映画『いま、輝くときに』(お薦め度★★★★)
青春映画の秀作です。ラストはぐっと来ました。
日本の高校生とは違って、男女交際も充実していて、もっぱら酒浸りの脳天気な米国の男子高校生が主人公で、刹那的とはいえ、それなりに恵まれた高校生活を送ってるので共通点は皆無なのに、かなり共感してしまいました。
自由を謳歌している割りに将来性が無い若者の設定が、閉塞感や自虐的な気分をより盛り上げているのかもしれません。
6年前の作品の背景としては、SNS全盛以前の懐かしい時代であり、SNS全盛以後とは違ったのどかでより人間らしさが感じられます。現代では設定自体が成り立たないでしょう。そういった意味で貴重な作品と言えます。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:The Spectacular Now
制作年:2013
制作国:アメリカ
内容時間:96分<スタッフ>
監督:ジェームズ=ポンソルト
製作:トム=マクナルティ、ショーン=レヴィ、アンドリュー=ローレンほか
脚本:スコット=ノイスタッター、マイケル=H=ウェバー
撮影:ジェス=ホール
音楽:ロブ=シモンセン<キャスト>
サッター:マイルズ=テラー
エイミー:シェイリーン=ウッドリー
キャシディ:ブリー=ラーソン
リッキー:マサム=ホールデン
トミー:カイル=チャンドラー
サラ:ジェニファー=ジェイソン=リー
ホリー:メアリー=エリザベス=ウィンステッド<イントロダクション>
将来の夢や目標もなく刹那的に生きていた青年と、家族のために働きながら大学進学を目指す少女。高校の卒業を前に出会った2人のひと夏の恋を綴る切ないラブストーリー。
高校卒業を控えた男女の将来への不安や希望を等身大に描き、サンダンス映画祭審査員特別賞に輝いた青春ラブストーリーの佳作。「セッション」のM・テラーが、刹那的に生きる一方、心に悩みを抱えた青年役を繊細に好演。ヒロイン役には、後に「ダイバージェント」シリーズの主演で一躍スターとなり、同シリーズでテラーとも共演するS・ウッドリー。自分の魅力に気付かないでいた内気なヒロイン役をこちらも好演する。悩み傷つきながら大人への階段を上がる主人公たちの姿が共感を呼ぶ切ない作品となった。
<放送内容>
高校の卒業を控えながら、将来の夢や目標もなく、パーティーに明け暮れる刹那的な日々を送るサッター。ある日、酔いつぶれて屋外で寝てしまった彼は、翌朝同じ学校に通うエイミーに起こされる。彼女は母親の代わりに早朝新聞配達の仕事をしていたのだ。内気で生真面目、自分と正反対のエイミーに惹かれていくサッター。彼は家族に縛られているエイミーに自立を促すが、一方で彼女に影響され、心に秘めていた悩みに向き合っていく。<鑑賞チャネル>
WOWOW
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