映画『男はつらいよ 寅次郎の告白』(お薦め度★★)
これはダメです。
3作連続で準レギュラーになったマドンナが、母親と喧嘩して鳥取県に家出とは有り得ません。東京の満男を頼るべきです。日本海が見たいとの理屈を付けていますが、名古屋から日本海を目指すのであれば金沢のある石川県でしょう。
それはさておき、満男がマドンナを探すために、闇雲に鳥取砂丘に行くというポンコツな設定にドン引きです。
だけど、寅さんが登場すると全て収まるところが、磐石なシリーズであることを証明します(笑)。
流石の山田洋次監督の鉄板な脚本も金属疲労を起こしたとしか思えません。
最低評価の第3作よりもマシですが、山田洋次監督作の中で最低です。妄想シーンもありませんでした。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
制作年:1991
制作国:日本
内容時間:104分<スタッフ>
監督:山田洋次
脚本:山田洋次、朝間義隆
撮影:高羽哲夫
撮影:花田三史
音楽:山本直純<キャスト>
車寅次郎:渥美清
さくら:倍賞千恵子
泉:後藤久美子
満男:吉岡秀隆
聖子:吉田日出子
礼子:夏木マリ
礼子の恋人:津嘉山正種<イントロダクション>
渥美清主演「男はつらいよ」シリーズの第44作で、寅次郎の甥をもうひとりの主人公にした“満男編”3作目。満男が憧れる泉が家出する事件が。マドンナ女優は後藤久美子。第42作「~ぼくの伯父さん」で始まった、寅次郎の甥・満男とその高校時代の後輩、泉(後藤)の恋を描く“満男編”のパート3。高校卒業が近づき就職活動に励む泉が家出する事件が発生。満男はいても立ってもいられず、彼女から届いた絵ハガキにあった鳥取砂丘に向かうが……。本来の主人公、寅さんにもかつての恋人(吉田日出子が好演)と再会する場面があり、その顛末は男性としての寅さんの知られざる一面を明かす、シリーズ史上重要な見どころとなっている。ロケ地は鳥取砂丘などの鳥取県や、岐阜県の恵那峡。
<放送内容>
地方を旅するテキ屋の寅次郎の甥・満男に、名古屋で暮らす憧れの後輩・泉から電話がかかってくる。就職活動のために上京するという。満男はその面接に同行するが、相手から高卒の就職は難しいといわれ、落ち込む泉。やがて帰省したはずの泉から満男に、鳥取から絵ハガキが。彼女が家出したと思った満男は一目散に鳥取へ向かう。同じ頃、偶然鳥取を訪れていた寅次郎は、以前にも会っている泉の姿を見かけ、彼女と再会するが……。<鑑賞チャネル>
WOWOW
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