映画『見えない目撃者(2019)』(お薦め度★★★)
サスペンススリラーとしてなかなか良く出来ていると感心していましたが、クライマックスから駄目でした。
オリジナルを観ていないので憶測ですが、韓国映画のリメイク作品ということで、悪しき韓国のバイオレンスを踏襲したようです。
韓国作品のバイオレンスは、観客に必要以上に生理的に痛みを感じさせようと過剰に演出します。そのためリアリティを無視しても、その様式美にこだわります。折角の面白さを半減させてもこだわる感性が理解できません。
クライマックスでのありえない行動から、大体の展開が予想出来てしまい、その通りに進行するお約束のバイオレンスにがっかりしました。
オリジナルを無視してでも、リアリティを追及して面白い作品にすべきでした。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
制作年:2019
制作国:日本
内容時間:129分<スタッフ>
監督:森淳一
脚本:藤井清美、森淳一
撮影:高木風太
音楽:大間々昂<キャスト>
浜中なつめ:吉岡里帆
国崎春馬:高杉真宙
吉野直樹:大倉孝二
日下部翔:浅香航大
平山隆:國村隼
浜中満代:松田美由紀
木村友一:田口トモロヲ<イントロダクション>
吉岡里帆らの共演で韓国映画「ブラインド」をリメイクしたスリラー。交通事故で弟と自らの視力を失った警察学校卒業生の女性が、猟奇連続殺人事件の真相に迫る。韓国のキム・ハヌルとユ・スンホが共演した「ブラインド」を、森淳一監督が再映画化。視力を失った主人公なつめ役の吉岡が、これまで見せたことのないような表情と演技で身近に迫る恐怖を表現し、彼女と相棒的な関係になる青年・春馬役の高杉真宙と息の合った熱演を披露。そんな2人とともに事件を捜査する刑事役を演じた田口トモロヲと大倉孝二も名コンビぶりを見せる。劇中犯人に追われるなつめが、春馬に誘導してもらう際に使われるスマホや、犯人との対決に使われる小道具の使い方などのサスペンス演出も秀逸だ。
<放送内容>
警察学校に通うなつめは、卒業式の夜、自ら起こした事故で弟を死なせ、自分も視力と警官になる夢を失った。3年後、まだ失意の中にいたなつめは、車の接触事故に巻き込まれる。逃げる車の中から助けを求める少女の声を聴いた彼女は警察に情報提供するが、まともに相手にされない。誘拐事件を確信するなつめは事故のもうひとりの目撃者である高校生・春馬を捜し出す。だが、春馬は事件を見ていながら少女に気付いていなかった……。<鑑賞チャネル>
WOWOW
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