単行本『右の売国、左の亡国』で深刻過ぎる日本を再認識した
題名:右の売国、左の亡国 2020sファイナルカット
著者:佐藤建志
発行日:2020年10月31日
発行所:株式会社経営科学出版
本書は、2017年にサブタイトル「2020年、日本は世界の中心で消滅する」で刊行されたものを、追加修正しています。
タイトルから突飛な分析と思っていたのですが、日本の現状を1945年の敗戦から読み解いており納得できました。
グローバル化やコロナ禍によって日本経済はボロボロになってますます悲惨な道を進んでいるにもかかわらず、右も左も抜本的な解決方法を用意することが出来ず、結局は亡国に向けての歩みを進めるだけであることが理解できます。
筆者はその解決方法を次のように述べていますが、戦後75年に及ぶ右と左の強固な翼賛体制が築かれていて容易ではないことも示しています。
「答えは単純と言えば単純です。ナショナリズムを本来の形、あるいは真の意味で再評価し、それを通じて日本否定の改革志向を脱却すればいいのです。」
全くその通りだと思います。
しかし、どうすれば良いのか、、、今までどちらかというとナショナリズムを否定してきた自分自身との対峙でもあると感じます。再学習しなければ、、、
本書は本当に重い提起をしてくれました。
| 固定リンク
コメント