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2020.08.23

映画『ニューヨーク 最高の訳あり物件』(お薦め度★★★★)

舞台がニューヨークのアメリカ映画として鑑賞したのですが、レビューのために確認したところ、ドイツ人監督によるドイツ映画でした。主演女優の二人はそれぞれノルウェー、ドイツ出身です。

脚本が優れています。アメリカ映画として違和感を感じさせない完成度ですが、物語の展開が一筋縄ではないところが、欧州映画的なのかもしれません。

新旧の元妻同士を高級マンションの一室に同居させるという設定は、斬新でした。非常に味わい深いラストの素晴らしさに感心させられました。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Forget About Nick
制作年:2017
制作国:ドイツ
内容時間:110分

<スタッフ>
監督:マルガレーテ=フォン=トロッタ
製作:ベティーナ=ブロケンパー
脚本:パム=カッツ
撮影:ヨー=ハイム
音楽:ヘルムート=ツァーレット

<キャスト>
ジェイド:イングリッド=ボルゾ=ベルダル
マリア:カッチャ=リーマン
ニック:ハルク=ビルギナー
アントニア:ティンカ=フュアスト
ホイット:フレドリック=ヴァグナー

<イントロダクション>
夫に捨てられた新旧2人の元妻たちが、いつしか不思議な女性同士の絆を結んでいくさまを、「ハンナ・アーレント」のM・フォン・トロッタ監督が愉快に描いた秀作コメディ。

20世紀を代表する女性哲学者の熾烈な人生を描いた「ハンナ・アーレント」をはじめ、数々の秀作を世に送り出し、現代ドイツ映画界きっての知性派女性監督として活躍するフォン・トロッタ。意外にもコメディ初挑戦となった本作では、夫に捨てられた新旧2人の元妻たちが、夫の置き土産のNYの超高級アパートの所有権をめぐって相争ううち、いつしか不思議な女性同士の絆を結び、憎たらしい元夫に痛烈なしっぺ返しを食らわせるさまを、皮肉とユーモアたっぷりに活写。主役2人の丁々発止の愉快な演技合戦も見もの。

<放送内容>
NYにある超高級アパートの部屋で優雅な生活を送るジェイド。人気モデルからファッションデザイナーに転身を図るべく、初のコレクションの準備に励んでいた彼女は、自分より若いモデルのもとへ走った夫のニックから突如離婚を告げられ、思わず呆然自失。その上、ニックの前妻のマリアが、ある日突然、部屋の所有権の半分は自分のものだと言って彼女の部屋に転がり込んできたことから、2人の元妻同士で熾烈な闘いが始まることに。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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