製作:ブライアン=アンケレス、スティーヴン=ロジャース、マーゴット=ロビーほか
脚本:スティーヴン=ロジャース
撮影:ニコラス=カラカトサニス
音楽:ピーター=ナシェル

<キャスト>
トーニャ=ハーディング:マーゴット=ロビー
ラヴォナ=ハーディング:アリソン=ジャネイ
ジェフ=ギルーリー:セバスチャン=スタン
ダイアン=ローリンソン:ジュリアンヌ=ニコルソン
マーティン=マドックス:ボビー=カナヴェイル

<イントロダクション>
悪名高き女子フィギュアスケーター、T・ハーディングの半生を、M・ロビーの主演で実話映画化。その鬼ママをA・ジャネイが怪演し、第90回アカデミー助演女優賞を受賞。

米国の女子フィギュアスケーターとして初のトリプルアクセルを成功させ、トップ選手の座に上り詰めたハーディング。しかし1994年のリレハンメル冬季五輪の選考会直前、彼女のライバル選手が何者かに襲撃される事件が発生。ハーディングの元夫が逮捕され、ハーディング自身、事件への関与を強く疑われながらも五輪に出場し、そこでまた騒動を引き起こす異例の事態に。この衝撃的なスキャンダル事件を中心に、彼女の悲しくもおかしくて笑える半生を、実話をもとに映画化。鬼ママを怪演したジャネイも絶賛を博した。

<放送内容>
アメリカ北西部の貧しい家庭に生まれ、怪物的な母親ラヴォナのもと、幼いころから暴力的な家庭環境に育ったトーニャ・ハーディング。彼女は早くも4歳からスケートの練習を開始。天性の才能と長年の厳しい特訓のおかげで、ハーディングは、米国の女子フィギュア選手として初のトリプルアクセルを成功させ、1992年のアルベールビル冬季五輪に出場。続いて彼女は、1994年のリレハンメル冬季五輪への出場を目指すのだが…。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.06.12

映画『リベンジ・ファイト 相棒は天才ハッカー!?』(お薦め度★★)

異色過ぎます。
冒頭はゴリゴリのクライムアクションと思っていたのですが、何と中盤からコメディになってしまいます。しかも敵味方の相関関係が分かりづらいです。

一旦コメディに振れると、そのままのトーンで終わりまで続きます。ある意味ドタバタ劇になってしまいました。

メキシコ映画ということでアバウトというかラテン系なんでしょうか(笑)。

女優陣は情熱的で官能的な美人ばかりで嫌いではないです。はい!

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Compadres
制作年:2016
制作国:メキシコ
内容時間:103分

<スタッフ>
監督:エンリケ=ベグネ
製作:フランシスコ=ゴンザレス=コンペアン、ココ=レヴィ、ベン=オデル
脚本:エンリケ=ベグネ、テッド=パーキンス、ガブリエル=リプスタイン
撮影:フェデリコ=バルバボサ
音楽:ジョアン=バレント

<キャスト>
ガルサ:オマー=シャパロ
ヴィク:ジョーイ=モーガン
マリア:アイスリン=デルベス
ダルトン:エリック=ロバーツ
サントス:エリック=イライアス

<イントロダクション>
誘拐された恋人を救おうとメキシコの元刑事は米国に向かうが、そこで出会った17歳の少年ハッカーを相棒に……。メキシコや米国でスマッシュヒットしたバディアクション。

メキシコ映画ながら米国でもスマッシュヒットしたバディアクション。相棒を失って復讐に燃える上、愛する恋人を誘拐された主人公が、メキシコ→米国→メキシコという旅の途中で新たに少年ハッカーを相棒に。国籍や年齢の壁を超えた友情を育むのが見ものだ。シリアスとコミカルの間を行ったり来たりするテンションの高さは、メキシコらしいラテン気質といえるかも。銃撃戦やカーアクションなどの派手な見せ場を満載する一方、登場する女優陣がいずれもセクシーなのも男性にはお楽しみ。WOWOWの放送が日本初公開。

<放送内容>
メキシコ。刑事ガルサは犯罪者サントスを逮捕しようとした際、妻子がいる相棒を殺されて落ち込む。3カ月後、ガルサにはマリアという恋人がいるが、彼女が自分の子どもを妊娠したと彼が知った直後、彼女はサントスの一味に誘拐され、彼は護送中のサントスを逃がすのを手伝わされる。その件で免職されたガルサはマリアやサントスを追い、サントスの会計士がいるロサンゼルスへ。そこで会計士の息子の少年ハッカー、ヴィクと出会う。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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介護用リハパンを着用して2日間出勤した

母の介護用に購入していた紙おむつのリハビリパンツを、まさか俺自身が使うとは!!

