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2019.12.28

映画『ノクターナル・アニマルズ』(お薦め度★★★★)

愛と復讐をテーマにした類まれな作品です。
その解釈は観客自身に委ねるというハイレベルな脚本です。しかも、テーマからは予想がつかない前向きなエンディングです。

物語の現実にいきなり虚構が被さって、不安定な気分にさせつつスリリングな展開を加速させる構成と編集のテクニックは、並みではありません。本作が2作目というトム=フォード監督は脚本も担当しており、その能力は計り知れません。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Nocturnal Animals
制作年:2016
制作国:アメリカ
内容時間:117分

<スタッフ>
監督・脚本:トム=フォード
製作:トム=フォード、ロバート=サレルノ
撮影:シーマス=マッガーヴェイ
音楽:アベル=コジェニオウスキ

<キャスト>
スーザン=モロー:エイミー=アダムス
トニー=ヘイスティングス/エドワード=シェフィールド:ジェイク=ギレンホール
ボビー=アンディーズ:マイケル=シャノン
レイ=マーカス:アーロン=テイラー=ジョンソン
アン=サットン:ローラ=リニー
ハットン=モロー:アーミー=ハマー

<イントロダクション>
第73回ヴェネチア国際映画祭で審査員大賞を受賞。人気ファッションデザイナーとしても知られるT・フォード監督が、A・アダムス&J・ギレンホールの競演で放つ衝撃作。

世界的な人気ファッションデザイナーとして長年活躍する一方、2009年には「シングルマン」で映画監督デビューし、高い評価を得たフォード。そんな彼が、7年ぶりとなる監督第2作の本作では、「バイス」のA・アダムス、「ワイルドライフ」のギレンホールら、人気と実力を兼ね備えた豪華俳優陣を主役に迎えて、妖しくも危険なミステリーの世界に挑戦。強烈な美意識に裏打ちされたシックな衣装や美術の数々、そして現実と虚構世界が交錯するスリリングなストーリー展開に、つい最後まで目が離せなくなること必至。

<放送内容>
LAの先端的なアートギャラリーのオーナーとして成功を収め、確固たる地位と名声を築いたスーザン。夫のハットンと経済的には何不自由ない生活を送る彼女だったが、心の底ではどこか満たされないものを感じていた。そんなある日、彼女のもとに、20年前に離婚した元夫のエドワードから彼の書いた小説が届く。「夜の獣たち(ノクターナル・アニマルズ)」と題されたその小説には、思いも寄らぬ衝撃的な内容が綴られていた…。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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