映画『寝ても覚めても』(お薦め度★★★)
邦画にしては、いい線いっているラブサスペンスです。
ただし、セリフ回しが時々引っ掛かり、尺の長さを感じさせます。
また、東出昌大と唐田えりかの組み合わせがイマイチでした。東出昌大の演技が『散歩する侵略者』に近い印象で、恋愛ものとしては違和感がありました。唐田えりかも悪くは無いものの、秘めた情熱を感じさせる切れはなく、中途半端な印象です。『覚悟はいいかそこの女子。』と比べて物足りなさがあります。
タイトルと内容もしっくりきません。タイトルから連想する激しさや熱情はほとんど無く、肩透かしでした。
展開としてはいろいろ用意できたと思いますが、全体から醸し出す雰囲気を裏切るラストでした。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
制作年:2018
制作国:日本・フランス
内容時間:120分<スタッフ>
監督:濱口竜介
脚本:田中幸子、濱口竜介
撮影:佐々木靖之
音楽:tofubeats<キャスト>
丸子亮平/鳥居麦:東出昌大
泉谷朝子:唐田えりか
串橋耕介:瀬戸康史
鈴木マヤ:山下リオ
島春代:伊藤沙莉
岡崎栄子:田中美佐子<イントロダクション>
「ハッピーアワー」の俊英・濱口竜介監督が柴崎友香の同名恋愛小説を繊細かつスリリングに映画化。東出昌大のひとり二役初挑戦も評判を呼び、数多くの映画賞に輝いた秀作。
かつての恋人と生き写しの男性と出会い、再び恋に落ちたヒロインの朝子。果たして、そっくりだから好きになったのか。それとも、好きになったからそっくりに見えるのか。そんな彼女の揺れる女心を、上映時間が5時間を超える異例の前作「ハッピーアワー」で国内外の多くの映画賞に輝き、次代の日本映画界を担う期待の俊英として国際的にも注目を集める濱口監督が、繊細かつスリル満点に描写。「菊とギロチン」の人気男優・東出がひとり二役に初挑戦し、不思議な魅力を発揮する一方、新星・唐田えりかの好演も見もの。
<放送内容>
大阪で暮らす21歳の女性・朝子。ある日、不思議な魅力を放つ謎めいた青年・麦と出会った彼女は、たちまち彼と運命の恋に落ちるが、やがて麦は、不意に姿を消してしまう。それから2年後、大阪から東京に転居した朝子は、まるで生き写しのように麦とよく似たサラリーマンの青年・亮平と出会う。今なお麦のことが忘れられない朝子は、戸惑いを隠せないが、そんな彼女に亮平は好意を抱き、朝子も抗しがたく亮平に心惹かれていく。<鑑賞チャネル>
WOWOW
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