映画『ブレイム・ゲーム』(お薦め度★★★★★)
切迫した息詰まるポリティカルサスペンスです。
国家と軍需企業の関係が高度に政治的で、正義すらも胸先三寸で変えられてしまう怖さ、一寸先は闇というよりも死の淵へと追いやられる非情さに、身の毛がよだちました。
ドイツ映画の単純ではなく重厚な表現力に圧倒されました。
主人公のロナルト=ツェアフェルトが渋くて良いですね。敵役と思われたアレクサンダー=フェーリングの演技力は見事でした。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:Das Ende der Wahrheit
制作年:2019
制作国:ドイツ
内容時間:106分<スタッフ>
監督・脚本:フィリップ=ライネマン
製作:フィリップ=ワーム
撮影:クリスティアン=シュタンガッシンガー
音楽:ゼバスティアン=フィレンベルク<キャスト>
マーティン=ベーレンス:ロナルト=ツェアフェルト
パトリック=レムケ:アレクサンダー=フェーリング
ヨアヒム=ロットワイラー:アクセル=プラール
オーリス=ケラー:アンチュ=トラウェ
アリン=シリング:クラウディア=ミヒェルゼン<イントロダクション>
ドイツ連邦情報局の極秘諜報員である主人公が、思いも寄らぬ謀略に巻き込まれて窮地に陥った末、反撃に打って出るさまをスリル満点に描いた緊迫のポリティカルサスペンス。「あの日のように抱きしめて」の実力派男優R・ツェアフェルトが、本作ではドイツ連邦情報局の極秘スパイである主人公に扮して息詰まる演技を披露。自ら入手した機密情報をもとに、某国に潜伏中のテロリストへの攻撃を行なったものの、それがかえって国際情勢を揺るがす無差別テロ事件を招く結果となり、その責任を厳しく追及されることとなった彼が、自らを罠に掛けた真犯人を突き止め、決死の反撃に打って出るさまをスリリングなタッチで綴る。共演のA・フェーリングが第69回ドイツ映画賞の助演男優賞を受賞。
<放送内容>
ドイツ連邦情報局、中央アジア地域担当の極秘諜報員を務めるマーティン。ある日彼は、指名手配中のテロの首謀者が某国に潜伏中という重要な機密情報を入手。それをもとに、その地に攻撃がなされるが、数日後、その報復措置とみられる無差別テロ事件がドイツ国内で起き、多くの死傷者が出る事態に。その責任を厳しく問われることになったマーティンは、それが自分を陥れる巧妙な罠であったことに気付き、必死で真相究明に乗り出す。<鑑賞チャネル>
WOWOW
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