医療費控除の確定申告をe-Taxで初実施して、Excelが必須なことが分かった
医療費控除のe-Taxで次のことが分かりました!
・医療費控除のe-Taxには、表計算ソフト「Excel」が必須です。
・医療費通知データ(XML)で簡単に対応できません。
以上のことが分かるまでの経緯は次の通りです。
医療費控除は、平成28年分以前の確定申告書を提出する場合、医療費の領収書を、確定申告書に添付するか、確定申告書を提出する際に提示が必要でした。
平成29年分以後は、医療費通知があれば医療費通知を添付することによって医療費控除の明細書の記載を簡略化することができます(※後述「そう簡単ではない。」)。
健康保険組合から平成30年と令和元年分の医療通知を取得できたので、医療費控除の確定申告を初めて行う環境が整いました。
毎年10万円以上支払ってきたのですが、領収書を1年間集めるのが出来ずに今まで断念してました。
今度こそ医療費控除の確定申告を実行します。しかも、e-Taxで簡単です。
なお、新型コロナウイルス感染防止で、申告所得税(3月16日)、贈与税及び個人事業者の消費税の申告・納付期限が令和2年4月 16 日(木)まで延長されています。
2017年に家を建てたので、平成29年度分の確定申告を税務署で行っています。
その際に、利用者識別番号を発行してもらっていました。そのため、マイナンバーカードは持っていないのですが、PCでe-Tax(電子申告)をブラウザから出来ます。
まだ現役なので、会社で既に年末調整を終えていますが、平成30年と令和元年分の医療費控除は自分で確定申告しなければなりません。
一応、健康保険組合から「e-Taxでの手続きに利用できる電子署名が付与された医療費通知データ(XML)」は2年分を取得済でした。
準備は完了しているので、すんなりと電子申告できると思っていたのが間違いでした。
何故なら、前述の通り表計算ソフト「Excel」が必須でフォームを加工しなければなりません。
「医療費集計フォーム」をe-Taxサイトからダウンロードして、令和元年と平成30年を別々に成形してアップロードしなければなりません。
自宅PCには「Excel」がインストールされていないので、職場のPCで次の作業をしました。
事前に取得済の医療費通知データ(XML)を「Excel」で表示させて、必要な個所を「医療費集計フォーム」に貼り付けて、
必要事項を手入力して拡張子「.xlsx」ファイルを作成しました。健康保険組合では別途CSVでも提供しているのでそこからデータをもってくるほうが楽です。
平成30年と令和元年分は別々で申告画面に基づいて進めます。「医療費集計フォーム」をアップロードすると還付額を自動で計算してくれます。
申告の最後に医療費通知データ(XML)を送信するかどうか聞いてきます。送信しなくても大丈夫のようですが、念のため送信しました。
さらに、マイナンバーを記入しなければなりません。
平成30年は遡るため、源泉徴収票を給与システムから取り寄せて画面に金額を入力しなければなりませんでした。
医療費通知データ(XML)をアップロードするだけで自動対応してくれればいいのに、どうして一旦「医療費集計フォーム」を使うのでしょうか。お役所の考えていることはよくわかりません。
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