映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』(お薦め度★★★)
蜷川実花監督らしい映像美の映画です。
死を扱っているのに、美しさに溢れていました。
太宰治を演じた小栗旬が魅力的な演技をしていました。今や邦画界における主演俳優として彼の右に出る者はいないでしょう。
3人のヒロインが登場しますが、中でも二階堂ふみは見事でした。十代の頃はカメレオン女優と呼ばれて突っ張っていて余裕を感じませんでしたが、最近の彼女は肩の力が抜けて、役になりきってずば抜けた巧さを見せてくれます。濡れ場での脱ぎっぷりも文句無しでした。彼女を観るだけでも価値があります。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
制作年:2019
制作国:日本
内容時間:121分
<スタッフ>
監督:蜷川実花
脚本:早船歌江子
撮影:近藤龍人
音楽:三宅純
<キャスト>
太宰治:小栗旬
津島美知子:宮沢りえ
太田静子:沢尻エリカ
山崎富栄:二階堂ふみ
佐倉潤一:成田凌
坂口安吾:藤原竜也
三島由紀夫:高良健吾
<イントロダクション>
主演に小栗旬。そして、彼を取り巻く3人のヒロインに、宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみと、豪華スターたちが一堂に集結。蜷川実花監督が極彩色の映像美で放った話題作。
「斜陽」「人間失格」などの名作で知られる太宰治。昭和の無頼派を代表する人気作家であった彼は、昭和23年、妻子がありながら、愛人のひとりと入水自殺を図り、わずか38歳でこの世を去ることに。そんな破天荒な人生を歩んだ彼が、妻、そして2人の愛人たちと織り成す愛憎劇を、「ヘルタースケルター」の蜷川監督が史実に虚構を織り交ぜ、彼女ならではの極彩色を駆使してデカダンなムード満点に表現。小栗、宮沢、沢尻、二階堂と、現代屈指の人気者たちの主役陣に加え、成田凌、藤原竜也ほか、共演陣も豪華多彩。
<作品内容>
昭和21年。妻の美知子や子どもがありながら、別の女性たちとの恋の噂が絶えない放蕩無頼の人気作家・太宰治。ある日彼のもとへ、作家志望の女性・太田静子から、私を愛人にしてほしい、と手紙が届く。彼女とあいびきを重ねた太宰は、静子の日記をもとに小説「斜陽」を発表し、これがベストセラーとなって彼の人気はさらに沸騰。そのころ静子は、太宰の子どもを身ごもっていたが、彼は山崎富栄という新たな愛人と恋に落ちる。
<鑑賞チャネル>
WOWOW
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