5月の最終土曜日にステーキランチの際、久しぶりに赤ワインを500ml飲んだことで痔が悪化しました。年に1回あるかないかです。痔の薬はプリザエースを常備してあるので、それを使って直ぐに治ると踏んでいたのですが、、、

5月最終週の月曜日に患部から少量の血液が漏れて、パンツとズボンを汚してしまう事態が発生しました。火・水曜日も若干出血して下着を汚します。

仕方ありません。週末にかけて日中に介護用リハパンを使います。

男女兼用のMサイズなので、大きさは問題ありません。意外とすっきりしていてチノパンを履いても少し腰回りが膨らむ程度です。

木曜日は朝家を出るときに着用して、帰宅後脱ぎました。日中のトイレは小であっても、大を利用すれば良いので全く問題ありません。13時間の使用でしたが、通気性が良いので蒸れませんでした。

金曜日は朝から着用して帰宅後も一晩中使用しました。出血はほとんど収まっていたのですが、ずっと履いているとどうなるのか実験です。土曜の朝に脱いだのですが、腰周り全体に汗をかいており、汗を吸った部分が黄色くなっていました。どうやら長時間使用したことが分かるようになっているようです。

今どきの 大人用の紙おむつはよく出来ています。

セルフですが、これで介護世代の仲間入りですね。「備えあれば憂いなし」です!

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2019.06.11

映画『男はつらいよ 寅次郎の縁談』(お薦め度★★★)

結構ジーンとしました。
クライマックスは、シリーズの中でも屈指の場面だと思います。寅さんと父親の男気によって、マドンナ松坂慶子が泣いてしまうシーンに、思わずもらい泣きしてしまいました。

従来の寅さんの恋バナをするメインストリームに戻した物語ですが、満男の家出という飛び道具を使っています。
就職活動がうまく行かず、自分探しに家出する満男の気持ちははわからなくもありませんが、流れ着いた場所で新たな人間関係を作りながら、唐突に帰京する薄情さは合点がいきませんでした。流石に後日談を用意して手当てをしていますが、なんだかなぁという嫌な心持にさせられました。

きっと満男をサブとしてシリーズを進めることを諦めたのかもしれません。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:1993
制作国:日本
内容時間:104分

<スタッフ>
監督:山田洋次
脚本:山田洋次、朝間義隆
撮影:高羽哲夫、池谷秀行
音楽:山本直純

<キャスト>
車寅次郎:渥美清
さくら:倍賞千恵子
葉子:松坂慶子
満男:吉岡秀隆
亜矢:城山美佳子
冬子:光本幸子
田宮善右衛門:島田正吾

<イントロダクション>
渥美清主演「男はつらいよ」シリーズの第46作。寅次郎は家出したおいの満男を追って瀬戸内海の島を訪ねるが、そこで恋に……。マドンナ女優はシリーズ2度目の松坂慶子。

シリーズ第27作「~浪花の恋の寅次郎」でマドンナに扮した松坂が異なる役で2度目の登場。より成熟した大人の女性の魅力を放ったのはさすが。また、前作の撮影後に他界した笠智衆演じる御前様だが、シリーズ第1作でその娘・冬子を演じた光本幸子が同じ役で再登場し、まだ御前様が亡くなっていないという設定になっている。短いシーンだが、当時劇場でシリーズと併映されていた「釣りバカ日誌」シリーズの主演男優、西田敏行が“くるまや”の前を通るというお遊びも。ロケ地は志々島などの香川県や、栃木県。

<放送内容>
テキヤの寅次郎が故郷の柴又に帰ると、おいの満男の家出で大騒ぎ。大学卒業が近いのに就職先が決まらない満男は、現実逃避しようと家出したのだ。満男から届いた小包を手がかりに、寅次郎は瀬戸内海の志々島に向かって満男を捜す。見つかった満男は帰京したくないと言い張り、満男が世話になっている家の女性、葉子に一目惚れした寅次郎は、満男にあまり強く“帰れ”と言えなくなる。やがて満男は地元の看護師、亜矢と恋におちる。

<鑑賞チャネル>
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2019.06.10

映画『センセイ君主』(お薦め度★★★)

吉本新喜劇も真っ青の浜辺美波の過剰な顔芸によるコテコテのコメディです。
演技力がない女優が演じると破綻するのですが、若手ながら実力のある彼女はそれなりにしのいでいます。浜辺美波以外の登場人物は普通の演技です。

しかし、こんなトーンの作品を作る必要があったのでしょうか。若年層に受けるのでしょうか。

ラストは普通の学園ラブコメで、光るものはありません。浜辺美波の異様にテンションが高い変顔だけが印象に残る作品です。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:2018
制作国:日本
内容時間:105分

