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2020.02.17

映画『マーズ・コンタクト』(お薦め度★★)

ロシア映画のSFならば問題ないだろうと安心していたのですが、問題でした。冒頭で火星探査機の着陸を描いていますが、火星の軌道上なのに地球から指示を出すという、冗談のような設定です。だいたい火星と地球の距離では通信のタイムラグがあって緊急事態に対応できる訳がありません。

しかも、リドリー=スコット監督の『オデッセイ』と同様に火星で独りぼっちというサバイバルものと思っていたのですが、何とダークファンタジーのようなものでした。しかも科学的考察から離れた情緒的な展開です。

火星探査ロボットが物理的な異常を感知しているのに、地球のスタッフにはデータが届いていないというお粗末さで呆れました。

しかも、何とも言えない結末にどう反応していいのか、、、駄作です。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Prishelets
制作年:2018
制作国:ロシア
内容時間:91分

<スタッフ>
監督:アレクサンデル=クリコフ、ミハイル=ラスコドニコフ
製作:アレクサンデル=クリコフ
脚本:アレクサンデル=クリコフ、ミハイル=ラスコドニコフ、オルガ=ラスコドニコヴァほか
撮影:セルゲイ=パヴロフ
音楽:セルゲイ=ドゥダコフ、セルゲイ=ネミロフスキー

<キャスト>
アレグザンダー=チャパエフ(サーシャ):アレクサンデル=クリコフ
コヴァレフ所長:アンドレイ=スモリャコフ
アンナ:アンナ=バンシチコーヴァ
ピーター:マキシム=ヴィートルガン
ローマン=ランドルフ:ボリス=モイセーエフ

<イントロダクション>
思わぬ事故で火星にひとり取り残されることになってしまった宇宙飛行士。地球では彼を救うため懸命の活動が続けられていたが……。ロシア製のサバイバルSF。

ロシアの有人火星探査船が砂嵐に巻き込まれ、司令官は他のクルーを助けるため自らを犠牲にして船とともに地表に落下。奇跡的に命は助かったが、酸素も食料もわずかで救援の見込みもない……。序盤こそハリウッド映画「オデッセイ」を思わせるストーリーをたどるが、中盤からは様相を変え、主人公の宇宙飛行士が耳にする声の謎、そして彼を救おうとするスタッフの尽力の一方で悲劇を食い物にしようとするメディアの狂騒ぶりが描かれていく。地球と火星、交わらないどころか離れていく2つのプロットの行方が見ものだ。

<放送内容>
着陸態勢に入った火星探査船が大砂嵐に襲われ、司令官チャパエフは手動で脱出艇を切り離すことによりクルーの命を救うが、自らは母船とともに地表へ落下してしまう。やがて彼の生存が判明、地球の管制センターではコヴァレフ所長らが救援を送るべく奔走する。センターとチャパエフの通信はテレビで生中継され、いつしかチャパエフは英雄として人気を高めていく。一方、孤独に耐えるチャパエフは謎の声を耳にするようになり……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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