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2020.09.13

映画『スティルライフオブメモリーズ』(お薦め度★★)

写真家が女性器を被写体として撮影するというセンセーショナルな内容です。
しかし、センセーショナルな題材だけで邦画としての新しさはありません。また、エロティックでもありません。

だいたい、個展を開くだけの力量がある写真家が、正体不明の依頼に乗っかるという現実離れをした展開や、写真家の取り巻きが普通の人でないところにリアリティの欠片もありません。

物語の収め方も、「やっぱりそれなの」的な感想しかありませんでした。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
制作年:2018
制作国:日本
内容時間:108分

<スタッフ>
監督:矢崎仁司
脚本:朝西真砂、伊藤彰彦
撮影:石井勲
音楽:田中拓人

<キャスト>
春馬:安藤政信
怜:永夏子
夏生:松田リマ
怜の母親:伊藤清美
瑤子:ヴィヴィアン佐藤
比較文学者:四方田犬彦

<イントロダクション>
「あなたの写真になりたい」。写真家の主人公がひとりの女性から依頼されたのは、彼女の性器の撮影だった…。矢崎仁司監督がスキャンダラスなテーマに大胆に挑んだ衝撃作。

1978年にフランスで限定部数で刊行された、女性の性器ばかりを被写体に収めた、なんとも大胆で風変わりな1冊の写真集。四方田犬彦の著書「映像要理」の中で紹介されたその奇書に想を得て、「ストロベリーショートケイクス」の鬼才・矢崎監督が、この異色の題材に果敢に挑戦。スキャンダラスで際どいテーマを静謐な映像美で端正に描き、不思議な余韻の残る詩的作品に仕上がった。写真家の主人公を安藤政信、彼に自らの性器の撮影を依頼する謎めいたヒロインを「光と血」の永夏子が、それぞれ体当たりで熱演。

<放送内容>
東京のとあるギャラリーで個展を開催中の新進気鋭の写真家・春馬。ある日、彼のもとに、個展を見て感銘を受けたという女性から連絡の電話が入る。待ち合わせの約束をして出会ったその女性は、山梨県立写真美術館のキュレーターを務める怜と名乗り、自分の性器を彼に撮ってほしいと、思いがけない話を切り出す。それ以上は何も聞かないこと、そして必ずネガを返却すること、という彼女の条件を受け入れ、春馬は撮影を開始する。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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