映画『ラストレター』(お薦め度★★★★)
岩井俊二監督のらしさが凝縮されています。
物語の構成の弱さはあるものの、良い作品です。
ちょっと大人のおとぎ話的な展開です。しみます。泣けます。
相変わらず、少女を描かせたら天下一品ですね。広瀬すずと森七菜の二人のいたいけで汚れのない乙女たちを瑞々しく映像化しています。森七菜が少女のあどけなさを表現しており、なかなかの演技力です。
キャスティングで驚いたのは、歌手の水越けいこが宗次郎の母役として登場していたことでした。学生時代に彼女の「ほほにキスして」はお気に入りでした。女優もしていたのですね。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
制作年:2020
制作国:日本
内容時間:121分<スタッフ>
監督・脚本:岩井俊二
企画・プロデュース:川村元気
撮影:神戸千木
音楽:小林武史<出演>
岸辺野裕里:松たか子
遠野鮎美/遠野未咲(回想場面):広瀬すず
乙坂鏡史郎:福山雅治
乙坂鏡史郎(回想場面):神木隆之介
岸辺野宗二郎:庵野秀明
岸辺野颯香/遠野裕里(回想場面):森七菜
岸辺野昭子:水越けいこ
阿藤陽市:豊川悦司
サカエ:中山美穂<イントロダクション>
松たか子、広瀬すず、福山雅治など豪華キャスト共演。「Love Letter」から25年、岩井俊二監督が新たに“手紙がつなぐ愛”を描いた。WOWOW製作参加作品。岩井監督が世に広く知られるきっかけになった「Love Letter」から25年。人と人のコミュニケーションの方法が大きく変わった現在、あえて人間同士ならではのぬくもりを再確認するように“手紙がつなぐ愛”を描いたのが本作。人気スターたちが華やかに結集したかのような1本だが、「シン・ゴジラ」の庵野秀明監督が重要な役を演じ、「Love Letter」の主演コンビ、中山美穂と豊川悦司も出演するなど、岩井監督が自身の映画愛を強く反映させたようなパーソナルな意欲作としても要注目といえよう。
<放送内容>
岸辺野裕里は姉・未咲の葬儀の場で、彼女の娘・鮎美から未咲宛てに届いた同窓会の案内と、未咲が鮎美に残した数々の手紙の存在を告げられる。その直後、裕里は姉の死を知らせるために向かったはずの高校の同窓会で、高校時代は自分と似ていた姉として誤解され続けてしまう。さらに初恋の相手で、今は小説家をしている乙坂鏡史郎と再会。ひょんな成り行きから裕里は姉のふりをしたまま鏡史郎と手紙のやりとりをするようになり……。<鑑賞チャネル>
WOWOW
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