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2019.06.08

映画『ウインド・リバー』(お薦め度★★★★★)

圧巻です。
引き込まれました。
社会性のある冷徹な復讐劇です。

今なお残る米国の恥部をえぐり出す力作です。
ジェレミー=レナーが演じる主人公が「ハンター」と自己紹介するワードが激闘のクライマックスとリンクする鮮烈さは、見事としか言いようがありません。

最近のアメリカ映画は全体的にレベルダウンしていると感じてきましたが、テイラー=シェリダンの監督としても脚本家としても超一流の才能に惚れ惚れするとともに、アメリカ映画を高く再評価します。物凄いです。

FBI捜査官を演じた女優エリザベス=オルセンの美しさと可愛らしさが、本作には必要不可欠でした。秀逸なキャスティングです。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Wind River
制作年:2017
制作国:アメリカ
内容時間:108分

<受賞歴>
第70回(2017)カンヌ国際映画祭ある視点部門監督賞

<スタッフ>
監督・脚本:テイラー=シェリダン
製作:ピーター=バーグ、ベイジル=イヴァニク、マシュー=ジョージほか
撮影:ベン=リチャードソン
音楽:ニック=ケイヴ、ウォーレン=エリス

<キャスト>
コリー=ランバート:ジェレミー=レナー
ジェーン=バナー:エリザベス=オルセン
マット:ジョン=バーンサル
ベン:グレアム=グリーン
ナタリー:ケルシー=アスビル

<イントロダクション>
J・レナーが主演し、第70回カンヌ国際映画祭で「ある視点」部門・監督賞に輝いた秀作アクションサスペンス。アメリカ先住民保留地で起きた少女殺人事件の真相とは……。

やはり優れた社会派活劇、「ボーダーライン(2015)」「最後の追跡」で脚本家を務めたT・シェリダンの監督第2作。これら2作品と同じく米国の辺境を舞台にした、シェリダンの“フロンティア3部作”の最終編だ。米国社会が抱えた問題に、西部劇風のスパイスをまぶす手付きは引き続いて快調。米国のポリスアクションムービーのファンなら大いに楽しめること確実だ。「アベンジャーズ」などのスーパーヒーロー映画でホークアイ役を演じるレナーの男っぽい魅力、共演女優E・オルセンの熱演など俳優陣も見ものだ。

<放送内容>
米中西部ワイオミング州にある先住民保留地ウインド・リバーで、先住民の少女の遺体が見つかる。第1発見者となった野生生物局の白人ハンター・コリーは、遺体が自分の娘の親友であるナタリーだと知って胸を締め付けられる。そこへFBIの若い女性捜査官ジェーンが到着し、彼女はナタリーが暴行犯から逃亡する間に息絶えたことを知るが、FBIの応援を呼べないと判明し、現地の事情に精通したコリーに捜査への協力を頼むが……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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