映画『キューブリックに愛された男』(お薦め度★★★★)
巨匠キューブリックの専属運転手として30年間に渡って彼の身の回りの世話をしたイタリア人を通して、監督の人柄に触れられるドキュメンタリー作品です。
1999年に亡くなってから17年後にアメリカ人監督に縁のある人物を題材にイタリアで作られるのは、如何に世界的に人気があり評価されていたことがわかります。
キューブリックの最後の作品『アイズ ワイド シャット』でダレッサンドロ夫妻が出演という粋な計らいも、どれほど深い交流であったことがわかる逸話です。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:S Is for Stanley
制作年:2016
制作国:イタリア
内容時間:82分<スタッフ>
監督:アレックス=インファセッリ
製作:インティ=カルボーニ、フェデリカ=パニッチャ、アレックス=インファセッリほか
脚本:アレックス=インファセッリ、フィリッポ=ウリヴィエリ、ヴィンツェンツォ=スクッチマラ
撮影:ジジ=マルティヌッチ、エドアルド=カルロ=ボッリ
音楽:ジョン=カミングズ<出演>
エミリオ=ダレッサンドロ
アレックス=インファセッリ
(アーカイブ映像)スタンリー=キューブリック<イントロダクション>
あの天才監督S・キューブリックの専属運転手となり、30年間にわたって彼の身の回りの世話をし続けた愛すべき男、E・ダレッサンドロの半生を振り返るドキュメンタリー。1970年、とある荷物の運搬を手伝ったのがきっかけで、イタリア系移民のダレッサンドロは、ある人物から、専属運転手にならないかという誘いを受ける。その相手こそ、希代の天才監督キューブリックだった…。以後、車の運転のみならず、さまざまな雑用も日常的にこなすことになったダレッサンドロの口を通して語られる、巨匠キューブリックの意外な素顔が、何とも愉快で興味深いところ。イタリアのアカデミー賞に当たる第61回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で、本作はみごと最優秀ドキュメンタリー賞に輝いた。
<放送内容>
1970年のある雪の晩、ロンドンに住むイタリア系移民のダレッサンドロは、とある荷物の運搬仕事を請け負う。後日、彼の仕事ぶりを気に入った依頼主が、自分の専属運転手にならないかと、ふたたびダレッサンドロに声を掛けてくる。その人物こそ、映画監督のキューブリックだった。車の運転の腕は一流だが、映画のことは何も知らないダレッサンドロはそれを承知し、以後、30年間にも及ぶ2人の不思議な主従関係が始まることに。<鑑賞チャネル>
WOWOW
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