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2021.05.16

映画『アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男』(お薦め度★★★★)

派手さはないものの、歴史の暗部が明かされていくサスペンスは圧巻です。
ユダヤ人の検事長バウアーがナチスの残党を捕まえようとする戦いが描かれています。

ドイツ国民の空気も否定的で、検事長なのにほとんど四面楚歌だったとは驚きました。

自国の闇をえぐる価値ある作品です。

以下、WOWOWオンラインから引用。

<作品データ>
原題:Der Staat gegen Fritz Bauer
制作年:2015
制作国:ドイツ
内容時間:106分

<スタッフ>
監督:ラース=クラウメ
製作:トマス=クフス
脚本:ラース=クラウメ、オリヴィエ=ゲーズ
撮影:イェンス=ハラント
音楽:ユリアン=マース、クリストフ=カイザー

<キャスト>
フリッツ=バウアー:ブルクハルト=クラウスナー
カール=アンガーマン:ロナルト=ツェアフェルト
アドルフ=アイヒマン:ミヒャエル=シェンク
ウルリヒ=クライトラー:ゼバスティアン=ブロンベルク

<イントロダクション>
ナチスの大物アイヒマンを告発すべく、西ドイツのフリッツ・バウアー検事長は全力を注いだ……。衝撃の実話を映画化したサスペンス。ドイツ映画賞で作品賞など6冠を受賞。

第2次世界大戦後、海外逃亡したナチス戦犯を取り上げたサスペンスは多いが、本作の題材は最も悪名が高い大物戦犯だったアドルフ・アイヒマン。数百万人のユダヤ人を強制収容所に送ったホロコーストを指揮したからだ。そんなアイヒマンの追跡に執念を燃やした実在の検事長バウアーの公私を本作は再現。スリリングな上、バウアーの個人的な葛藤や苦悩にも迫ったのが感動を呼ぶ。バウアーに扮したのは「白いリボン」「ブリッジ・オブ・スパイ」のB・クラウスナー。「東ベルリンから来た女」のR・ツェアフェルト共演。

<放送内容>
1950年代後半、西ドイツのフランクフルト。ユダヤ人の検事長バウアーはナチス戦犯の告発に執念を燃やすが、大物戦犯アイヒマンが南米のアルゼンチンに潜伏しているとの情報を入手する。だが、国内に多いナチスの残党たちから妨害や圧力を受け、状況は進捗しない。そこでバウアーは国家反逆罪に問われるのを覚悟し、イスラエル諜報特務庁(モサド)に情報提供し、自分に代わって彼らにアイヒマンを捕まえさせようとするが……。

<鑑賞チャネル>
WOWOW

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