映画『運び屋』(お薦め度★★★★)
流石は巨匠です。
クリント=イーストウッドが監督して、自ら主演した文句なしの作品です。夫婦の情に涙しました。大ヒットは頷けます。父と娘の役で実の娘と共演していたのですね。実の娘のアリソン=イーストウッドが父を嫌う演技は完璧なほど見事でした。
実話にインスパイアされて創作されただけのことはあります。物語の構成が絶妙です。主人公だけに寄り添った展開にならず、警察の捜査にリアリティがあって運び屋が紛れもない犯罪であることを明確に表現しています。
そのため、非常に説得力のある内容になっています。老いてもなお悔い改めることができることを教えてくれる秀作です。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:The Mule
制作年:2018
制作国:アメリカ
内容時間:117分<スタッフ>
監督:クリント=イーストウッド
製作:クリント=イーストウッド、ティム=ムーア、クリスティーナ=リヴェラほか
原案:サム=ドルニック
脚本:ニック=シェンク
撮影:イヴ=ベランジェ
音楽:アルトゥロ=サンドヴァル<キャスト>
アール=ストーン:クリント=イーストウッド
コリン=ベイツ:ブラッドリー=クーパー
主任特別捜査官:ローレンス=フィッシュバーン
アイリス:アリソン=イーストウッド
メアリー:ダイアン=ウィースト<イントロダクション>
メキシコの麻薬カルテルの伝説的運び屋の正体は、なんと90歳の気のいい老人だった!アッと驚く仰天実話をC・イーストウッドの監督・主演で映画化した会心の大ヒット作。花をこよなく愛する人気園芸家から、メキシコの麻薬カルテルのために大量の麻薬を車で運ぶ伝説的運び屋へ。それまで犯罪とは無縁の生活を送っていた老主人公の身に訪れたアッと驚く人生の転機と、やがて彼が愛する家族のため、人生最大の難しい選択を迫られるに至るさまを、イーストウッド監督が自ら主演も兼ねて硬軟自在に活写。「アメリカン・スナイパー」のB・クーパーに加え、イーストウッドの実の娘アリソンも共演者に名を連ねて息詰まる熱演を披露。全米での興収が1億ドルを突破するメガヒットを記録した。
<放送内容>
花の愛好家たちの間では広く知られた人気園芸家のアール。しかし、ネットの時代になって彼の商売はすっかり暗転。その上、絶えず仕事優先の生活をしてきたせいで、家族からも見放されて、90歳にして孤独を痛感するようになった彼は、ある日、楽なもうけ話があると持ち掛けられ、バイト気分で闇の仕事を引き受ける。実はそれが、麻薬の運び屋だったことを遅まきながら知ってアールは驚くが、なおも彼は運び屋稼業を続行し…。<鑑賞チャネル>
WOWOW
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