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2020.06.24

映画『ガリーボーイ』(お薦め度★★★★★)

素晴らしい青春映画です。深く感動しました。
のたうち回りながらスラムからラップの才能で駆け上るサクセスストーリーです。

貧しく生まれた主人公が、身分や階級による格差社会で道を外すことなく、友人や恋人に助けられて成長する尊い姿が描かれています。

日本での昭和初期と同様、インド社会における家父長制での父親の横暴は、理不尽で耐え難いものがあります。そんな最悪な家庭環境にも関わらず、母と弟を守る心意気は応援せずにはいられません。

ラップで成功を収めるクライマックスでは、涙が止まらなくなりました。これまで観てきたインド映画の中で評価する『ムトゥ 踊るマハラジャ』と『バーフバリ 王の凱旋』に並び、現代劇である本作も素晴らしい作品です。

同じラップでの成功を収めたエミネム主演の『8 Mile』を再鑑賞したくなりました。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Gully Boy
制作年:2019
制作国:インド
内容時間:155分

<スタッフ>
監督:ゾーヤー=アクタル
製作:ゾーヤー=アクタル、リテーシュ=シドワニ、ファルハーン=アクタルほか
脚本:ゾーヤー=アクタル、リーマー=カーグティ
撮影:ジャイ=オザ

<キャスト>
ムラド(ガリーボーイ):ランヴィール=シン
サフィナ:アーリヤー=バット
シュリカント(MCシェール):シッダーント=チャトゥルヴェーディー
シュウェタ(スカイ):カルキ=ケクラン
シャーキル:ヴィジェイ=ラーズ
モイン:ヴィジェイ=ヴァルマ
ナーシル:アイクラーケ=カーン
ハミダ:シェーバ=チャッダ

<イントロダクション>
インドで活躍する実在の天才ラッパー、ネイジーとディヴィンの半生をモデルにした青春ラップムービー。スラム出身の貧しい青年が、ラップとの出会いで人生を変えていく。

映画大国インドから生まれた、驚きと感動の実録青春ラップムービー。身分や階級の格差が激しいインド社会を背景に、貧しい育ちの主人公が理不尽な社会への怒りと叫びをラップにぶつけていく姿を綴る。「パドマーワト 女神の誕生」のR・シンが主人公の青年役を熱演、共演は「マルガリータで乾杯を!」で主演したインド出身のフランス人女優K・ケクランなど。モデルとなったネイジーやディヴィンの作品を含むヒップホップナンバーが随所に使われている。監督は注目の女性監督Z・アクタル。

<放送内容>
ムンバイのスラムに暮らす大学生ムラド。彼は医学生サフィナとの身分違いの恋や、金持ち相手の運転手として働く中で、理不尽な格差社会への不満を募らせていく。ある日、大学祭で公演していたラッパー、MCシェールに衝撃を受けたムラドは、自らも日頃の想いを詞にぶつけ、MCシェールのもとへ持って行く。彼の才能を認めたMCシェールの後押しで、ムラドはガリーボーイ(路地裏の少年)の名でラッパー活動を始めることに。

<鑑賞チャネル>
WOWOW


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