映画『ブルー・マインド』(お薦め度★★★★)
優れものの青春映画であり、ダークファンタジーです。
新しくて独創的です。スイス映画も凄いです。
思春期の少女が苦悩して、家族や周囲の人と軋轢を生む様子はリアルでした。スイスの若い世代に薬が日常的に蔓延しているのは、それだけでショッキングでした。社会問題も同時に考えさせる脚本は秀逸です。
何と言っても、驚きのラストとその美しさに研ぎ澄まされた感性を感じました。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:Blue My Mind
制作年:2017
制作国:スイス
内容時間:102分<スタッフ>
監督:リーザ=ブリュールマン
製作:シュテファン=イェガー、カトリン=レンツ
脚本:リーザ=ブリュールマン、ドミニク=ロハー
撮影:ガブリエル=ロボス
音楽:トーマス=クラトリ<キャスト>
ミア:ルナ=ヴェドラー
ジアンナ:ゾーイ=パステル=ホルトゥイツェン
ガブリエラ:レグラ=グラウヴィラー
ミカエル:ゲオルク=シャーレック
ネリー:ルー=ハルティナー<イントロダクション>
心も体も大人へ変わっていく15歳の少女を主人公に、彼女の体に突然起こった異変と奇妙な運命を綴った新感覚ホラー。スイス映画賞で作品賞を含む3部門に輝いた注目作。
体や心の急激な成長に戸惑う思春期の少女のいらだちを、主人公の少女の身に起きた“異変”に重ねて描く。主人公の少女が、転校先で居場所を作ろうと背伸びしてスクールカースト上位のグループに近づく姿や、鼻持ちならないと思えたグループのボス的少女と友情を築く様子などが、時に痛ましく、時に官能的に描かれる。ホラーではあるがホラー要素は薄く、幻想的な青春映画と呼ぶ方が近い。スイスのアカデミー賞に当たるスイス映画賞で作品賞と脚本賞、そして主演L・ヴェドラーの熱演に主演女優賞が与えられた。
<放送内容>
親の仕事の都合で新しい町に越してきた15歳の少女ミア。大人に成長する体の変化に戸惑い、自分を理解してくれない親に対するいらだちを隠せない彼女は、それでも環境の変化になじもうと、クラスの中心的なグループのリーダー、ジアンナに近づく。グループの使い走りから、やがて飲酒や万引き、出会い系サイトなど、悪い遊びを覚えながらジアンナと親しくなるミア。そんな中、ミアの体に成長とはとても言えない“異変”が……。<鑑賞チャネル>
WOWOW
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