文芸批評家・浜崎洋介氏の新講座「真説・日本近代精神史vol.2」に圧倒された
「真説・日本近代精神史vol.1」の戦前編に続き、戦後編になる「真説・日本近代精神史vol.2」ですが、まさに私自身が生きてきた時代を紐解いてくれました。
6月19日から視聴し、本当に勉強になりました。何となく知っていることが、出来事の詳細と時代における意義も学ぶことが出来ました。
サブタイトルにある「2度目の敗戦」とはポツダム体制とサンフランシスコ体制であること、そして重要な「日本国憲法」の問題が理解出来ます。
「55年体制」が確立して、私自身が理想主義=ポツダム体制に取り込まれて、左として反米ナショナリズムだったことを理解しました。
一方、右の現実主義=サンフランシスコ体制が親米保守であることも分かりました。
現代の日本人にとって必須の日本近代精神史です。
戦後史の枠組みを次のように分けて分析してくれます。
・1945〜1960年:「理想」の時代
・1961〜1974年:「夢」の時代
・1975〜1995年:「虚構」の時代
本講座で、今の日本が抱えている課題が全て戦後から存在していたことがわかり愕然としました。
当初4回の講座と紹介されていましたが、次の「平成編」の3回で完了します。今後の日本のためにどうすればいいのか、更に学びたいと思います。
講師:文芸評論家・浜崎洋介
真説・日本近代精神史vol.2 文学者が見た2度目の敗戦〜親米保守の欺瞞と日本人精神の崩壊第1章「属国と化した日本と戦後思想の始まり」〜ポツダム体制、日本国憲法、55年体制…戦後体制の起源
第2章「高度経済成長と60年安保体制」〜理想なき復興と色褪せる理想の時代
第3章「絶頂の1970年代と戦後的理想への反逆」〜偉大な文学者が感じた限界の予感とは何だったのか
第4章「バブル日本とポストモダン」〜1980年代に日本人としてのアイデンティティが蒸発した理由
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