<スタッフ>
監督:月川翔
脚本:吉田恵里香
撮影:花村也寸志
音楽:得田真裕

<キャスト>
弘光由貴:竹内涼真
佐丸あゆは:浜辺美波
澤田虎竹:佐藤大樹
中村葵:川栄李奈
アオちんの彼氏:矢本悠馬
柴門秋香:新川優愛

<イントロダクション>
竹内涼真と浜辺美波の共演で人気コミックを映画化した学園ラブコメディ。告白7連敗中の女子高校生の前に現われたイケメン。だが彼は、彼女のクラスの新しい担任だった。

幸田もも子の人気コミックを「君は月夜に光り輝く」の月川翔監督が映画化。本作の魅力はヒロインあゆは役を演じる浜辺のコメディエンヌぶり。変顔から学園ドラマの登場人物のモノマネまで、TVドラマ「賭ケグルイ」出演以来の得意技となったメーターを振り切るような怪演がみごと。対する竹内はクールな外見ながら、あゆはに心動かされる由貴役を巧みに表現。加え川栄李奈のリリーフぶりも絶品で、月川監督の「君は~」絡みの人気女優登場やハリウッドの名作パロディーなど、コミック原作映画と侮れない魅力編だ。

<放送内容>
恋に恋する女子高校生の“さまるん”こと佐丸あゆはは、告白7連敗中。そんなある日、やけ食いした牛丼の代金が払えずに困っていたところをイケメン青年に救われる。その青年・由貴は、あゆはのクラスの新たな担任教師だった。これは運命の出会いだと思ったあゆはは由貴に猛烈なアタックをかけるが、由貴はそんなあゆはを相手にしようとしない。そして由貴はあゆはに、“自分を落とせるものなら落としてみろ”と挑発するが……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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LDLコレステロールの数字が薬を飲んで劇的に下がった

1月から医師の処方のロスバスタチン錠2.5mgを毎朝1錠飲んでいます。
5月に血液検査をして本日結果が分かりました。

LDLコレステロール 108mg/dL

昨年の人間ドック(2018年12月5日)では194mg/dLでしたので見事に下がりました。
基準範囲は70~139mg/dLなので、ようやく安心できました。

なお、サプリメント「EPA」も4月7日から毎日3錠飲んでいます。1袋660円(税込)。

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NHK教養番組「ガッテン!コレステロールの救世主★血管を掃除する秘策SP★(2018/11/28放送)」で、青魚を食べることでHDLコレステロールに働きかけてLDLコレステロールを減らす効果があるという紹介があり、「EPA」を取ることにしました。

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2019.06.09

映画『男はつらいよ 寅次郎の青春』(お薦め度★★)

前作よりも少しはマシですが、かなり辛い脚本です。
寅さんが足をくじいただけで、大騒ぎして満男が宮崎県まで向かうというどうしよもなさです。だいたい床屋に留まる設定がいただけません。

寅さんの恋愛や冒頭の妄想シーンを加えて、定番のシリーズに戻していますが、マドンナ後藤久美子で4作目となる満男の物語はもういっぱいいっぱいです。

シリーズが終盤に向かっているのがひしひしと感じられる第45作でした。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:1992
制作国:日本
内容時間:102分

<スタッフ>
監督:山田洋次
脚本:山田洋次、朝間義隆
撮影:高羽哲夫
音楽:山本直純

<キャスト>
車寅次郎:渥美清
さくら:倍賞千恵子
泉:後藤久美子
満男:吉岡秀隆
蝶子:風吹ジュン
竜介:永瀬正敏
礼子:夏木マリ
御前様:笠智衆

<イントロダクション>
渥美清主演「男はつらいよ」シリーズ第45作。寅次郎のおいが活躍する“満男編”の4作目。満男が憧れる泉は宮崎で寅次郎と再会。マドンナ女優は後藤久美子と風吹ジュン。

“満男編”を通じて一目惚れの癖がおとなしくなっていた(?)感がある寅さんだが、旅先の宮崎で出会った美容師の女性(風吹)に散髪をしてもらっているうち、彼女に好意を抱くように……。前年に日本公開されたフランス映画「髪結いの亭主」のパロディーを思わせる趣向だ。また、やはり前年に好評だった山田洋次監督の「息子」で熱演した永瀬正敏の出演も当時は話題に。なお、御前様の役を演じ続けてきた笠智衆は本作公開から3カ月後に逝去し、最後の出演作となった。ロケ地は宮崎県の日南市や岐阜県の下呂温泉。

