映画『ロリータ』(お薦め度★★★)
ロリータ・コンプレックス(ロリコン)やロリータ・ファッションなどの由来となったのが、ウラジーミル=ナボコフの同名小説で、この原作者が脚本で参加していたとは驚きました。スタンリー=キューブリック監督といえば『2001年宇宙の旅』ですが、社会のトレンドにおいても最先端を走っていたことが改めてわかりました。
そして本作ですが、サスペンス作品だったとは意外です。そして、面白い。
冒頭からいきなりみせます。
どうしてそうなるのかに興味を引き付けて、テンポよく進行します。
ヒロイン役のスー=リオンが小悪魔な美少女で、義父役のジェームズ=メイソンを翻弄させます。
重要人物として、「ピンク・パンサー」シリーズのクルゾー警部でお馴染みのイギリス人コメディアン・ピーター=セラーズが奇怪な役で登場していました。
半世紀以上前の作品とは思えない内容です。ただし、当時の放送コードの影響でしょうか、性的な表現はほとんどありません。タイトルから連想するものとは大分離れています。
<作品データ>
原題:Lolita
制作年:1962
制作国:イギリス
内容時間:152分<スタッフ>
監督:スタンリー=キューブリック
脚本:ウラジーミル=ナボコフ
製作:ジェームズ=B=ハリス
音楽:ネルソン=リドル、ボブ=ハリス
撮影:オズワルド=モリス
編集:アンソニー=ハーヴェイ<キャスト>
ハンバート=ハンバート:ジェームズ=メイソン
ドロレス(ロリータ)=ヘイズ:スー=リオン
シャーロット=ヘイズ(ロリータの母):シェリー=ウィンタース
クレア=クィルティ:ピーター=セラーズ
ヴィヴィアン=ダークブルーム:マリアン=ストーン
メアリー=ローレ:ロイス=マクスウェル<鑑賞チャネル>
WOWOW
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