映画『武士の献立』(お薦め度★★★★★)
しみじみと良い作品です。
武士の料理人を支えた妻の実直さに心が打たれました。
加賀騒動を背景に扱った脚本が実に見事でした。
登場人物の感情の機微を巧みに伏線に組み込んで、ラストがどうなるのかソワソワさせます。
タイトルからは、連想できない素敵な物語でした。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
制作年:2013
制作国:日本
内容時間:123分<スタッフ>
監督:朝原雄三
プロデューサー:石塚慶生、三好英明
脚本:柏田道夫、山室有紀子、朝原雄三
撮影:沖村志宏
音楽:岩代太郎<キャスト>
舟木春:上戸彩
舟木安信:高良健吾
舟木満:余貴美子
舟木伝内:西田敏行
お貞の方~真如院:夏川結衣
今井佐代:成海璃子
今井定之進:柄本佑
大槻伝蔵:緒形直人<イントロダクション>
上戸彩と高良健吾共演のユーモア満載のヒューマン時代劇。料理上手な女性が嫁いだのは藩に仕える由緒ある包丁侍の家。料理が苦手な年下の夫への料理指南が始まる。江戸時代の加賀藩を舞台にした「武士の家計簿」に続く時代劇シリーズ。今回は主君とその家族の食事をまかなう武士の料理人が主役となり、実在した“包丁侍”の舟木安信と父の伝内が残した献立書をもとに、武家や庶民たちが実際に食べていた料理が再現される。おいしそうな料理を見るだけでも一見の価値ありだ。年下の夫を心の底から支える女房を演じた上戸彩の健気な姿と、彼女に支えられて一人前に成長していく夫を演じた高良健吾の実直さがストレートに胸を打ち、西田敏行をはじめベテランたちの名演も味わい深い。
<放送内容>
優れた味覚と料理の腕を持つが気の強さがあだとなって嫁ぎ先から1年で離縁された春。ある日、彼女はその料理の才能を買われ、加賀藩の料理方である舟木に息子の嫁にと懇願される。一度は断わるものの、お貞の方の勧めもあって春は2度目の結婚を決意する。春が嫁いだ加賀の舟木家は代々藩に仕える由緒ある包丁侍の家で、夫となる跡取りの安信は料理が大の苦手で4歳も年下。春は姑の満の手を借りながら、安信に料理を教える。<鑑賞チャネル>
WOWOW
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