<放送内容>
テキ屋の寅次郎は宮崎で、理髪店を営む女性・蝶子に一目惚れしてしまう。同じ頃、寅次郎のおい・満男が憧れる泉は東京のレコード店に就職して働いていたが、友人の結婚式に出席するために宮崎へ。偶然、寅次郎と再会するが、転んだ寅次郎が足を怪我する事態に。泉から一報を受けた満男は東京から現地に急行するが、泉が蝶子の弟の船員、竜介と仲良くしていたので思わず嫉妬。やがて寅次郎が蝶子に恋をしていると周囲は感じだし…。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.06.08

映画『ウインド・リバー』(お薦め度★★★★★)

圧巻です。
引き込まれました。
社会性のある冷徹な復讐劇です。

今なお残る米国の恥部をえぐり出す力作です。
ジェレミー=レナーが演じる主人公が「ハンター」と自己紹介するワードが激闘のクライマックスとリンクする鮮烈さは、見事としか言いようがありません。

最近のアメリカ映画は全体的にレベルダウンしていると感じてきましたが、テイラー=シェリダンの監督としても脚本家としても超一流の才能に惚れ惚れするとともに、アメリカ映画を高く再評価します。物凄いです。

FBI捜査官を演じた女優エリザベス=オルセンの美しさと可愛らしさが、本作には必要不可欠でした。秀逸なキャスティングです。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Wind River
制作年:2017
制作国:アメリカ
内容時間:108分

<受賞歴>
第70回(2017)カンヌ国際映画祭ある視点部門監督賞

<スタッフ>
監督・脚本:テイラー=シェリダン
製作:ピーター=バーグ、ベイジル=イヴァニク、マシュー=ジョージほか
撮影:ベン=リチャードソン
音楽:ニック=ケイヴ、ウォーレン=エリス

<キャスト>
コリー=ランバート:ジェレミー=レナー
ジェーン=バナー:エリザベス=オルセン
マット:ジョン=バーンサル
ベン:グレアム=グリーン
ナタリー:ケルシー=アスビル

<イントロダクション>
J・レナーが主演し、第70回カンヌ国際映画祭で「ある視点」部門・監督賞に輝いた秀作アクションサスペンス。アメリカ先住民保留地で起きた少女殺人事件の真相とは……。

やはり優れた社会派活劇、「ボーダーライン(2015)」「最後の追跡」で脚本家を務めたT・シェリダンの監督第2作。これら2作品と同じく米国の辺境を舞台にした、シェリダンの“フロンティア3部作”の最終編だ。米国社会が抱えた問題に、西部劇風のスパイスをまぶす手付きは引き続いて快調。米国のポリスアクションムービーのファンなら大いに楽しめること確実だ。「アベンジャーズ」などのスーパーヒーロー映画でホークアイ役を演じるレナーの男っぽい魅力、共演女優E・オルセンの熱演など俳優陣も見ものだ。

<放送内容>
米中西部ワイオミング州にある先住民保留地ウインド・リバーで、先住民の少女の遺体が見つかる。第1発見者となった野生生物局の白人ハンター・コリーは、遺体が自分の娘の親友であるナタリーだと知って胸を締め付けられる。そこへFBIの若い女性捜査官ジェーンが到着し、彼女はナタリーが暴行犯から逃亡する間に息絶えたことを知るが、FBIの応援を呼べないと判明し、現地の事情に精通したコリーに捜査への協力を頼むが……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.06.07

iPad ProにiOS 12.3.1をアップデートしたらアプリ「Apple TV」がインストールされていた

アップルは5月25日にiOS 12.3.1を提供開始しています。
昨日iPad Proにソフトウェア・アップデートのお知らせが届きました。自動アップデートで深夜に実行されると思っていたのですが、実行されず、今朝手動でアップデートをしました。

問題なくアップデートされ画面を見たところアプリ「Apple TV」が自動でインストールされていました。

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もしかして無料でコンテンツが視聴できるかもと直ぐに起動しました。

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しかし、一見して無料のものはありません。

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単なるプロモーションのようです。
なので即削除しました。

さて、次のiPadのメジャーバージョンアップは、先にレポートした「iOS 13」ではなく「iPadOS 13」だそうです。iPhoneと分かれてタブレットとして進化をするようです。もちろんマウスが使えるようなので今年の秋が待ち遠しいです。

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映画『ダブル・ミッション 報復の銃弾』(お薦め度★★★)

悪くないけど良くもありません。
作品の核となる父親の殉職事件について余りに説明不足です。
そのため、クライマックスでのラストが理解できません。

ワザと狙ったのかもしれませんが、観客からすると脚本が悪いだけです。
それにしても、敵も味方も関係なく次から次への殺されるので話を理解するのが難儀でした。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:The Assassin's Code
制作年:2018
制作国:アメリカ
内容時間:96分

