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2020.07.28

映画『ジョーカー』(お薦め度★★★★)

過去のバットマン作品の中でピカ一です。
ダークナイト』の前日譚なので、どれほど暴力を肯定し犯罪を犯すことを厭わない冷血なキャラクターが描かれているとばかり想像してしまいましたが、そんなことは決してありません。

広がる貧富の差と弱者切り捨ての行政に絶望しつつ、それでもコメディアンとして何とか希望を繋ごうとしていた主人公でした。決して殺人鬼に化した訳ではありません。優しくしてくれた人に危害を加えない人間性がありました。結局、追い詰められたがゆえの復讐劇となりました。

ホアキン=フェニックス扮するジョーカーが見事ですね。彼が踊るダンスが物悲しくてしかたありません。

全編に渡り悲しい物語です。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Joker
制作年:2019
制作国:アメリカ
内容時間:122分

<受賞歴>
第76回(2019)ヴェネチア国際映画祭金獅子賞ほか

<スタッフ>
監督:トッド=フィリップス
製作:トッド=フィリップス、ブラッドリー=クーパー、エマ=ティリンジャー=コスコフ
脚本:トッド=フィリップス、スコット=シルヴァー
撮影:ローレンス=シャー
音楽:ヒルドゥル=グーナドッティル

<キャスト>
アーサー=フレック:ホアキン=フェニックス
マレー=フランクリン:ロバート=デ=ニーロ
ソフィー=デュモンド:ザジー=ビーツ
ペニー=フレック:フランセス=コンロイ
トーマス=ウェイン:ブレット=カレン
アルフレッド=ペニーワース:ダグラス=ホッジ

<イントロダクション>
「バットマン」シリーズの代表的ヴィラン(悪役)、ジョーカーを主人公とした、2019年の世界的ヒット作。第92回アカデミー賞で、主演男優賞と作曲賞の2部門を受賞。

アメコミのDCコミックスやそれらを原作とする各映像化作品で人気が高い正義のヒーロー、バットマンと対を成すかのように、悪の魅力を振りまいてきたジョーカー。本作は大胆不敵にもそんなジョーカーを主人公とし、“悪が善に勝つかもしれない時代”が現実に忍び寄っていることを警告。何より、23~24kgという減量までしたJ・フェニックスの鬼気迫る熱演が大きな見もの。世界合計興収は10億ドルを超え(日本での興収も50億円を突破)、R指定(日本ではR15+指定)映画として史上最高のヒットを記録。

<放送内容>
1981年、犯罪が多発する大都会ゴッサムシティ。ピエロの仕事をしているアーサーは貧しく、老いた母親ペニーと暮らす上、突然笑いだしてしまうという心の病に悩むが、TV界の人気司会者フランクリンを憧れの対象にして日々耐え忍んでいた。ある日、失業したアーサーは地下鉄で、女性客に嫌がらせをしていた男性3人組を偶然持っていた拳銃で皆殺しにしてしまう。以後アーサーは、自身の心にあった怒りを解放させていくが……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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