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2019.11.02

映画『ビブリア古書堂の事件手帖』(お薦め度★★★)

クライマックスの仕上げを失敗しています。
そもそも、主人公は脅迫や放火などの悪質な犯罪から身を守らなければならないにも関わらず、一切警察が登場しません。防犯の構えがないというリアリティの無さが終盤のもどかしさに繋がってしまいます。犯人が最後にすかしているのは全く意味不明で台無しでした。

黒木華の演技が良かったので、連続TVドラマよりもましかなぁのレベルです。

現実社会から乖離した脚本で作ろうとする邦画の志の低さには、本当にがっかりさせられます。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:2018
制作国:日本
内容時間:121分

<スタッフ>
監督:三島有紀子
脚本:渡部亮平、松井香奈
撮影:阿部一孝
音楽:安川午朗

<キャスト>
篠川栞子:黒木華
五浦大輔:野村周平
稲垣:成田凌
五浦絹子(50年前):夏帆
田中嘉雄:東出昌大
大輔の母:神野三鈴
五浦絹子(老年):渡辺美佐子

<イントロダクション>
人気女優・黒木華が主演した、ミステリー仕立てのラブストーリー。亡くなった祖母が残した夏目漱石の本。孫がその本を古書堂に持ち込んだことから、ある秘密が明かされる。

2013年に剛力彩芽主演でTVドラマ化もされた三上延の小説を「幼な子われらに生まれ」の三島有紀子監督が映画化。本の知識は豊富だが、人見知りの古書堂店主・栞子役の黒木が静かなたたずまいながらも本に対する情熱を持つ女性を持ち前の演技力で表現し、さすがの存在感を放つ。彼女の相棒となる大輔役の野村周平は、黒木を脇で支えつつも自らの出生に関する謎に迫る青年を好演。文豪・夏目漱石と太宰治の作品を巧みに引用し、現在のパートと過去のパートを、色彩を変えることで描き分けた三島監督の手腕が光る。

<放送内容>
鎌倉の片隅にある古書店“ビブリア古書堂”の店主・栞子は極度の人見知りだが、優れた洞察力と推理力を持つ女性。ある日、活字が苦手な青年・大輔が、亡き祖母が残した夏目漱石の「それから」に記されたサインの真偽を鑑定してほしいとやって来る。本を見た栞子はサインの謎を解き明かすだけでなく、大輔の祖母が秘密の恋をしていたことまでも見抜いてしまう。感服した大輔は、これを機にビブリア古書堂で働き始めるのだが……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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