<スタッフ>
監督:デヴィッド=A=アームストロング
製作:ウィリアム=K・ベイカー、デヴィッド=A=アームストロング
脚本:エドワード=リー=コーネット、ヴァレリー=グラント
撮影:エド=ウー
音楽:オースティン=ウィントリー

<キャスト>
マイケル=コノリー:ジャスティン=チャットウィン
ジャック=オブライエン:マーク=トンプソン
アンジェロ=レオネッティ:ロビン=トーマス
ローラ=コンソロ:ヤンシー=バトラー
カート=シュリヒター:ピーター=ストーメア

<イントロダクション>
麻薬強奪事件の捜査に乗り出した新米刑事が事件の黒幕を追い詰めていく姿を、海外ドラマ「シェイムレス 俺達に恥はない」のJ・チャットウィン主演で描くB級サスペンス。

アメリカ、オハイオ州のクリーブランドで、警察が押収した大量の麻薬の原料が、強奪される事件が発生。街を牛耳る大物の存在と影響力におびえて、誰もが事件について口を閉ざす中、事件の捜査に乗り出した新米刑事が、粘り強く黒幕を追い詰めていくさまをスリリングに描く。主人公の新米刑事をチャットウィンが熱演するほか、「ファーゴ」のP・ストーメアが、冷酷非情で不気味な暗殺者に扮して独自の個性と存在感を披露。監督は「ソウ」シリーズの撮影を手掛けたカメラマン出身のD・A・アームストロング。

<放送内容>
アメリカ北東部オハイオ州のクリーブランドで、警察が押収した大量の麻薬の原料が、強奪される事件が発生。その後、事件の実行犯たちも、警察に逮捕される直前に冷酷非情な暗殺者シュリヒターに相次いで殺され、街を牛耳る海運王のレオネッティの存在が次第にその背後に浮上するが、彼の影響力を恐れて関係者たちは皆、口を閉ざすようになる。そんな中、事件の担当者となった新米刑事のマイケルは、粘り強く捜査を続け…。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.06.06

映画『ザ・チェイシング』(お薦め度★★)

全くの期待外れです。
兄による妹の救出劇というので、『96時間』のようなスリリングなサスペンスアクションを予想したのですが、似ても似つかない内容でした。

主人公の兄がクズなのです。
平時はクズでも、いざという時やるときはやるという人物像ではなく、非常時でもクズのまま、、、どうしようもありません。行き当たりばったりのぐだぐだな展開です。全編カッコ悪い。

こんな下衆なキャラクターで制作する必要があるのでしょうか。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Cut to the Chase
制作年:2016
制作国:アメリカ
内容時間:90分

<スタッフ>
監督・脚本:ブレイン=ウィーヴァー
製作:クリス=リオン、マイク=エリオット、ミンディ=ブレッドソー
撮影:ロブ=センスカ
音楽:ジェームズ=イーキン3世
編集:クリス=リオン

<キャスト>
マックス=チェイス:ブレイン=ウィーヴァー
“ボス”:ランス=ヘンリクセン
イゾベル=チェイス:エリン=ケイヒル
ノーラ=バーンズ:リンディ=グリーンウッド
トラヴィス:パトリック=デイ

<イントロダクション>
気ままに人生を送ってきた元受刑者は、愛する妹が何者かに誘拐されたことを受け、全力で彼女を救出しようと立ち上がる。インディーズ感覚に満ちた熱血クライムアクション。

ドラッグビジネスに関与するなど、いいかげんと言われても仕方がないほど気ままに人生を送ってきた元受刑者の主人公は、自分と異なり優等生だった妹を誘拐犯から救おうと立ち上がる……。本作の主人公と同じく米南部の出身である男優B・ウィーヴァーが主演に加えて監督・脚本も担当。他の登場人物からもそう呼ばれる通り、大人として決して褒められない“クズ”のような主人公が、誘拐された妹を救おうと立ち上がる物語はアナクロ感が強いが、“愛すべきダメ男”である主人公に共感を覚える活劇映画好きは多いはず。

<放送内容>
元受刑者のマックスは地方検事補である妹イゾベルと仲がいいが、そんなイゾベルから突然、自分は誘拐されたので助けてくれという連絡を受ける。マックスが借金をしていて、イゾベルが摘発しようとしていた犯罪組織の“ボス”をはじめ、イゾベルに暴力を振るっていた元恋人“ボス”の手下トラヴィスなど、イゾベルを誘拐したと考えられる人物が何人もいる中、マックスは孤立無援の状態で単身、誘拐犯を突き止めようと行動を起こす。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.06.05

映画『男はつらいよ 寅次郎の告白』(お薦め度★★)

