映画『アド・アストラ』(お薦め度★★★)
深宇宙を舞台に、無常感が漂うSF作品です。
大作であるのは間違いないのですが、違和感があります。
人類にとって最重要なミッションの割に、主人公が何故か遠回りさせられます。
しかも、ミッションが途絶えるほどのリスキーな遠回りが仕掛けられていて、リアリティがありません。さらに、物語の核となる父と子の話も理解出来ません。
あまりに勿体ない内容でした。
ただし、遠回りする御蔭で、月や火星の基地のSFらしい秀逸なデザインが視覚的に楽しめます。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:Ad Astra
制作年:2019
制作国:アメリカ
内容時間:124分<スタッフ>
監督:ジェームズ=グレイ
製作:ブラッド=ピット、デデ=ガードナー、ジェームズ=グレイほか
脚本:ジェームズ=グレイ、イーサン=グロス
撮影:ホイテ=ヴァン=ホイテマ
音楽:マックス=リヒター<キャスト>
ロイ=マクブライド:ブラッド=ピット
H=クリフォード=マクブライド:トミー=リー=ジョーンズ
ヘレン=ラントス:ルース=ネッガ
イヴ:リヴ=タイラー
トム=プルーイット大佐:ドナルド=サザーランド<イントロダクション>
B・ピットが、「アンダーカヴァー」のJ・グレイ監督とコンビを組み、太陽系存亡の危機を救うため、遥か彼方へ旅立つ宇宙飛行士をクールに演じた異色の近未来SFドラマ。現代屈指の人気実力派スターにして、映画製作会社〈プランB〉の共同設立者のひとりとして数々のアカデミー賞受賞映画を世に送り出し、幅広く活躍するピット。本作でも共同製作を兼ねた彼が、沈着冷静な宇宙飛行士の主人公に扮して、抑制の利いた内面演技を披露。広大な宇宙を舞台にし、T・L・ジョーンズ、D・サザーランド、L・タイラーらが豪華に競演したSF映画とはいえ、スペースアクションとは対極にある内省的で静謐なドラマが展開。派手な娯楽アドベンチャー大作と一線を画す、斬新な映画体験が味わえる。
<放送内容>
巨大な電気嵐が近未来の地球を襲い、各地で不慮の災害や事故が発生。自らもそのせいで危うく命を落としかけた宇宙飛行士のロイは、ある極秘情報を聞かされて驚く。かつて初の太陽系外有人探査計画の司令官として宇宙へ旅立ち、その後消息を絶った父のクリフォードが実はまだ生きていて、彼が今なお続行中の実験のせいで電気嵐が生じ、このままでは太陽系に壊滅的危機が訪れるというのだ。かくしてロイは父に会いに宇宙へと旅立つ。<鑑賞チャネル>
WOWOW
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