映画『COLD WAR あの歌、2つの心』(お薦め度★★★★)
沁み入るラブストーリーです。
第二次世界大戦後の冷戦下のポーランドとフランスを舞台に、深く強い結びつきの男女の愛が描かれています。
長期にわたり互いに多くの犠牲を払いながら、心底ひかれあう切なさに涙しました。
淡々とした展開ながら、研ぎ澄まされた脚本ならびに編集が見事でした。
観終えてもかなり引きずりそうな物語です。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:Zimna wojna
制作年:2018
制作国:ポーランド・イギリス・フランス
内容時間:89分<受賞歴>
第71回(2018)カンヌ国際映画祭監督賞<スタッフ>
監督・原案:パヴェウ=パヴリコフスキ
製作:ターニャ=セガッチアン、エヴァ=プシュチンスカ
脚本:パヴェウ=パヴリコフスキ、ヤヌシュ=グロワツキ
共同脚本:ピョートル=ボルコフスキ
撮影:ウカシュ=ジャル<キャスト>
ズーラ:ヨアンナ=クーリク
ヴィクトル:トマシュ=コット
イレーナ:アガタ=クレシャ
カチマレク:ボリス=シィツ
ジュリエット:ジャンヌ=バリバール<イントロダクション>
第71回カンヌ国際映画祭監督賞、第31回ヨーロッパ映画賞では作品賞を筆頭に計5部門を受賞するなど、数多くの賞に輝いて絶賛を博した、P・パヴリコフスキ監督の秀作。前作「イーダ」が第87回アカデミー外国語映画賞をはじめ、数々の映画賞に輝き、世界的な注目を浴びたポーランドの名匠、パヴリコフスキ監督。本作では、第2次世界大戦後のポーランドで運命的に出会った1組の男女が、冷戦下の時代の波に押し流され、幾度も別れと出会いを繰り返しながら、お互いになお激しく求め合うさまを、印象的な歌と踊りを随所にちりばめながら、硬質のモノクロ映像で鮮烈に描写。受賞は逃したが、今回も第91回アカデミー外国語映画賞や監督賞にノミネートされるなど、再び高い評価を得た。
<放送内容>
1949年、冷戦下のポーランド。歌手になるのを夢見るズーラは、音楽舞踊団の養成所でピアニストのヴィクトルと出会い、互いに激しい恋に落ちる。西側の音楽を愛するヴィクトルはパリへの亡命を決意し、ズーラに一緒に行こうと誘うが、約束の時間に彼女は姿を見せず、結局ヴィクトルは単身パリへ。1954年、音楽舞踊団の公演でパリを訪れたズーラはヴィクトルと再会し、やがて2人はその地で同棲生活を始めるのだが…。<鑑賞チャネル>
WOWOW
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