これはダメです。
3作連続で準レギュラーになったマドンナが、母親と喧嘩して鳥取県に家出とは有り得ません。東京の満男を頼るべきです。日本海が見たいとの理屈を付けていますが、名古屋から日本海を目指すのであれば金沢のある石川県でしょう。

それはさておき、満男がマドンナを探すために、闇雲に鳥取砂丘に行くというポンコツな設定にドン引きです。

だけど、寅さんが登場すると全て収まるところが、磐石なシリーズであることを証明します(笑)。

流石の山田洋次監督の鉄板な脚本も金属疲労を起こしたとしか思えません。

最低評価の第3作よりもマシですが、山田洋次監督作の中で最低です。妄想シーンもありませんでした。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:1991
制作国:日本
内容時間:104分

<スタッフ>
監督:山田洋次
脚本:山田洋次、朝間義隆
撮影:高羽哲夫
撮影:花田三史
音楽:山本直純

<キャスト>
車寅次郎:渥美清
さくら:倍賞千恵子
泉:後藤久美子
満男:吉岡秀隆
聖子:吉田日出子
礼子:夏木マリ
礼子の恋人:津嘉山正種

<イントロダクション>
渥美清主演「男はつらいよ」シリーズの第44作で、寅次郎の甥をもうひとりの主人公にした“満男編”3作目。満男が憧れる泉が家出する事件が。マドンナ女優は後藤久美子。

第42作「~ぼくの伯父さん」で始まった、寅次郎の甥・満男とその高校時代の後輩、泉(後藤)の恋を描く“満男編”のパート3。高校卒業が近づき就職活動に励む泉が家出する事件が発生。満男はいても立ってもいられず、彼女から届いた絵ハガキにあった鳥取砂丘に向かうが……。本来の主人公、寅さんにもかつての恋人(吉田日出子が好演)と再会する場面があり、その顛末は男性としての寅さんの知られざる一面を明かす、シリーズ史上重要な見どころとなっている。ロケ地は鳥取砂丘などの鳥取県や、岐阜県の恵那峡。

<放送内容>
地方を旅するテキ屋の寅次郎の甥・満男に、名古屋で暮らす憧れの後輩・泉から電話がかかってくる。就職活動のために上京するという。満男はその面接に同行するが、相手から高卒の就職は難しいといわれ、落ち込む泉。やがて帰省したはずの泉から満男に、鳥取から絵ハガキが。彼女が家出したと思った満男は一目散に鳥取へ向かう。同じ頃、偶然鳥取を訪れていた寅次郎は、以前にも会っている泉の姿を見かけ、彼女と再会するが……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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朝一のラジオニュースで南キャン山里と蒼井優の結婚情報には心底驚いた

目覚まし時計のベルで朝5時に起きた。直ぐにスマートスピーカーGoogle Home Miniに向かって「OKグーグル、ベイエフエム」で光永亮太「POWER BAY MORNING」のラジオを流したところ、いきなり南海キャンディーズの山里亮太(42)と人気女優の蒼井優(33)が結婚したと驚きのニュース。山里の相方のあるしずちゃん(40)が映画『フラガール』で共演して友人となった蒼井優との仲を取り持ったとのこと。頭が回っていない。エイプリルフールじゃない。まさかFMラジオがうわさレベルの情報を流すわけもなくビックリ。

朝の支度をしながら6時にTOKYO FMにチャンネルを替えて、鈴村健一・ハードキャッスル エリザベス「ONE MORNING」にしたら、やはり冒頭に同じ結婚のニュースを報じていた。

映画やドラマで大活躍の実力派美人女優で数々の浮名を流したモテ女性で、『花とアリス』から俺のお気に入りの女優が、キモオタキャラの芸人と結婚したとは、、、

近年稀にみるめでたいニュースだ!

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2019.06.04

映画『モリーズ・ゲーム』(お薦め度★★★)

大量のセリフとその言い回しのスピードに驚かされます。
主人公モリーを演じたジェシカ=チャステインのセリフ回しは見事でした。

元スポーツ選手がポーカーゲームの元締めになって足元をすくわれ転落する半生を、裁判を通じて赤裸々に描きます。裁判に対する戦術を自分の弁護士と協議する際のセリフの応酬は圧巻です。

ただし、あまりのセリフの量と英語での早口は言っていることを理解するのがやっとです。コメディならいざ知らずシリアスなドラマだと、次から次へと流れる字幕に追いつくのが辛いと感じました。

ところで、ケヴィン=コスナーが重要な役どころながら脇役で登場します。ちょっと意外で驚きました。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Molly's Game
制作年:2017
制作国:アメリカ
内容時間:141分

