映画『友だちのうちはどこ?』(お薦め度★★)
子役が主人公なのでドキュメンタリータッチの作品と思っていたのですが、しっかりと演技をしており驚かされます。
監督の手腕でしょうか。主演の子役が友だち思いの健気な等身大の役を見事に演じています。アッバス=キアロスタミ監督はイラン映画界の名匠とのことですが、全く知りません。そもそもイラン映画のレビューは『少女の髪どめ』から2作品目です。
「珠玉の感動作」とありますが、終盤の描き方があっさりしていてあまり心に響きませんが、大人と子どもの関係が昔の日本のようでとても身近に感じました。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:Khane-ye doust kodjast?
制作年:1987
制作国:イラン
内容時間:84分<スタッフ>
監督・脚本:アッバス=キアロスタミ
製作:アリ=レザ=ザリン
撮影:ファルハッド=サバ<キャスト>
アハマッド:ババク=アハマッドプール
モハマッド=レザ:アハマッド=アハマッドプール
先生:ゴダバクシュ=デファイエ
アハマッドの母親:イラン=オタリ<イントロダクション>
間違えて持ち帰ってしまったノートを友達に返そうと奔走する少年のひたむきな姿を見つめ、イラン映画界の名匠A・キアロスタミ監督の名を世界に知らしめた珠玉の感動作。同級生である親友のノートを間違えて家に持ち帰ってしまった小学生の少年が、ノートを返却すべく懸命に親友の家を捜し求めて奔走するさまを、いきいきと活写。1989年のロカルノ国際映画祭で数多くの賞を受賞して、イラン映画界にこの人ありと、今は亡き名匠キアロスタミの名を広く世界に知らしめた珠玉の感動作。日本では、1993年に本作と「そして人生はつづく」がキアロスタミ映画の本邦初紹介作品として劇場公開され、その後の「オリーブの林をぬけて」とともに〈ジグザグ道3部作〉を成すこととなった。
<内容>
イラン北部の小さな村の小学校。宿題を紙切れに書いてきた生徒のモハマッド=レザは、「宿題は必ず自分のノートにしてくること。今度同じことをしたら退学だ!」と先生から叱られて泣きじゃくるはめに。ところが、隣の席に座る親友のアハマッドが、つい間違ってモハマッド=レザのノートを家まで持ち帰ってしまう。アハマッドは、大切なノートをモハマッド=レザに返そうと、遠い隣村に住む友達のうちを懸命に捜し歩くのだが…。<鑑賞チャネル>
WOWOW
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