映画『男はつらいよ 寅次郎紅の花』(お薦め度★★★★★)
寅さんの最後にふさわしい作品でした。
第45作からの後藤久美子が復帰して、満男のぶざまさが炸裂です。シリーズで最も情けないエピソードでした。
しかも、第11作、第15作、第25作で登場した“りりー”ことベストマドンナの浅丘ルリ子が満男の良き理解者という心憎い設定でした。
また、阪神淡路大震災後の神戸ロケもあり、復興を願うシリーズの心配りに頭が下がります。
車寅次郎は永遠です。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
制作年:1995
制作国:日本
内容時間:108分<スタッフ>
監督:山田洋次
脚本:山田洋次、朝間義隆
撮影:長沼六男
音楽:山本直純、山本純ノ介<キャスト>
車寅次郎:渥美清
さくら:倍賞千恵子
リリー:浅丘ルリ子
泉:後藤久美子
満男:吉岡秀隆
船長:田中邦衛
政夫:神戸浩<イントロダクション>
渥美清が主演した「男はつらいよ」シリーズの最終編となった第48作。4度目のマドンナ女優となった浅丘ルリ子演じるリリーの登場など、フィナーレにふさわしい感動編に!本作の完成から8カ月後、1996年8月4日に寅さん役の渥美が逝去したことで本作がシリーズの最終作に(ただし後に「~寅次郎ハイビスカスの花 特別篇」が作られた)。それまでシリーズの計3作で寅さんと恋をし、ベスト・マドンナという声が高いリリーが15年ぶりに登場。寅さんとリリーが交流を深めた「~ハイビスカスの花」の舞台、沖縄に近い奄美一帯でロケし、寅さんの甥・満男と憧れの人・泉の関係もクライマックスへ。何より、阪神淡路大震災後の神戸でロケした場面に驚きも感動もしない人はいないだろう。
<放送内容>
テキ屋の寅次郎の実家の面々は音信不通の寅次郎を心配するが、偶然見たTVで寅次郎が大震災後の神戸でボランティアをしていたと知る。だが、現地によれば、もう寅次郎はいないという。一方、寅次郎の甥・満男は片思いを続ける泉が岡山に嫁入りすると知って岡山へ。泉の結婚式当日、満男は大胆にも式を妨害し、泉は結婚をやめてしまう。落胆した満男は衝動的に乗った列車や船で鹿児島の加計呂麻島へ。そこで寅次郎やリリーと会う。<鑑賞チャネル>
WOWOW
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