単行本『本当はこわくない新型コロナウイルス』で正しく怖がろう!
題名:『本当はこわくない新型コロナウイルス 最新科学情報から解明する「日本コロナ」の真実』
著者:井上正康(いのうえ まさやす)
発行日:2020年10月12日
発行所:株式会社方丈社
11月からの新規感染者の増加を受けて、マスコミは第3波と呼び、PCR検査の陽性数で相変わらず恐怖を煽っています。同じことの繰り返しで進歩がありません。
このような時期だからこそ、冷静に考えなければなりません。そこで、最新コロナ情報をわかりやすく俯瞰的に解説した本書を読みました。今まで入手した情報のいろいろな疑問点が解決し、納得できます。
次の考察と提言がされています。
「新型コロナは健康な日本人には、”少し感染力の強い風邪”であり、基礎疾患のある高齢者を重点的にケアすることが有効であることも判明しました。」
「京都大学の山中伸弥教授が述べた”ファクターX”とは、”土着のコロナによる毎年の免疫的軍事訓練と新型の弱毒コロナ株による集団免疫の強化による感染への抵抗力”だったのです。」
「現在の緊急課題は「新型コロナを2類の指定感染症から格下げまたは除外する」ことです。さもなければ、毎年リスクの少ない無症状者を隔離して医療崩壊を招き、自粛を強要して社会を混乱させる元凶になり続けます。」
その通りではないでしょうか。今や新型コロナによる実害よりも、マスコミが煽った恐怖にによる人災が深刻化しています。
これまで毎年多くの季節性インフルエンザで1万人が死亡している事実には感心がないにも関わらず、新型コロナには過剰反応するのは違和感だらけです。
冬になればインフルエンザが流行って風邪をひくというサイクルに、新型コロナも乗っかった訳ですから、PCR陽性=コロナ感染者と日本に新型コロナが入ってきた今年の始めのときと同じ反応はナンセンスです。PCR検査は、ウイルスのRNAの断片を検出するだけなので、あくまで目安にすべきものです。
また、免疫力を高めれば高めるほど良いと考えるのは誤解だそうで、あくまでもバランスが大事とのことです。
ワクチンに関しても、抗体依存性感染増強(ADE)の可能性があり、デング熱、C型ウイルス肝炎、エイズなどに対しても有効なワクチンが開発されていないそうです。したがって、過大な幻想を抱かないことが大切だそうです。
本書を読んで、改めて感染予防を徹底すること、自分の頭で考えて行動することが重要であることを学びました。
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