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2019.06.30

映画『ザ・アウトロー』(お薦め度★★★★★)

圧倒されました。
まさに、アル=パチーノとロバート=デ=ニーロが共演した『ヒート』を彷彿とさせるクライムサスペンスで、男同士のプライドが激突します。
今さら、銀行強盗のサスペンスとなめていたのですが、知的な犯罪集団と重犯罪特捜班の熱血刑事がガチンコで渡り合う見応えのあるストーリーでした。

ジェラルド=バトラーが主演で、『エンド・オブ・キングダム』並みの作品なので、観終えてから調べたところ、何と『エンド・オブ・キングダム』で脚本を務め、本作で監督として初メガホンをとったクリスチャン=グーデガストだったのです。道理でクオリティが高いはずです。

しかも、事件解決後の逸話に驚かされます。脚本の3つのルールを完成させたうえに、その先を行っています。

最近顕著に復活を遂げているアメリカ映画の秀逸さを存分に表した作品です。

それにしても、本作が日本でほとんど知られていないのは問題ではないでしょうか。宣伝で目にするのはディズニー作品ばかりで、アメリカ映画でさえ物凄い作品の情報が届かなくなっています。

本作を予定して劇場鑑賞した方を尊敬します。大スクリーンでの迫力は半端なかったはずです。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Den of Thieves
制作年:2018
制作国:アメリカ
内容時間:140分

<スタッフ>
監督・脚本:クリスチャン=グーデガスト
製作:マーク=キャントン、タッカー=トゥーリー、ジェラルド=バトラーほか
原案:クリスチャン=グーデガスト、ポール=シュアリング
撮影:テリー=ステイシー
音楽:クリフ=マルティネス

<キャスト>
ニック=オブライエン:ジェラルド=バトラー
エンソン=ルヴォー:カーティス=“50セント”=ジャクソン
メリーメン:パブロ=シュレイバー
ドニー=ウィルソン:オシェア=ジャクソン=ジュニア
ホリー:メドウ=ウィリアムズ

<イントロダクション>
世界屈指の犯罪多発都市LAを舞台に、大金を狙う熟練の銀行強盗団と重犯罪特捜班を率いる型破りな刑事が真っ向から対決するさまを、迫力と臨場感満点に綴ったアクション。

片や、用意周到な計画を練り、次々と銀行強盗を成功させてきた熟練の犯罪者集団。他方、そうはさせじと重犯罪特捜班を率いて彼らの前に立ちはだかる、命知らずの熱血刑事。そんな両者が犯罪多発都市LAを舞台に真っ向から激突し、3000万ドルの大金をめぐって死闘を繰り広げるさまを、全編、手に汗握る見せ場満載で激写。とりわけクライマックスでの息詰まる銃撃戦は、迫力と臨場感満点。G・バトラー、P・シュレイバーらも好演を披露し、「ヒート」や「ザ・タウン」を彷彿とさせる熱い男のドラマに仕上がった。

<放送内容>
48分に1回の割合で銀行強盗が発生する、世界屈指の犯罪多発都市LA。郡保安局の重犯罪特捜班を率いる熱血刑事ニックは、すねに傷を持つバーテンダーのドニーを締め上げて、かねてからその後を追っていたプロの犯罪者集団メリーメン一味が、廃棄処分される予定の古い札束を狙った大胆不敵な銀行強盗を企てていることを知る。その計画実行の当日、メリーメン一味は、待ち構える警察捜査陣の裏をかく意外な行動に打って出て…。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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