<スタッフ>
監督・脚本:アーロン=ソーキン
製作:マーク=ゴードン、エイミー=パスカル、マット=ジャクソン
撮影:シャルロッテ=ブルース=クリステンセン
音楽:ダニエル=ペンバートン

<キャスト>
モリー=ブルーム:ジェシカ=チャステイン
チャーリー=ジャフィー:イドリス=エルバ
モリーの父親:ケヴィン=コスナー
プレイヤーX:マイケル=セラ
ディーン=キース:ジェレミー=ストロング
フォックスマン判事:グレアム=グリーン

<イントロダクション>
オリンピック出場候補と見られた名モーグル選手、モリー・ブルーム。しかし、後に非合法のポーカークラブを経営するように……。一大スキャンダルを描いた衝撃の実話映画。

アカデミー賞にノミネートされた「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」「ゼロ・ダーク・サーティ」、快演を見せた「女神の見えざる手」など、美貌と実力を兼ね備えた人気女優J・チャステインが、型破りな半生をたどった実在の女性モリー役に扮した、センセーショナルな実話ドラマ。第83回アカデミー賞で脚色賞に輝いた「ソーシャル・ネットワーク」の脚本家A・ソーキンが本作で監督デビューし、自身によるシナリオで第90回アカデミー賞の脚色賞にノミネート。膨大な量の情報をスピーディーに畳み掛けて圧倒的だ。

<放送内容>
子どものころからモーグルの特訓を続けたモリーだが、ある大会で負傷してしまい、選手の道を絶たれてしまう。自分を見つめ直そうとロサンゼルスに引っ越したモリーだが、ひょんなことから大金が動く非合法のポーカークラブの運営を手伝うように。そこで天性の才能を発揮したモリーは彼女を恐れた経営者に解雇されるが、まだ二十代ながら自分のポーカークラブを設立し、大もうけするように。だが順調な日々はいつまでも続かず……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.06.03

映画『ガーディアン 偽りの守護天使』(お薦め度★★★★)

見応えのあるサスペンスでした。
しかも、実話に裏付けられたリアリティは半端ありません。

容疑者たちがスムーズに捕まるものの、洗脳して犯罪の実行させたという主犯を自白に導いたにもかかわらず、逆に刑事がどうしようもなく追い詰められるという攻防はゾクゾクさせられます。しかも刑事の妻に近寄る大胆さに、危険の香りはマックスです。

脚本、演出ともに優れており、刑事と妻、主犯の俳優たちの素晴らしい演技に感服しました。

欧州映画のクオリティの高さに圧倒されます。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:The Guardian Angel
制作年:2018
制作国:フィンランド・デンマーク・クロアチア
内容時間:102分

<スタッフ>
監督・脚本:アルト=ハロネン
製作:アルト=ハロネン、ティモ=T=ラーティネンほか
撮影:ピニ=ヘルステッド
音楽:トゥオマス=カンテリネン

<キャスト>
アンダース:ピルー=アスベック
ニールセン:ジョシュ=ルーカス
ダブロウスキー博士:ラデ=シェルベッジア
マリー:サラ=ソウリエ

<イントロダクション>
第2次世界大戦が終わってから6年後のデンマーク。銀行強盗犯が自分に犯行を指示したという“守護天使”とは誰か。ショッキングな実話を再現したヨーロッパ産サスペンス。

1951年、コペンハーゲン。銀行強盗犯のひとりは“守護天使”に命じられたと証言するが、“守護天使”とは何者か……。心理学に精通する黒幕が、催眠術で他人を操ったという衝撃的な実話を再現。黒幕はしかも、捜査を担当する刑事の妻に近づき、彼女の心までコントロールしようとする。1950年代が舞台ながら、現在でも起き得る“洗脳”が題材なのが恐ろしく、最後まで目が離せなくなる戦慄編。フィンランドなどの合作だが、米国のJ・ルーカスが黒幕ニールセン役を冷徹に巧演。WOWOWの放送が日本初公開。

<放送内容>
1951年、デンマーク。アンダース刑事は銀行強盗事件を担当し、犯人2人組の逃げたひとり、パーレを逮捕。パーレは戦時中、ナチスに協力したとの戦争犯罪で服役したが、2週間前にも似た事件を起こしていた。アンダースが調べるとパーレは服役中、同房だったニールセンの過激思想に影響を受けていたと判明。犯行はニールセンに指示されたのか。逮捕されたが保釈されたニールセンは、アンダースの妻マリーにつきまといだし……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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2019.06.02

映画『男はつらいよ 寅次郎の休日』(お薦め度★★★★)

平成の寅さん3作の中では一番の内容です。
冒頭に寅さんの妄想シーンが復活して、従来のトーンに戻しています。

寅さんと満男が一緒に行動する良く出来た脚本でした。
前作に続いてマドンナ・後藤久美子が登場しますが、若干設定を変更しています。違和感はありません。

「幸せとは」を考える満男のセリフが心に沁みました。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:1990
制作国:日本
内容時間:106分

