映画『特捜部Q カルテ番号64』(お薦め度★★★★)
凄まじくおぞましい復讐劇です。
強制不妊手術と移民問題が優生保護と絡む衝撃の社会派サスペンスです。難解で危険な事件の捜査から歴史的な欧州の恥部がさらけ出されます。
映画『バスターズ(2012)』でも扱われた移民問題が本作でもリアルに描かれていて、欧州での問題の根深さがヒシヒシと感じられました。
「特捜部Q」シリーズは4作目にして初鑑賞です。主人公があまりに偏屈過ぎるので、このシリーズは馴染めないと思います。ただし、テンポが良く、脚本が練られているので作品としては一級品です。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:Journal 64
制作年:2018
制作国:デンマーク・ドイツ
内容時間:118分<スタッフ>
監督:クリストファー=ボー
製作:ヨナス=バガー
脚本:ニコライ=アーセル<キャスト>
カール=マーク:ニコライ=リー=コス
アサド:ファレス=ファレス
ローセ:ヨハンネ=ルイズ=シュミット
マークス:ソーレン=ピルマーク<イントロダクション>
世界中で人気の北欧ミステリー、J・エーズラ・オールスンの「特捜部Q」シリーズの第4作を映画化し、歴代のデンマーク映画史上No.1の興収記録を樹立した大ヒット作。
累計1000万部を超す北欧ミステリーの世界的人気ベストセラー小説、「特捜部Q」シリーズの映画化第4弾。今回は、カール警部補の良き相棒アサドが特捜部Qから異動して去ることとなり、2人のコンビ解消の日が次第に迫る中、古いアパートの一室で白骨化した死体が発見されたことをきっかけに、とある島の収容施設で行なわれていた恐るべき犯罪の実態が浮き彫りとなることに。おなじみの主役陣N・L・コスとF・ファレスが息詰まる好演を披露し、歴代のデンマーク映画史上No.1の興収記録をみごと打ち立てた。
<放送内容>
デンマークのコペンハーゲン警察で、過去の未解決事件を取り扱う特捜部Q。ここに集うのは、組織からはみ出た変わり者の面々。この特捜部Qからアサドはよその部署へ異動することが決まるが、カール警部補からは特に慰留の言葉を掛けられず、寂しい想いを味わう。そんなある日、古いアパートを取り壊している最中、その一室から白骨化した死体が発見されて彼らが事件の調査に乗り出し、次第に恐るべき過去の実態が明らかに。<鑑賞チャネル>
WOWOW
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