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2019.07.31

映画『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』(お薦め度★★★★)

瑞々しく切ない青春クライムサスペンスでした。
カンニングをテーマに練られた脚本です。ハラハラドキドキさせられました。しかも父娘の信頼関係を真摯に描いています。アジア圏の人間として共感できます。

それにしてもどうしちゃったのというぐらい、本作でのタイ映画の進化は驚くべきものがあります。次の通り、今までアクションかホラーしか観たことはありません。しかも、評価は★3つ止まりでした。

【過去に観たタイ映画】
2005.06.21 『マッハ!』(お薦め度★★★)
2008.01.29 映画『心霊写真』(お薦め度★★★)
2008.12.21 映画『七人のマッハ!!!!!!!』(お薦め度★★★)
2015.10.05 映画『リベンジャー』(お薦め度★★)

何といっても映像がスタイリッシュでシャープです。世界マーケットに通用しています。かなり上質でハリウッドや欧州映画のクオリティに肩を並べています。

そして、俳優陣のキレイさに驚きました。ヒロインやその友人は日本人のアイドルと比べて遜色ありません。メインの男優陣は韓流スター並みです。

今後はタイ映画も注目して行きたいと思います。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Bad Genius
制作年:2017
制作国:タイ
内容時間:130分

<スタッフ>
監督:ナタウット=プーンピリヤ
製作:ジラ=マリクン、ワンリディー=ポンシティサック、ナタウット=プーンピリヤ
脚本:タニーダ=ハンタウィーワッタナー、ワスドーン=ピヤロンナ
撮影:パクラオ=ジランクーンクム

<キャスト>
リン:チュティモン=ジョンジャルーンスックジン
バンク:チャーノン=サンティナトーンクン
グレース:イッサヤー=ホースワン
パット:ティーラドン=スパパンピンヨー
リンの父親:タネート=ワラークンヌクロ

<イントロダクション>
タイの高校生たちがテストで仕掛ける巧妙な集団カンニング計画を、痛快&スタイリッシュに描き、世界的にヒット。日本の映画ファンからも大きく注目された青春サスペンス。

タイ映画ながら中国で実際に起きた集団不正入試事件をモデルに、集団カンニング計画に挑む高校生たちの群像を、まるで「オーシャンズ」シリーズの犯罪のプロたちのように描き、その意外性も面白いと評判を呼び、“タイのアカデミー賞”とされる第27回スパンナホン賞で監督賞など史上最多の12部門を受賞するだけでなく、欧米の各映画祭でも高い評価を受けた話題作。特に終盤の30分弱に及ぶ壮大なテスト場面は、娯楽映画として見応えたっぷりで、アクションが得意というタイ映画のイメージを一新したのも重要だ。

<放送内容>
小学生のころから優等生だった女子高校生リンは父子家庭で裕福ではなかったが、明晰な頭脳を見込まれ、ある進学校に“特待奨学生”として転入。そんなリンにカンニングに興味津々な同級生パットが近づき、カンニングをビジネスにしないかと彼女に持ち掛ける。やがてパットとリンのもとにカンニングをしたい同級生たちが殺到するが、パットたちは米国の大学に留学するのに必要な統一入試“STIC”で空前絶後のカンニングに挑む。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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