映画『150ミリグラム ある女医の告発』(お薦め度★★★★)
勝利するのに、その代償が大き過ぎて喜べない内容です。
救いは、主人公が最後まで前向きだったことでしょう。
社会派医療ドラマなのに流石はフランス映画です。ひねりが大きいです。
実話に基づいているので、事実に沿っているのでしょうが、本作からは巨悪とは戦
えないという戒めを示したとしか思えません。
”実際の現実はこうなんだ”と言われればそれまでですが、フランスの国民性なのでしょうか、彼らのエンターテインメントのあり方は全く理解できません。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:La Fille de Brest
制作年:2016
制作国:フランス
内容時間:128分<スタッフ>
監督:エマニュエル=ベルコ
製作:シモン=アルナル、カロリーヌ=ベンジョー、バルバラ=レテリエほか
脚本:エマニュエル=ベルコ、セヴェリーヌ=ボッシェム
脚本:ロマン=コンパン
撮影:ギョーム=シフマン
音楽:マルティン=ホイーラー<キャスト>
イレーネ=フラション:シセ=バベット=クヌッセン
アントワーヌ:ブノワ=マジメル
パトシェ:シャルロット=レンメル
アンヌ:ララ=ニューマン
ブルーノ=フラション:パトリック=リガルデ<イントロダクション>
糖尿病治療薬“メディアトール”に重大な副作用があることを世に訴えたフランスの女性医師は大手製薬会社などと戦う。実話に基づく、衝撃と感動の社会派メディカルドラマ。「モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由」で第68回カンヌ国際映画祭の女優賞に輝き、監督・脚本家としても評価が高いE・ベルコが監督。フランスの女性医師イレーネ・フラションが、糖尿病治療薬“メディアトール”に心臓弁膜症を引き起こす副作用があると考え、販売中止を訴え続けたという実話を映画化。製薬会社などから圧力を受けても自説を曲げず、エネルギッシュに行動するフラションの姿が感動的。主演は「インフェルノ(2016)」など世界的に活躍するS・B・クヌッセン。WOWOWの放送が日本初公開。
<放送内容>
2009年。地方にあるブレスト地域大学病院の女性医師イレーネは、自身の患者が原因不明の心臓弁膜症を発症して亡くなったことに疑問を抱き、患者が服用していたセルヴィエ社の薬“メディアトール”について調べると、これを服用して死んだ患者が他にも大勢いると気付く。イレーネはフランス医薬品安全庁に“メディアトール”の販売禁止を訴えでるが、セルヴィエ社や官庁から周囲に圧力が掛かって立場が危うくなっていき……。<鑑賞チャネル>
WOWOW
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