ドキュメンタリー番組「ホイットニー:本当の自分でいさせて」(お薦め度★★★)
歌手として大成功を収め、名声も富も獲得したのに、悲しい人生だったことが理解出来ます。
ホイットニー=ヒューストンの死亡が報じられたときには、トラブル続きで歌手として満足に歌えなくなっていたことは伝わっていたので、ほとんど関心がありませんでした。
本作で、デビュー前から兄たちの影響で麻薬に依存したことがわかり、彼女の死はさもありなんとしか言いようがありません。さらには、娘が同じく麻薬で死亡していたとは残酷な人生でした。
元モデルでもあり、1992年の初主演映画『ボディガード』で女優としても評価されていたのに、自身は自信がなかったとの可哀想な一面が語られています。あれだけの美貌があったのに信じがたい話です。
デビュー前からの親友ロビン=クロフォードが彼女を支えたものの、ボビー=ブラウンとの結婚により壊れたのも悲惨でした。
大ヒットしても黒人からは裏切り者呼ばわりされ、ゲイとして疑われたりと人種問題もずっと抱えていたとは、残念でなりません。
謹んでご冥福をお祈りします。
以下、WOWOWオンラインから引用。
<作品データ>
原題:Whitney: Can I Be Me
製作年:2017年
製作国:アメリカ・イギリス
上映時間:105分<スタッフ>
監督:ニック=ブルームフィールド(ニコラス=ブルームフィールド)
脚本:ルディ=ドレザル、ニッ=ブルームフィールド(ニコラス=ブルームフィールド)<キャスト>
ホイットニー=ヒューストン
ボビー=ブラウン
シシー=ヒューストン
カーク=ウェイラム
他
<イントロダクション>
ホイットニー・ヒューストン、グラミー賞授賞式直前の衝撃の死までを追ったドキュメンタリー。幼少期から薬物依存症との闘いなど彼女の人生を振り返る。グラミー賞授賞式を翌日に控えた2012年2月11日、名プロデューサーのクライヴ・デイヴィスが主催するパーティーに出席するために滞在していた米・ビバリーヒルズのホテルで不慮の死を遂げたホイットニー・ヒューストン。その突然の死は世界中に衝撃を与え、紆余曲折に満ちた彼女の人生は『ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー』でも描かれたが、それとは別の視点で描かれたドキュメンタリーが存在する。
題して「ホイットニー:本当の自分でいさせて」。早くから才能を発揮した幼少期、歌手としての輝かしい成功と暗い影、ボビー・ブラウンとの結婚を境に離れていった親友の女性との関係などを、ツアー映像や関係者の証言を交えて描いたこのドキュメンタリーは、光と影の“影”が際立つもので、物議を醸した作品でもある。ホイットニーとは縁の深いグラミー賞の授賞式直前にお届けする、興味深い番組だ。<鑑賞チャンネル>
WOWOW
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