映画『ワイルド・レース』(お薦め度★★★)
南部が舞台なのでてっきりアメリカ映画とばかり思っていたのですが、欧州合作です。意外でした。その割に脚本は薄いです。
息子が敵対するチームに引き抜かれて、仕方なくレースに復帰して好成績を収めるなんて、なんだか設定に現実味がありません。
父と息子の対決が激化すると思いきやそうでもないのです。そうなるとチームを移るという展開も説得力がありません。しかも、敵対するチームはそれほど悪者でもなく、父親だけが気張っているようにも思えます。
結構な緩さでありながら、最後はファミリー愛に溢れる大団円でそれなりに納得させられるのは、ジョン=トラヴォルタの親父度が高いからでしょうか。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:Trading Paint
制作年:2019
制作国:イギリス・スペイン・イタリア
内容時間:87分<スタッフ>
監督:カルザン=カデル
製作:ジョン=トラヴォルタほか
脚本:クレイグ=R=ウェルチ、ゲイリー=ジェラーニ
撮影:ホセ=ダビ=モンテーロ
音楽:ヴィクトル=レイェス<キャスト>
サム=マンロー:ジョン=トラヴォルタ
ベッカ:シャナイア=トゥエイン
キャム=マンロー:トビー=セバスチャン
シンディ:ロザベル=ラウレンティ=セラーズ
ボブ=リンスキー:マイケル=マドセン
スタンピー:ケヴィン=ダン<イントロダクション>
ハリウッドスターのJ・トラヴォルタが主演に加えて製作陣に名を連ねた、カースポーツムービー。息子が宿敵のチームに入ってしまった主人公は、レース界にカムバックする。
1970年代後半から映画界の一線で活躍を続けるトラヴォルタだが、本作では顎ひげを蓄え、地方(米南部)で生きてきたベテランレーサー役にチャレンジ。映画界でカーレースは安定した人気がある題材だが、本作の舞台は、土が敷かれたコースをマシンの群れが疾走する“ダートトラック”なのが見もの。ハイパワーで走るマシンの数々が迫力だが、トラヴォルタが演じる主人公とその息子の関係が生み出す葛藤もドラマ性は高い。主人公の恋人役を演じるのは、グラミー賞に輝く米国カントリー界の美人歌手S・トゥエイン。
<放送内容>
“ダートトラック”レースの人気が高い米南部。タラデガのサーキットではサムとその父親が現役時代、“ダートトラック”の覇者になり続けていたが、サムの息子キャムは近年、裕福なボブ・リンスキーのチームに負け続けていた。貧しいながらも妻シンディや幼い子どもを養うため、キャムは父親のチームを辞めて、リンスキーのチームに入る。そこでサムは久しぶりにレース界にカムバックし、リンスキーのチームの打倒に燃えるが……。<鑑賞チャネル>
WOWOW
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