映画『フレディ/エディ』(お薦め度★★★★★)
本当に忌ま忌ましい物語です。
絶えず心がねじられる状態で気持ちが落ち着きません。
瓜二つの人間が登場する映画は過去からいろいろなパターンで描かれてきましたが、本作はピカ一でしょう。
主演のフェリックス=シェーファーが演じる二役は見事です。
さらには、ティーン=テルマン監督は何者なのでしょうか。製作も脚本も行っており、しかも長編デビューとは並みの才能ではありません。編集も卓越しており、エンドロールが終わった後の最後の最後まで油断なりません。タイトルも巧みです。
ドイツ映画の底力に脱帽しました。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:Freddy/Eddy
制作年:2016
制作国:ドイツ
内容時間:95分<スタッフ>
監督・製作・脚本:ティーン=テルマン
撮影:マルクス=セリコフスキー
音楽:マイケル=レグナー<キャスト>
フレディ/エディ:フェリックス=シェーファー
パウラ:ジェシカ=シュヴァルツ
ミツィ:グレタ=ボアチェク
カルロッタ:カタリーナ=シュットラー
ヴァイス博士:ブルクハルト=クラウスナー<イントロダクション>
人生どん底の危機にある主人公フレディの前に彼とうり二つの男性エディが出現。エディの正体とは? そして彼は果たして実在するのか? 分身を主題にした緊迫のスリラー。結婚生活が崩壊した画家フレディの前に、彼と見た目がうり二つの男性エディが出現。果たしてエディは、フレディの知られざる双子の兄弟なのか? それとも、孤独に苦しむフレディが妄想で生み出した架空の人物に過ぎないのか? ドイツの注目の新鋭女性監督T・テルマンが本作で念願の長編デビューを果たす一方、性格が好対照の人物をみごとに演じ分ける主演F・シェーファーのひとり2役演技も見もの。さまざまな疑念を観る者の胸にかき立てながら進行するそのスリリングな物語の行く末は、最後まで目が離せない。
<放送内容>
ある日、妻が浮気する現場を目撃した画家のフレディは、妻の浮気相手に暴力を振るったとして傷害罪で逮捕される。自分では身に覚えのないフレディは、無実を訴えるが、妻から離婚された上、愛する息子の親権も彼女に奪われてしまう。やむなく独り暮らしをしながら人生の再スタートを切ったフレディは、隣家に越してきたパウラとミツィという母娘と仲良くなるが、そんな折、フレディの前に、彼とうり二つの男性エディが出現し…。<鑑賞チャネル>
WOWOW
| 固定リンク
コメント