映画『A.I.ライジング』(お薦め度★★★★)
予想以上に深い哲学的な内容です。
これまでのAI(人工知能)をテーマにした作品は、AIへの恐怖や敵対的な位置付けでしたが、本作ではAIとの共生の可能性を描いています。より進歩的です。
改めて人間とは何か、人間性とは何かを考えさせます。
過去にも人間とアンドロイドの関係を描く作品は数多く発表されてきましたが、本作は従来の階層の上で新しさを感じさせます。
セルビア映画は初ですが、やはり欧州映画だけあってアメリカ映画とは違って繊細で複雑な面白さがあります。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:A.I. Rising
制作年:2018
制作国:セルビア
内容時間:87分<スタッフ>
監督:ラザル=ボドローザ
製作:アレクサンダル=プロチッチ、ジョナサン=イングリッシュ
脚本:ディミトリエ=ヴォイノフ
撮影:コスタ=グルシカ
音楽:ネマニャ=モスロビッチ<キャスト>
ミルティン:セバスチャン=カヴァーツァ
ニマニ1345:ストーヤ
社会工学者:マルーシャ=マイエル
コンピューター:クリスティ=ベスターマン<イントロダクション>
約4光年先の惑星へ探査飛行に出発した男性宇宙飛行士。彼に同行するのは忠実な女性型アンドロイドだったが……。本国セルビアほか多くの映画祭で高評価されたSFドラマ。珍しいセルビア製作のSF映画。同国のベオグラード国際映画祭で長編映画賞など5部門に輝いたほか、ブラジルのファンタスポア国際ファンタスティック映画祭でも作品賞にノミネートされるなど高い評価を受けた注目作だ。長く孤独な宇宙探査に出発した男性宇宙飛行士と、彼のサポートをこなすだけでなく、任務を離れた話し相手やセックスの相手まで務める女性型アンドロイドとの関係を描く。常に望み通り欲求を満たすがゆえに、アンドロイドに不満を抱いた主人公が、やがて精神をゆがませていくさまが見ものだ。
<内容>
2148年。宇宙飛行士ミルティンは、地球から約4光年彼方のケンタウルス座アルファ星への探査ミッションに旅立った。孤独な彼の旅に同行するのは、女性型アンドロイド、ニマニ1345。ニマニは任務のサポートからセックスの相手まで、経験を積むごとにAIが学習し完璧に近づくようプログラムされていた。だが、やがてミルティンは完璧すぎるニマニを人間のようにしたいと願い、プログラムを強制的に書き換えようとして……。<鑑賞チャネル>
WOWOW
| 固定リンク
コメント