<スタッフ>
監督:山田洋次
脚本:山田洋次、朝間義隆
撮影:高羽哲夫
音楽:山本直純

<キャスト>
車寅次郎:渥美清
さくら:倍賞千恵子
泉:後藤久美子
満男:吉岡秀隆
礼子:夏木マリ
一男:寺尾聰
幸枝:宮崎美子

<イントロダクション>
渥美清が主演した国民的人気コメディ「男はつらいよ」シリーズの第43作。寅次郎は甥の満男と彼が憧れる泉の恋に力を貸せるのか。マドンナ女優は前作に続いて後藤久美子。

シリーズ前作「~ぼくの伯父さん」で、寅さんと並ぶもうひとりの主人公になった、吉岡秀隆演じるその甥、満男。前作に続き、当時はゴクミと呼ばれて人気だった後藤扮する美少女・泉と満男の恋を描き、再出発したシリーズをフレッシュかつユーモラスに盛り上げた。ゴクミ演じる泉の母親・礼子役も前作に続いて美貌と演技力を兼ね備えた本格派、夏木マリ。従来のマドンナたちほど濃密ではないが、寅次郎とロマンチックな雰囲気になりそうになる趣向もあって楽しませる。ロケ地は大分県の日田市や愛知県の名古屋市。

<放送内容>
テキ屋の寅次郎の甥、満男は浪人生を経て大学生になるが、高校時代から憧れていた後輩・泉が名古屋から東京へやって来る。泉の目的は母親と別居中の父親・一男を捜し出すためだった。やがて一男が仕事を辞めて故郷の大分に帰ったと分かり、泉は単身、大分に向かおうとするが、彼女の力になりたい満男はその大分行きに同行することに。寅次郎は娘を心配する礼子に同行して大分に向かうが、鉄道での道中、礼子に好意を抱きだし……。

<鑑賞チャネル>
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2019.06.01

映画『ルームロンダリング』(お薦め度★★)

微妙です。
脚本がよくありません。事故物件を帳消しにするルームロンダリングを扱っているので、社会派コメディかと期待するものの、ほとんど中身はありません。

そもそも八雲御子(池田エライザ)と雷土悟郎(オダギリジョー)の関係を説明しないで話を進めるのは、ずるいというかせこさを感じます。

映画版である本作のキャストを一部引き継いでテレビドラマ化(TBS、2018年11月放送、全4話)されたのものは、途中で観るのを止めていました。ドラマでの分かりにくくてユーモアの無さを映画でも同様に感じました。

ところで、主役をなぜ池田エライザにしたのでしょうか。彼女のキャラクターに合っていませんし、このネガティブで複雑な役をこなせるだけの演技力もありませんでした。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:2018
制作国:日本
内容時間:109分

<スタッフ>
監督:片桐健滋
脚本:片桐健滋、梅本竜矢
撮影:江崎朋生
音楽:川嶋可能

<キャスト>
八雲御子:池田エライザ
春日公比古:渋川清彦
虹川亜樹人:伊藤健太郎
千夏本悠希:光宗薫
西前:田口トモロヲ
御子の母:つみきみほ
雷土悟郎:オダギリジョー

<イントロダクション>
池田エライザが、不思議な能力を持つ女性をキュートに演じた心温まるコメディ。訳あり不動産物件の履歴を隠す“ルームロンダリング”専門家のヒロインが幽霊たちと交流し?

“TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM2015”で、「嘘を愛する女」に次ぎ、準グランプリのFilmarks賞を受賞した企画を、本作が長編映画初監督となる片桐健滋が映画化。訳あり物件で暮らす、池田演じる御子が、渋川清彦が演じる自殺した青森出身のパンクロッカー公比古、光宗薫が演じる殺人事件の犠牲者のOL悠希ら、元住人の幽霊たちと交流する姿に笑いを誘われる。そんなコメディ味があるかと思えば、ある女性を殺した意外な犯人が判明する、急転直下な展開にも驚かされる。

<放送内容>
5歳で父と死別した翌年、母が失踪し、祖母に育てられた御子。18歳の時に祖母も亡くなり、天涯孤独となった彼女は、祖母の葬式に突然現われた母の弟・悟郎に引き取られることに。悟郎は御子に、死亡事故や事件の起こった“訳あり物件”を一度借りて、借り主への説明義務を帳消しにする“ルームロンダリング”の仕事をさせることに。だが彼女は行く先々で、各物件で亡くなった住人の幽霊たちと遭遇し、彼らと交流することになる。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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